映画「YETI イエティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
YETI イエティの紹介：2008年アメリカ映画。有名学生フットボールチームの乗った飛行機が嵐に遭いヒマラヤの山中に不時着し、そこにいた伝説のUMAイエティに遭遇し襲われるという内容のモンスターホラーです。知る人ぞ知る、ラグビーチームの乗った航空機がアンデス山中に墜落し、生存者が死体を食べて生き残った実話の「アンデスの聖餐」にUMAをかけあわせたような作品です。
監督：ポール・ジラー 出演者：カーリー・ポープ（サラ）、マーク・メナード（ペイトン）、アダム・オバーン（レイビン）、エド・マリナロ（コーチ）、オナ・グラウアー（フューリー）、クリスタル・ロウ（アシュリー）、ブランドン・ジェイ・マクラレン（ライス）、エルフィナ・ラック（キーラ）、クリス・ポープ（カルシア）、クリスチャン・テシエ（デニス）、ピーター・デルイーズ（シェパード）ほか
この解説記事には映画「YETI イエティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
雪深いヒマラヤの山中で、3人の男が洞窟を見つけ進みます。洞窟の中には伝説のUMA、イエティがいて3人は襲われます。
有名学生フットボールチームを乗せた旅客機が日本に向かうため飛行しています。機内ではサラを口説くペイトンや、コーチに自分を認めてもらいたい選手など、思い思いに過ごしています。
ちょうどヒマラヤ山中に差し掛かった頃、嵐に突っ込んでしまいます。「シードベルトを締めてください」と連絡する乗務員の声と同時に、機体は揺れはじめ酸素マスクが降りてきます。やがて機体は山にぶつかり、機長の必死の運転で雪深い山の中に不時着します。
半数近くの人が死んでいる中、フットボールチームのリーダーのペイトン以下、フットボールチームの10人近くが生存しています。ペイトンが中心になり今後の行動を話し合い、かろうじて生きていた機長から聞いた、機体の後部にある無線機を探しに行くのをガルシアとアンドリューが担当し、残りのメンバーはベースキャンプを作り、死体を雪の上に並べ、そして機内から食料や使える物を集める役割となりました。
そのころ、山の上の方からは、イエティがペイトンたちを見ていました。
しばらく歩いてやっと無線機を見つけたガルシアとアンドリューでしたが、血の付いた跡が洞窟に続いているのを見つけ「生存者かもしれない」と言って、二人は洞窟に入ります。
しかし、そこはイエティの巣で、逃げる途中アンドリューが襲われてしまいます。助けようとアンドリューの腕を引っ張ったガルシアの手には、アンドリューの腕だけが残ります。その後ガルシアは崖を登るのに失敗し、足を骨折すると、アンドリューの腕を添え木にして縛り付け、墜落現場に向かいます。
夜になり、飛行機の中で夜を明かしていると、イエティが並べた死体を盗んでいくのをサラが見ます。ペイトンらに話すものの、誰も信用しません。翌朝、ガルシアは再びイエティに遭遇し、斜面を転がりながら逃げます。
救援隊のシェパードとフューリーは、墜落地点近くにヘリコプターで降り、歩いて向かっています。
ペイトンはサラと二人でウサギを捕まえ、メンバー達で焼いて食べます。食料が尽き、疲労も限界に来たころ、レイビンが、「食べる物が無くなったら死体を食べることに賛成しろ」とライスたちに根回しを始めます。
その言葉通り、ペイトンらはウサギをとることが出来なくなり、死体を食うか否かの決断を迫られます。ペイトンは生きるために死体を食べる決心をしますが、キーラだけは弟の死体があることから反対します。
翌日、遂にペイトンが死体を解体して肉を取り、キーラ以外が焼いて食べます。全員無口になり重々しい雰囲気が続きます。
その夜、何者かが機内に入ってこようとします。レイビンが思わず信号弾を打ちこみます。倒れていたのはガルシアでした。ガルシアは顔に信号弾を食らってすでに死んでいました。脚にはアンドリューの腕が添え木にされていたことから、ペイトンらはサラの言葉を信じます。
その後、キーラは皆に隠れて、死体を全て焼いてしまいます。大切な食料でしたが、誰もキーラを責めることはできませんでした。
皆が眠りについたころ、イエティが焼かれた死体を見て怒りの形相になります。そして機体を壊し始めたのです。全員が飛び起きイエティをかわしながら逃げ出しますが、アシュリーとデニスが襲われて殺されてしまいます。
その様子を双眼鏡で見ていたフューリーはシェパードを叩き起こし、墜落現場へと向かいます。イエティがライスに襲いかかります。近くにいたサラが抵抗すると、イエティはサラを抱えて走り出します。レイビンが信号弾をイエティに見舞いますが、毛が燃えただけで、イエティはジャンプしながら洞窟へと走って帰って行きました。
翌朝、「サラを助けに行く」と言うペイトンとレイビンが対立します。そこへシェパードとフューリーが到着します。ペイトンが「サラを一緒に助けに行ってくれ」と言うと、シャパードはあっさりOKし、レイビン以外も「一緒に行く」と賛同します。
全員が洞窟に着くと、イエティ用の落とし穴を作り、シェパードとペイトンが洞窟に入ります。サラはイエティに抱えられて寝ていて、近くにはイエティの子供もいます。サラがそっと抜け出し、3人は走って洞窟を抜け出します。
追いかけて出てきたイエティをシャパードが次々銃で撃つと、2体とも落とし穴に落ちます。しかし、銃声が原因で雪崩が発生し、イエティを埋め尽くし、ペイトンらは岩陰に隠れて助かったのです。
これから4時間歩いてヘリコプターに向かいます。半分近く来たとき、イエティが穴から出てきてレイビンを襲って殺します。フューリーとシェパードが銃で向かっていきますが二人とも殺されてしまいます。
ペイトンら4人は走って逃げますが、断崖絶壁に阻まれます。ペイトンはイエティに飛び掛かり、崖から落とそうとしますが、イエティに足を掴まれ落とせなくなっています。サラ、ライス、キーラの3人が力を合わせてペイトンを助け、イエティを崖下に落とします。助かったペイトンはサラに「付き合ってくれるね」と言って抱き着きます。後ろではライスが「ヘリコプターがきたぞ」と言っています。
そのころ、墜落現場ではガルシアが目を覚まします。生きていたものの、雪の中からイエティの子供が出てきます。
以上、映画「YETI イエティ」のあらすじと結末でした。
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