映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルの紹介:2000年公開のアニメーション映画。クレヨンしんちゃん映画シリーズの第8作目。アクション仮面の最新映画上映試写会が行われる、豪華客船のツアーに参加した野原しんのすけ。しかし、そこへ突然現れたサルたちが大人たちを南の孤島に連れ去ってしまう。その中にはしんのすけの両親とアクション仮面役の俳優、郷剛太郎もいた。大人たちを助けるために、しんのすけや風間君たち“かすかべ防衛隊”が立ち上がる!
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」解説
この解説記事には映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのネタバレあらすじ:南の海
大好きなアクション仮面の映画「南海ミレニアムウォーズ」の完成記念による、豪華客船の旅に参加した野原しんのすけ。家族のみさえやひろし、ひまわりとシロは当然ながら、友達の風間くん・ネネちゃん・マサオくん・ボーちゃんとその母親たちも一緒だった。(ボーちゃんは両親が参加できず、マサオくんの母親が保護者代わり)テレビのCMでアクション仮面が倒されてしまうシーンに不安になりながら、映画を楽しみにしているしんのすけたち。上映日当日にゲストのアクション仮面を演じる俳優・郷剛太郎も合流し、子供たちは船にあるシアタールームに集まって鑑賞が始まった。その頃、船に乗っていた大人たちは突然現れたテナガザルの襲撃に会い、客船を乗っ取られてしまう。サルたちは子供たちのいるシアタールームも占拠。サルは子供を置いて、剛太郎も含めた大人を海に浮かぶ孤島に連れていってしまった。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのネタバレあらすじ:いざジャングルへ
日が暮れて不安になるこどもたちのなか、しんのすけは待つのも飽きたから助けに行こうと提案する。賛同した風間くんたち“かすかべ防衛隊”は翌日船に積んであったジェットスキーで島に上陸しジャングルの中へ入っていった。最初は残った足跡を辿っていたが、途中で見失いジャングルの中迷子になってしまい、コーラと間違えてしょうゆを持って来てしまったため、何も口にできず暑さにやられ動けなくなってしまう。もう駄目だと思った矢先、ボーちゃんが水の音が聞いたと言い、藪を抜けた先で本当に大きな池を見つける。しかしそこは大量のワニが生息する危険な場所だった。どうしても水が飲みたい皆はマサオくんに囮を頼み無事水分を確保。マサオくんも容器が無い代わりにしんのすけの口に蓄えた分を貰ってちゃんと飲めた。一方船に残された妹のひまわりと愛犬シロ。暑さが嫌になり、自棄になったひまわりも島へ向かうことになった。最初に風間くんたちが乗ろうとしていたカヤックを降ろし、シロが後ろを押して進み無事上陸。シロが臭いを嗅ぎ、一人と一匹はジャングルへ突入する。夜も更けた頃、岩場で休んでいたしんのすけたちは泥だらけのひまわり、シロと合流。明朝、ひまわりとシロも一緒に大人たちを助けに出発する。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのネタバレあらすじ:ジャングルの王 パラダイスキング
途中で崖から川へ、川から滝つぼに落ちたしんのすけたちは、バナナの木が立ち並ぶ場所に到達する。そこはあのテナガザルたちのテリトリーだった。風間くんたちが捕まり、しんのすけとひまわりも追い詰められるが、号泣したひまわりを見てサルは大人しく手を引き二人を見逃した。バナナ運搬用のトロッコで連れていかれた皆を追うため、線路を進むしんのすけの前に、派手な色彩のタンカーを見つける。内部に潜入したしんのすけはサルの親玉である巨大なアフロヘアの男、パラダイスキングと手足を拘束された剛太郎を発見する。長年島を支配してきたパラダイスキングは、猿にできない事をさせるために、船の人間を奴隷にしようと計画を立てていた。更に、子供を屈服させる目的でアクション仮面になって戦えと剛太郎に持ちかける。アクション仮面は架空の存在だと、最初はそれを拒んでいたが捕まった風間くん・ネネちゃん・マサオくん・ボーちゃん・シロを見せられ、申し出を受け入れた。急いでひろしたち大人と助けようと、しんのすけはその場を後にした。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのネタバレあらすじ:人間の底力(ケツだけ歩き)
島に連れて来られた大人たち。男性陣はパラダイスキングの威光を世界中に知らしめる為のアニメ、巨大なパラダイスキングの銅像を作らされ、女性陣はサルたち専用の食堂で働かされていた。失敗したり反抗的な態度をとると、手足を縛られたまま牢屋に使われているロッカールームのロッカーに詰められてしまう。ひろしやみさえも同じ場所のロッカーに入れられてしまうが、しんのすけのおかげで外に出ることが出来た。他のロッカーに閉じ込められた数人の大人を救出。その中にいた船長が縄を解こうとするも失敗して、しんのすけの提案したお尻を使って歩く「ケツだけ歩き」に賛成する。牢屋を出たしんのすけたちはその光景に驚き逃げるサルたちを蹴散らし、次々と人々を開放していく。残るパラダイスキングを倒す為、アクション仮面との対決に使われるコロシアムに向かうのだった。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのネタバレあらすじ:頑張れ、アクション仮面!
