美しすぎる母の紹介:2007年スペイン,フランス,アメリカ映画。富豪の家庭で起こった息子による母親殺害事件。そこにいたるまでのスキャンダラスな内容を描いた衝撃作。実話を基にしたエドガー賞受賞作「SAVAGE GRACE」を映画化。
監督:トム・ケイリン 出演:ジュリアン・ムーア(バーバラ・ベークランド)、スティーヴン・ディレイン(ブルックス・ベークランド)、エディ・レッドメイン(アントニー・ベークランド)、エレナ・アナヤ(ブランカ)、ヒュー・ダンシー(サム・グリーン)、ほか
映画「美しすぎる母」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「美しすぎる母」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「美しすぎる母」解説
この解説記事には映画「美しすぎる母」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
美しすぎる母のネタバレあらすじ:富豪との結婚
ニューヨーク。貧しい家庭に生まれ育ったバーバラは日ごろから「お金持ちのいい男を見つけなさい」と言われてきた。その美貌と社交性でバーバラは富豪ベイクランド家の三代目、ブルックスを射止め結婚。アントニーという息子を授かる。しかし自らの生まれを払拭するかのように上流階級との付き合いに興じ、品のよさを取り繕い、自由奔放に振舞うバーバラに、ブルックスの心もしだいに離れていく。
美しすぎる母のネタバレあらすじ:崩壊の始まり
一家はヨーロッパに移り住み、青年となったアントニーは上流階級に固執するバーバラに反発するようになる。ある日、アントニーは海辺で知り合い付き合い始めた女性ブランカを伴い、両親と食事を共にするが、この夜をきっかけにブルックスとブランカが関係を持つようになる。バーバラに2人の関係を知られなじられたブルックスは、バーバラとアントニーを捨てブランカの元に走る。
残されたバーバラとアントニーはヨーロッパを転々として過ごす。夫の愛を失ったバーバラはますますアントニーに執着するようになるが、母を愛するゆえにアントニーはその呪縛から逃れることができない。
バーバラとアントニーはパリに居を移すがそこでバーバラが自殺を図る。アントニーはブルックスに「戻ってほしい」と訴えるが願いは聞き届けられることなく時は流れる。
美しすぎる母の結末:愛憎の果て
その後、2人はロンドンに移る。バーバラは相変わらず上流階級の人間との付き合いに余念がなく、アントニーの友人関係にも口をはさむようになり、ついには実の息子であるアントニーに対して性的行為におよぶ。抗えずなすがままのアントニーは徐々に精神錯乱状態に陥り、ナイフでバーバラを刺して死なせてしまう。
連絡を受けてかけつけた警察官が見たのは、台所で倒れているバーバラの横で食事をしているアントニーの姿だった。
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