愛のイエントルの紹介:1983年アメリカ映画。東欧、ユダヤの教えで女性が学問を禁じられていた時代に、1人の女性が自由に学ぶために男装して大学に入り、そこで学問と同時に人を愛する喜びを知る。
監督:バーブラ・ストライサンド 出演:バーブラ・ストライサンド、マンディ・パティンキン、エイミー・アーヴィング、ネヘミア・パーソフ、スティーヴン・ヒル、アラン・コーデュナー、
映画「愛のイエントル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛のイエントル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「愛のイエントル」解説
この解説記事には映画「愛のイエントル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛のイエントルのネタバレあらすじ:起
1904年の東欧、まだ女性に学問が禁じられていた時代にユダヤ教の小さな村で哲学者の父と暮らすイエントルは、周りに隠れて父から教えを受けていた。学ぶことに懸命なイエントルは結婚話に見向きもせず、そんな娘の行く先を案じながら彼女の父はこの世を去る。そしてイエントルは父が去ったこの村でこれまで通り学ぶことはできないと悟り、髪を切り男装して村を出る。町にたどり着いたところでイエントルは大学生のアヴィグドールに出会い、亡くなった弟の名前アンシェルを名乗って彼に同行し、彼の通う大学の口頭試問に合格して晴れて大学生となる。学問の自由を手に入れたイエントルは意欲的に学び、仲間と議論する日々を楽しんでいた。
愛のイエントルのネタバレあらすじ:承
ある日、イエントルはアヴィグドールの婚約者ハダスの家での晩餐会に親友として招かれ、そこで美しく従順なハダスと、彼女を見るアヴィグドールの熱いまなざしを見て心が揺れ動く。その日からイエントルはアヴィグドールを意識しはじめ、彼に恋していることに気づく。そんな中、アヴィグドールの弟が自殺していたことがハダスの親に知られ、教えに反する自殺者がいる呪われた家系だとして婚約が破棄され、後釜としてイエントルに白羽の矢が立てられる。ばかばかしいと取り合わないイエントルにアヴィグドールは誰とも分からない相手より親友に彼女を任せたいと懇願する。イエントルが断ると傷心のアヴィグドールは町を出ようとしたため、彼を引き止めたい一心でイエントルはハダスと結婚することを承諾する。
愛のイエントルのネタバレあらすじ:転
成り行き任せで結婚式まであげてしまい、結婚初夜にイエントルはハダスの心にはまだアヴィグドールがいるとして、無理強いをしないという理由でなんとか逃れることができた。その後もなんとか凌いできたが、そのうちにハダスはイエントルを愛するようになり、彼女のほうから求めるようになったため、これ以上偽り続けることは出来ないと覚悟したイエントルは真実を明らかにすることを決意する。
愛のイエントルの結末
アヴィドールを誘って町に出たイエントルは、そこで自分が女であることを打ち明ける。事実を知ったアヴィドールは激怒するが、学びたかったために偽り、彼を愛してしまったために打ち明けたことを聞くと、彼の中でもイエントルに対する思いがあったことに気づき、2人で別の場所に行って暮らそうと話す。しかしアヴィグドールはイエントルに女としての役割を求めたため、自分の生き方と相容れないと感じたイエントルは結婚は無効だとするラビとハダスにあてた手紙とともにアヴィグドールを1人ハダスの元へ帰らせ、そしてイエントルは偽らずとも自由に生きられる場所を求めて海を渡る。
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