最後の約束の紹介:2009年日本ドラマ。嵐の5人が出演する新春スペシャルドラマとして制作された作品。5人が一つの目的を持ってそれぞれの役目を果たし、最後の約束が果たされるよう見届けます。時限爆弾が仕掛けられているというビルの中で、ドキドキしながら、そして嵐の5人を楽しみながら見られる作品です。主題歌は嵐の「空高く」です。
出演:大野智(益子悟)、櫻井翔(富澤友紀夫)、相葉雅紀(棚田昭)、二宮和也(山際修司)、松本潤(後藤望)、ほか
映画「最後の約束(2009年嵐主演)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「最後の約束(2009年嵐主演)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「最後の約束(2009年嵐主演)」解説
この解説記事には映画「最後の約束(2009年嵐主演)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
最後の約束のネタバレあらすじ:起
2010年1月9日、エネバイオ・本社ビル。
後藤望(松本潤)はバイク便で社長の娘・新見有里子(黒木メイサ)に届ける書類を渡すためビルに入ります。14時43分のことです。
同じ頃、益子悟(大野智)はタイムクリーニングという清掃業者として、予期していなかった新人・飯尾晴夫(小堺一機)を連れてのことになりましたが、エネバイオの地下エントランスから中に入ります。
棚田昭(相葉雅紀)はビル内のカメオコーヒー店で店員として働いています。轟冬子(大塚寧々)と楽しそうに雑談をしています。
富澤友紀夫(櫻井翔)はロニー生命保険で営業を担当しています。富澤はビルで働いている冬子と合うべくエネバイオビルの受付へ行きますが、アポイントのない人は入ることができず、やむなく冬子にエントランスまで来てもらい、保険の勧誘を始めます。冬子が以前に海外保険に入っていたこと、何度も北欧に旅行していることに触れて新しい契約を求めます。
山際修司(二宮和也)はビルの15階にあるセキュリティーセンターで上司の岡中進一郎(藤木直人)のもと、すべての電機システムを制御し、たくさんのスイッチ類を前に仕事をしています。エネバイオ・本社ビルのセキュリティシステムは日本有数だと言われています。
清掃業者の棚田はビルの地下通用口で「イギータ」と前もって決めていた音声認証を通して中に入ります。新人が、イギータってどういう意味なんですか?と質問します。棚田は、イギータは高校の時に好きだったサッカー選手でゴールキーパーをしており、手を使わないことで有名だったこと、サッカーチームの中では欠かせない存在だったことを話します。
時刻は14時56分。わずか15分程度の出来事ですが、偶然同じビルに居合わせた5人の若者たちの身に事件が起こります。
最後の約束のネタバレあらすじ:承
15時00分、ビルのどこかで時限爆弾の爆発まで残り90分のタイマーが作動します。ビルの出入り口のドアは閉ざされ、パソコンや電話などの通信機器が停止します。ざわつき始める社内では、各フロアのモニターに武装した覆面男の映像が映し出され、「このビルは我々が占拠した」と宣言します。
逃げようとする社員でビル内はパニックとなりますが、すべてのドアは閉ざされています。犯人はセキュリティセンターを占拠し、従業員の行動はすべて監視されていました。新見社長(津川雅彦)が90分以内に身代金3億円を持って現れれば従業員は解放すると言います。そして、新見社長が現れなければビルに仕掛けられた爆弾が爆発すると警告します。
犯人の目的は身代金ではなく、バイオ燃料の生成データだと睨んだ社長の娘・有里子は、バイク便の後藤と共に研究室からデータ一式を持ち出します。保険屋の富澤は冬子や従業員たちと共に集められています。セキュリティセンターの山際は犯人指示のもと社内の出入り口を閉鎖しています。清掃業者の益子と飯尾は換気ダクトを通じての脱出を試みます。コーヒー屋店員の棚田は15階のトイレから警察に通報し、犯人が30人くらいいると話します。
時間は刻一刻と迫り、皆は呆然とし、意気消沈する人、涙にくれる人など、不安でいっぱいになります。従業員は全員5階に集められています。その頃、警察は新見社長とともにエネバイオ・本社ビルへと向かっていました。タイムリミットまで45分のところで、新見社長は会社に到着、人質となっている社員たちは歓喜に沸きます。しかし警察からの指示で新見社長はなかなか車から降りてきません。
