ウルトラヴァイオレットの紹介:2006年アメリカ映画。世界がファージと呼ばれる感染者と人間との血液戦争が行われた時代に、ヴァイオレットと一人の少年により最低な世の中でも救いがあると教えてくれる物語。
監督:カート・ウィマー 出演者:ミラ・ジョヴォヴィッチ(ヴァイオレット)、キャメロン・ブライト(シックス)、ニック・チンランド(ダクサス)、ウィリアム・フィクトナー(ガース)、セバスチャン・アンドリュー、ほか
映画「ウルトラヴァイオレット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウルトラヴァイオレット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウルトラヴァイオレットの予告編 動画
映画「ウルトラヴァイオレット」解説
この解説記事には映画「ウルトラヴァイオレット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【ファージが出来た理由】
アメリカ研究所が古くから潜在した謎のウィルスを発見した事で、そこから兵士用の肉体強壮剤を作り出そうとしたが、代わりに恐ろしい感染症を生み出してしまった。感染症の名前は通称HIV「ヘモファージ・ウィルス」と言い、瞬く間に感染は広がりこの世界は何もかもが変わってしまった。テロに怯える時代は過去のものとなり、今度はウィルスに怯える時代となったのだ。医療機関は感染の拡大を防ぐ事に乗り出し、感染者でない者はマスクを着け、感染した者は腕章を付けられ一目で感染者と分かる様に区別した。そのうち感染者を施設に収容し始めたが、そこから戻ってくる者は一人も居なかった。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【ヴァイオレット達と人間】
ヴァイオレットが感染したのは今から10年以上も前の事で、子供を妊娠し夫と共に幸せに暮らしていた時の事だった。ある日突然、黒の防護服に身を包んだ兵士達が押し入り、ヴァイオレットの目の前で射殺されてしまいヴァイオレットは夫の血を浴びてしまう。感染したヴァイオレットは妊娠中の子供も中絶させられて、一瞬にして全てを失ってしまったのだ。その日からファージとなったヴァイオレットは、生き残ったファージ達と抵抗軍を結成し地下へ潜り政府への反撃を始めた。感染したファージ達は、超人な身体能力が備わり人間達の恐怖でもあった。政府もファージ達を封じようと必死であった、それが「血液戦争」の始まりとなった。ヴァイオレットもその身体能力を生かし、夫と子供を殺された政府を恨み復讐する日を狙っていたのだ。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【狙われる研究室】
高いビルに黒く丸い球が何個も突っ込んだ、その球はビルに入るとファージへと姿を変えた。中に居た白い防護服の研究医達を、次々と襲い殺していき奥へと進んで行った。タンクが立ち並んだ部屋へ入ると、周りを囲まれてしまい侵入したファージは銃で撃たれてしまう。すると数人の男がファージに近づき、手袋をすると侵入者の口を開きファージの特徴でもある歯を確認するのだ。ファージの肩辺りに収納されている刀の様な物を引き出すと、「クラフトスペーステクノロジー」といった次元を圧縮する装置でとても珍しい物だった。しかし妙な点に気づく、入って来たのなら脱出経路が無くてはならないが、それが何処にも見当たらなかったからだ。ファージは最初から脱出するつもりはなく、汚染させるつもりで侵入してきた。その事に気づいた時は遅く1人の男にファージの血液が付着しており、感染したとみなされ仲間達に即刻銃で撃たれて殺されてしまった。その施設ではファージを撲滅させる為の、研究を進めていて完成間近だったのだ。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【この世界のトップ】
この恐怖の世界を支配する医療機関のトップ、すなわち枢機卿はダクサスという名の一人の男性であった。ダクサスにより全てが動かされていた。研究室が襲われた事でテロがかつてない程激化している事や、生き残っているファージ達は精鋭中の精鋭達である事をダグサスに伝える。するとダグサスは高笑いし「彼らは精鋭などではない、滅亡寸前まで追い込まれた今、力を振り絞って悪あがきしているだけだ」と罵る。そしてこの10年間でウィルス研究所で開発した兵器があれば、ものの数日で地球上のファージを抹殺する事が出来ると高を括る。そしてその兵器は間もなく派遣した特殊により、ダグサスの元へと運ばれる事となっていた。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【侵入者】
