はじまりのうたの紹介:2013年アメリカ映画。音楽をテーマにしたヒューマンドラマで恋人に裏切られて失意を抱えつつバーで歌う女性が、ある音楽プロデューサーの男と出会い思わぬ運命をたどる。少し迷っても大丈夫だよ、きっとよくなると慰めてくれる感じがする映画です。
監督:ジョン・カーニー 出演:キーラ・ナイトレイ(グレタ)、マーク・ラファロ(ダン)、ヘイリー・スタインフェルド(バイオレット)、アダム・レヴィーン(デイヴ)、ジェームズ・コーデン(スティーヴ)ほか
映画「はじまりのうた」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「はじまりのうた」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「はじまりのうた」解説
この解説記事には映画「はじまりのうた」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
はじまりのうたのネタバレあらすじ1
映画の音楽に使われた彼氏の音楽が人気で、有名会社との契約によりニューヨークに来ることになった主人公と主人公の彼氏。二人は一緒に局を作ったりいつものように仲良く暮らしていたが、ある日、曲作業のために出張にいった彼氏が帰ってから彼女に曲を聞かせます。歌を聴いてすぐ自分のためのラブソングではなくほかの人を考えながら作った曲だと気づいた彼女は彼氏と別れて友達の家に入ることにします。
はじまりのうたのネタバレあらすじ2
友達はアマチュアの歌手で、ある日自分が歌うことになったバーに彼女を連れて行きます。そしてそのバーで彼は自分だけではなく客に自分の友達の歌も聞いてほしいといって彼女にマイクを渡します。シンガーソンぐライターである彼女は自分が作った一曲を歌います。そこである男性が、自分は有名な音楽プロデュサーだと声をかけます。彼は昔多数の有名な歌手を出したプロデュサーだったけど、7年前から自分の気に入る歌手が見つからないのが理由で一人の歌手も育てることができなかったため職をなくすことになっていました。
はじまりのうたのネタバレあらすじ3
そんな彼は彼女が作った曲を聴いて、すぐ契約がしたいといいますが彼女は断ります。でも、彼があきらめず彼女を説得した後、もしやる気があったら連絡してほしいといい二人は別れるが、次の日、彼女が契約することを提案し連絡をします。でも彼女はデモCDすらもってなくて、会社側ではまずデモCDを作ってくることを提案するが金がない彼は会社にお金を出してくれることを頼むけど会社は断ります。無理だと思っているときに彼女からニューヨークという場所そのままをスタジオとして曲のデモCDを作ることを提案します。彼は自分が知っている演奏者たちに後払いだけど協力してほしいといって人を集めて、彼女は友達に頼んで録音に必要な機会を借ります。
はじまりのうたのネタバレあらすじ4
それから二人はニューヨークの色々な場所で録音を始めます。曲だけではなくニューヨークという町の色々な雑音も録音されてしまうけど、逆にそれを曲の雰囲気として、曲の一部として録音をしていきます。最初はできるか不安に思っていた二人がどんどん楽しんで、一つ一つ曲を録音するにつれてお互いを知るようになり、仲良くなっていきます。その中である日、元彼から彼女に会いたいという連絡がきます。久しぶりに会った彼女に元彼は自分の新曲を聞かせるが、彼女は曲本来の魅力がなくなったと彼に言います。曲本来が持つ感じは消してほしくないと。デモCDの録音が終わった二人は会社にもって行きます。
はじまりのうたの結末
それを聞いた会社側はこのアルバムは絶対売れるといい、契約することを提案するが、彼女は堂々と考えてみるといい、まず彼を会社に復職させてと提案します。デモCDを録音する間に家族との関係も回復できた彼は仕事も戻れることができます。最終的に契約すると思ってた彼女が契約をせずにオンライン上に彼と作ったアルバムを公開することを最後にこの映画は終わります。
以上、映画「はじまりのうた」のあらすじと結末でした。
はじまりのうたのレビュー・感想
仕事も家庭もうまくいかない男と失恋した女が出会って音楽を通して悲しみやつらさを乗り越えて成長する単純なストーリのこの映画が特別に思えたのはこの映画を見ている自分をこの映画が暖かくハグしてくれてる感じがしたからです。この映画は台詞と映画に出てくる様々な曲で私を慰めてくれました。‘少し迷っても大丈夫だよ。きっとよくなると’言われたようでした。
「はじまりのうた」感想・レビュー
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同じ夢を持っていたのに、途中で恋も音楽も裏切った恋人に失望する主人公。そんな中無理やり友人に小さなステージに上げられ歌った曲が落ちぶれたかつての人気プロデューサーに響き、やがてNY中に、SNSを通じ世界中に音楽が響いていく。
街中でのレコーディング、最小限の機材だけど、才能のある若者たちやいい曲、キーラの優しい歌声がすごくイキイキしていてワクワクしました。
夜の屋上でのレコーディングが一番高揚して、とにかく娘のギターが格好いいです。
薄暗い照明の部屋にずっといるような気分から救われていくような、その全てを音楽が包んでくれるような映画でした。
何度も見てしまう一本です。 -
新しい街でひとりぼっちで…。その新曲を歌い始めるシーンから始まる本作。NYの街並み、人の流れ、そこに流れる美しい音楽。マルーン5のボーカルだけでなく、キーラ・ナイトレイの透き通るような歌声も必聴。ダンと見つめあって別れていくシーンはとても考えさせられたし、一人自転車で帰る場面はオープニングで歌っていた曲を思い起こさせた。名作です。本当に美しい。
夢を追いかける映画は沢山ありますが、これは優しくてちょっと切ない、ほっこりする作品です。音楽を題材にしたストーリーなので、出演した俳優たちが楽しそうに演奏するシーンなどが印象的でした。また、サウンドトラックも良曲だらけで、映画を観ていない人でも楽しめるくらい良い曲ばかりです。どんな人でも経験する挫折やそれでも夢を追うことの素晴らしさを、音楽を通じて優しく教えてくれます。お気に入りの映画の一つになりました。