観衆はテナガザルだけの完全アウェーのなか、アクション仮面こと剛太郎VSパラダイスキングの戦いが始まった。複数の格闘技を学んだ剛太郎だが、力でサルたちを手下にしたパラダイスキングの実力に圧倒されていく。そこへ、しんのすけと大人たちがコロシアムに乱入。倒れ伏す剛太郎の姿を目にしてしまう。声援を送り、舞台に上がるしんのすけ。「そんな弱い奴より俺の方がカッコイイ」と挑発するパラダイスキングに、しんのすけは「正義の味方のアクション仮面が好き」「今はやられてても、最後は絶対に勝つ」と涙目になりながら訴える。再開する試合に野原一家が応援を送り、他の大人たちも舞台袖で声援を送り続ける。それを見た剛太郎は声援に応え叫び、冴えた動きで反撃にでた。難色を示したパラダイスキングはサルに命令して柵にしていた竹を使い、即席のジャングルジムでコロシアムの舞台を覆う。素早い身のこなしでジムを上り、空中から攻撃を繰り出していく。応戦する剛太郎は奇襲を受け捕まってしまうが、しんのすけがジャングルジムを伝い、アフロの中に入ったことで拘束が解かれた。その姿に影響されて、大人たちは共に戦うために立ち上がり、今度は剛太郎も一緒にケツだけ歩きを炸裂。サルたちを追いかけまわしコロシアムの隅に追い立てる。風間くんもこの時点でようやく捕まっていた竹籠から救出された。復讐に殺気立つ大人たちだが、怯えて泣きだしたひまわりの声で我に返る。シロをアフロに見立て頭に乗せたしんのすけの言葉に、サルたちは大人しくジャングルの森へ帰っていった。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルの結末:最後の戦い アクション仮面空へ
そうしているうちに姿を消したパラダイスキングを気にしながら、今のうちにとタンカーを脱出して客船に戻るしんのすけたち。島を離れ安心するが、パラダイスキングが一人乗り用の小型ヘリコプターで追いかけて来た。積んでいたダイナマイトを海に投げ込み、船を攻撃するパラダイスキングに挑む為、ジェットパックを使い飛行する剛太郎。しんのすけも足に掴まりついていってしまう。空中戦が繰り広げられるなか、途中でしんのすけを落とし下半身にダメージをくらう目にあいながら、奮戦する剛太郎。しかしジェットパックの燃料が切れてしまい、パラダイスキングのヘリコプターに掴まるのに精一杯で手も足も出ない。「オラがアイツをやっつける」と単身立ち向かうしんのすけ。小さい体で動き回り、体をくすぐったりアフロの中で暴れたりとパラダイスキングを翻弄する。痺れを切らしたパラダイスキングは標的を客船に変えて、ダイナマイトで沈めようと導火線に点火した。機転を働かせたしんのすけは、ダイナマイトを靴の片方でアフロに向かい弾き飛ばし、隙を作った瞬間ケツだけアタックで顔面に攻撃。パラダイスキングを気絶させ、客船の屋外プールへ三人は落下する。アフロから取り除いたダイナマイトと残りのダイナマイトを乗せたヘリコプターは空中で爆発し大破。他の乗客員に取り囲まれ、パラダイスキングはようやく降参した。事件の後、仕切り直しになった試写会を最後まで見届けたしんのすけ。逆転勝利で終わった映画を見て、アクション仮面のような強くて優しい大人になるとひろしとみさえに約束した。家族で夕陽を眺めながら、幕を閉じる。
以上が、クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのあらすじと結末です。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルの声優・監督
監督:原恵一 出演者:矢島晶子(野原しんのすけ)、ならはしみき(野原みさえ)、藤原啓治(野原ひろし)、こおろぎさとみ(野原ひまわり)、玄田哲章(アクション仮面/郷剛太郎)、大塚明夫(パラダイスキング)ほか
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