最後の約束のネタバレあらすじ:転
セキュリティセンターでは山際が上司の岡中と相談し、5階と2階のB-1通用口のロックを解除。その隙に従業員たちが逃げ出しますが、山際たちは犯人に銃を向けられ再度ロックをかけます。ほとんどの従業員が逃げ出すものの、富澤と冬子は逃げ遅れ、5階に閉じ込められたままです。後藤は犯人ともみあいになり銃弾を受けてその場に倒れます。有里子が犯人に抵抗するものの目隠しされ連行されてしまいます。飯尾は無事にビルから脱出していました。
爆破時間が迫る中、ビル内には新見社長の娘・有里子が取り残されています。新見社長は我慢の限界となり、警察の静止を振り切り身代金を持ってビルに入っていきます。そして新見社長と娘の有里子、そして冬子もビルの15階セキュリティセンターに集められ、テロ犯と対面します。
新見社長は「いったい何が欲しいのか、本当の望みはなんだ」とテロ犯に問います。テロ犯は「報道陣の前で昔話をしていただくだけでいい。10年前に社長の会社で取り扱っていたゼブリンという薬で、服用した人間を死に至らしめた。副作用で死んだ人間に謝罪をしてほしい。」と語ります。「お前たちは一体何者だ」という新見社長に、犯人は「知りたいですか?」と言うと、テロ犯は自分たちのマスクをとります。
最後の約束の結末
犯人たちがマスクをとると、そこにいたのは、益子、棚田、富澤、後藤の4人でした。そしてそれらを指揮していたのはセキュリティセンターの山際でした。これまで犯人を演じていたのは、彼らの高校時代の後輩たちでした。従業員が逃げ出すどさくさに紛れて犯人たちは入れ替わっていました。
そして犯人たちは今回の爆弾テロを起こした理由を話し始めます。自分たちの高校時代の同級生でサッカー部キャプテンだった、木田友成(通称イギータ)は以前の会社で新見社長の作ったゼブリンという痛み止め薬が原因で劇症肝炎で死亡。それはちょうど10年前の今日でした。
全員がサッカー部の仲間で、みんなから信頼されていたイギータは自分のケガを隠して痛み止めを飲んでいた。それがゼブリンでした。しかし肝臓に疾患のあるイギータは飲んではいけない薬だったのです。部活の最後の大会直前に入院、病室からはグラウンドが見えていて、試合に勝ったら花火をあげてほしいとイギータは言っていたが、結局見せてやることは出来ず、そのまま帰らぬ人となりました。
裁判では社長がゼブリンの危険性を知っていたかどうかに焦点があてられたが、危険性の事実を知らなかったと主張し、訴えが認められることはなかった。高校最後の試合にも負け、裁判にも負け、死んだ原因もうやむやにされてしまったのです。
法律で裁けないのなら自分たちの手ではっきりさせるしかなかった。そしてこの90分の試合を挑んだのだと犯人たちは言います。彼らは責任逃れをした社長を許すことができなかったのです。それでこの爆弾テロを計画し、新見社長に公衆の面前で謝罪をするように迫ったのです。
それでもシラを切りとおそうとする新見社長に、冬子が証言します。自分の父親も劇症肝炎で死亡、新見社長が薬を取り寄せた北欧の会社を突き止め、サインの入った契約書も見た。それは紛れもなく新見社長が薬の危険性を知る証拠だったと。有里子の説得もあり、新見社長はついに真実を話し謝罪する決心をします。
警察が強行突入しようとしたその時、新見社長が外に出てきました。そして報道陣の前で謝罪しました。
その頃、5人の若者たちは排気口を通じてビルから逃げ出していました。街のはずれにある高台の「(イギータとの)約束の丘」へとたどり着いた5人は、時限装置のカウントがゼロになると同時に打ち上げられた花火を見ていました。
それは10年前、イギータに見せてあげることが出来なかった花火でした。こうしてイギータとの「最後の約束」は無事に果たされたのでした。
以上、「最後の約束」のあらすじと結末でした。
「最後の約束(2009年嵐主演)」感想・レビュー
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最後の約束は、とっても良い映画です
嵐がやってたのをYouTubeで、みつけました
それで見ました
またやって欲しい -
エキストラで出演してましたが、
インチキエキストラ会社でギャラがほとんどもらえなかった。
これは映画ではなく嵐がスペシャルドラマとしてやっていたものです。
だけど、いい話です。