灼熱のポールダンスの紹介:2006年プエルトリコ,アメリカ映画。子供の頃から父親にバレエを習い、バレエ・ダンサーになる夢を持ちながらもピザ屋で働くアマリリスが、父親の死を経て、プエルトリコからニューヨークに移り、生活の為ストリップ劇場に勤めます。そこでポールダンスを踊りながらも夢を捨てられないアマリリスは、ブロードウェイダンサーになれるのか、一人のダンサーの人生と隣に住む孤独な老人マイルズの人生を描いた作品で、見所はダンス、それもバレエ・サルサ・ポールダンスにフラメンコと、ダンス好きな人には嬉しい名作です。
監督:アルフレード・デ・ビーヤ 出演:ロゼリン・サンチェス(アマリリス)、ビル・デューク(マイルズ)、D・B・スウィーニー(クリスチャン)、ジェイミー・ティレリ(フランコ)、エリカ・ミシェルズ、ほか
映画「灼熱のポールダンス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「灼熱のポールダンス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
灼熱のポールダンスの予告編 動画
映画「灼熱のポールダンス」解説
この解説記事には映画「灼熱のポールダンス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
灼熱のポールダンスのネタバレあらすじ:起
審査員達の前でバレエを披露するまだ幼い少女アマリリスは、演技を終えて自信に満ちた表情で父親の元へ戻ります。
時を経て、車椅子に乗った父親に踊ってみせるアマリリス。ピザ店で働くアマリリスは帰宅するとドラッグの売人をしている夫アンジェロに仕事の愚痴を言うものの、母親とTVを見ながら返事をする事に腹を立てて家を飛び出します。その夜、元バレエダンサーだった父は自殺をします。
家に帰りたくないアマリリスは友人の家に泊まり、荷物を取りに自宅に戻ったとき、母親とアンジェロがキスをしているのを見てしまいます。
バレエを再開しようと友人の従兄弟であるホルヘを頼り、ニューヨークに渡ったアマリリスでしたが、ホルへは留守にしていました。隣人のマイルズがホルヘの部屋へ案内してくれ、ホルヘの部屋を使うようになります。
灼熱のポールダンスのネタバレあらすじ:承
仕事を探すアマリリスの目に留まったのはダンサー募集のチラシ。“クラブ・ラブラドール”でポールダンスを見たアマリリスは、そのまま店を出ます。
帰宅したアマリリスに、マイルズは息子レッドの話をして、豆のスープをご馳走してくれます。
“クラブ・ラブラドール”に面接に行ったアマリリスはダンスを見せると、ダンサー達からも拍手をもらいますが、次は徐々に服を脱いでいくように言われ、最後は全裸になってダンスをします。
トイレで吐いたアマリリスに同僚のダンサーは「ヴァージン喪失と同じ。最初が辛いの」と慰めます。その日からアマリリスは“イエロー”と言う名で店に出る事になります。
仕事にも慣れてきた頃、仕事仲間と飲みに行った時、常連客クリスチャンの話が出てきます。他の客が歓喜している中、静かに見つめるその客がクリスチャンなのでした。
灼熱のポールダンスのネタバレあらすじ:転
ある日、舞台で怪我をしたアマリリスに駆け寄るクリスチャン。アマリリスは入院先でクリスチャンが医師である事を知ります。クリスチャンと飲みに行ったアマリリスは、クリスチャンに尋ねます「ストリップを見るとき何を考えてる?」クリスチャンは「妻の事を考える。もういないがね。出て行ったんだ」と答えます。
アマリリスが「クラブへは何のために?」そう聞くと「別に意味なんか無い、だが初めて君のダンスを見たとき、妻にも感じたことのない気持ちになった。守りたいと。」2人はキスを交わします。
マイルズを尋ねて息子のレッドがやって来ます。レッドが出て行った後、興奮したマイルズをアマリリスが慰めると、マイルズは心を開き、事故で妻を亡くしたことや、その後10歳だったレッドを養子に出した事を話します。
灼熱のポールダンスの結末
アマリリスはブロードウエイに向け、練習を欠かしませんでした。
クリスチャンにオーストラリアへの移住を提案され荷物をまとめますが、夢を捨てられず、ブロードウェイダンサーのオーデションに行き、審査委員から「君は特別だ」と言われ、見事採用されます。
マイルズはレッドから孫の写真を見せられ、心穏かになり、アマリリスは入院中の母に会いに行きます。看護師は「あなたやお父様の事を話すと興奮して…とても大変なんです。辛抱強く接してあげてくださいね」
母親を見つけたアマリリス。母もまたアマリリスに駆け寄り、2人は抱きしめ合いました。今日のアマリリスは真っ赤なフラメンコ衣装を身に着け、華麗にステップを踏んでダンスを楽しんでいました。
♪彼女はダンサーだからひたすら踊り続けるその名はイエロー♪
以上、映画「灼熱のポールダンス」のあらすじと結末でした。
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