映画「ズーランダー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ズーランダーの紹介：2001年アメリカ映画。トップモデルのデレク・ズーランダーは、ライバルのハンセルにトップモデルの座を奪われ落ち込んでいましたが、そこに有名デザイナー、ムガデュからショーモデルの依頼を受けデレクは快諾します。ですが実際は、デレクを洗脳しショーに出席するマレーシア首相を暗殺させる為でした。
監督：ベン・スティラー 出演：ベン・スティラー（デレク・ズーランダー）、オーウェン・ウィルソン（ハンセル）、クリスティーン・テイラー（マチルダ）、ウィル・フェレル（ムガトゥ）、ミラ・ジョヴォヴィッチ（カティンカ）、ほか
この解説記事には映画「ズーランダー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
長い間男性モデル界のトップだったデレク、3年連続受賞していたモデルオブザイヤーをライバルのハンセルに奪われてしまった上に、励ましてくれたルームメートの友人３人も悪ふざけが過ぎガソリンスタンドで爆発事故を起こし亡くなってしまいました。不幸のどん底に落とされたデレクは、自分がモデルになった事で疎遠になっていた父親と兄弟が居る故郷へ帰り、彼らの働く炭鉱で一生懸命働き認めてもらおうとしますが、か弱いデレクは失敗ばかり、認めてもらうどころか冷たくされ突き放されてしまいます。そんな中、人気デザイナーのムガデュは次回ファッションショーのモデルにデレクを起用したいと言い出します。が本当の狙いはデレッグを洗脳し暗殺者に育て、ショーに現れるマレーシア首相を暗殺するためだったのです。ムガデュは今までマレーシアの児童労働力を使い安価で服を縫製していたのに、それを禁じた首相を恨んでいたのです。デレクの事務所社長モーリーも暗殺計画に共謀していました。さらにムガデュは読み書きが苦手な子供の為のグレッグ・ズーランダーセンターの建築計画もちらつかせ、彼を誘い込みます。
ムガデュのショーモデル依頼を快諾したデレクはムガデュの部下のカティンカの監視下にある“エステ・スパ”にデレクを連れていきますが、実は彼を暗殺者に仕立てるための施設だったのです。そこでショーで流す“リラックス”という曲で暗殺開始のサインになるよう洗脳します。一連の怪しい動きを取材していた雑誌記者マチルダはデレクに危険が迫って居ることを話しますがデレクは聞こうとしません。そんな中彼女の元にある男から話があると電話が入ります。デレクとマチルダは彼に会い、ファッション業界は昔から政治と深い関係があり、現在まで男性モデルは暗殺に利用される事が多く、その後殺害されるのだという話を聞きます。彼は以前伝説の手モデルとして活躍しムガデュとも仕事をしていたプレウィットという男でした。ですがその場にカティンか達が現れ銃を乱射。身の危険を感じたデレク達はハンセルの家へ匿ってもらうよう頼みます。この事件でデレクは、自分が洗脳されて居た事に気づくのでした。
お互いライバルとして仲違いしていたデレクとハンセルでしたが、実はハンセルはデレクに憧れていたと分かり仲直りします。そしてマチルダも自らの悩みなどを打ち明け３人は心も体も裸になり抱き合い夜を共に過ごします。そしてデレクとマチルダはお互いに惹かれ始めていました。デレクとハンセルはモーリーの事務所に忍び込み、彼のコンピューターに暗殺計画の証拠がないか探しますが、コンピューターの扱いを全く知らない二人はファイルを見つけられませんでした。そうこうして居るうちにショーの開始時刻が迫りデレクは会場へ向かいます。
マチルダは会場へ行きデレクを止めようとしますが、カティンカに捕まってしまいます。ショーは始まり“リラックス”が流れ、デレクはマレーシア首相へ向かっていこうとしましたが、DJブースに忍び込んだハンセルは曲を危機一髪で変更、DJを倒し、持ってきたモーリーの コンピューターをランウェイに放り投げ破壊、パソコンの知識がゼロのハンセルは、証拠ファイルが実際に中にあると思い、中から取り出そうとしたのでした。もうファイルが取り出せないとがっかりするマチルダでしたが、モーリーは、ムガデュと共謀し隠し続けてきた罪悪感から、暗殺計画を認め、他にもコピーファイルがあると告白します。デレクを暗殺に使えなかったムガデュは自分で手裏剣を投げ首相を殺害しようとしますが、デレクの新しいキメ顔技、“マグナム”のオーラに阻止され暗殺計画は失敗、ムガデュは連行されます。
数年後、ズーランダーは実際に読み書きが苦手な子供のためのズーランダー・センターを創設。そしてそこにはデレクと瓜二つの男の子を抱っこするマチルダの姿。幸せいっぱいの３人なのでした。
この映画の感想を投稿する