その頃ヴァイオレットは枢機卿の秘密特殊として研究所へと侵入しようとしていた。入口ではDNAの分析やファージである目の特徴などが機械により調べられたが、無事問題なく入り込むことに成功した。次の調べはもっと精密で椅子に座らされたヴァイオレットは、椅子に固定されると椅子から何本もの装置が伸びてきて、ヴァイオレットの目や口を開かせ、ファージの特徴である網膜への着色が無いか目に針を刺され調べられた。また手首に太い管の針を刺され大量の血液を採取される、人間である事の検査も同時にされる。この検査で引っかかってしまったヴァイオレットは、衣服を脱がされスキャナーにかけられ持ち物は全て消毒されると、ようやく中へと入る事が出来た。そこで任務内容を知らされる事になる、その任務とはファージを壊滅させる兵器を運ぶ事であった。ヴァイオレットが「そんな重要な兵器なら、何故武装部隊に運ばせないの」と問うと、「武装部隊なら既に出発した」と告げた。ファージはこの兵器を奪う為に必死になっているはずだから、そのオトリとして武装部隊を使い代わりに特殊派遣であるヴァイオレットに任務の遂行を依頼したのだった。すると一つのケースを渡され「決して中を開けてはいけない」と言われ、またケースの中身は今から9時間後に自動的に破壊される事も知らされる。その時、本物の特殊派遣が到着しヴァイオレットが偽の派遣員である事がバレてしまうのだ。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【正体がバレる】
ヴァイオレットが検査をくぐり抜けた事を問い詰める施設員に、部下が「代謝抑制剤で血液の組成を変えたのかも」と言った。また12年前にこの施設から逃亡した事やファージである事も知られてしまう。正体がバレてしまったヴァイオレットはケースを奪い取ると、次々と襲ってくる敵をやっつけ外に停めてあったバイクにまたがると追ってくる敵から逃げる。追ってくる敵の多さから一人の男に連絡する、それは同じファージの仲間ナーヴァで「ケースを届けるのが無理なら、中身を破壊しろ」と命じられた。それを聞いたヴァイオレットは「中身を確認し破壊する」と告げると、ナーヴァは「よせ血液バンクへの襲撃は失敗もう崖っぷちだ、例え何があってもケースの見てはならない、もし追い詰められたらすぐにそれを破壊するんだ」と中身が何であるかを知っている様な口ぶりで言った。何とか敵をかわし逃げ切る事に成功したヴァイオレットの目の前に、デジタルで映し出されたナーヴァが現れ「何故中を破壊しなかった」と怒る。ヴァイオレットは追っ手から逃げ切った事を告げると、ナーヴァはケースを持ってくる様にヴァイオレットに告げると姿は消えた。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【ケースの中身】
ナーヴァが居るニードルタワーへと着いたヴァイオレットは、エレベーターの中でケースの中身を確認する。するとそこには兵器などではなく、1人の少年が液体に浸かり入っていた。驚くヴァイオレットはエレベーターに中で考え込む、そして少年を隠すとデジタルで作り上げた子供の入ったケースだけを持ってナーヴァの元へと行った。そしてナーヴァにケースの中身は兵器でなく人間の子供だった事を告げると、「ケースの中を見たのか」と言われるが、「私は命を懸けてケースを持ってきた、私にはケースの中身を知る権利がある」と言った。ヴァイオレットは研究室の中へと入り込むために、人間に成りすます様に命を懸けていた。ケースを開けるナーヴァに「兵器じゃない、ただの子供よ無害だわ」と告げると、ナーヴァは「その両方だ、子供であり同時に兵器でもある。この子の血液の中で俺達全員を殺せる抗体を培養している接触性だ」と言った。また「細胞を霧の様に大気中ばら撒かれたら、俺達ファージにとってはいわば殺虫剤になるのだ、何処にも逃げ場はない絶滅だ」とナーヴァは全てを知っていた。それを聞いたヴァイオレットは血中にウィルス抑制因子があるなら、逆の作用を持つ抑制因子も持っていると考えた。そこから自分達が人間に戻る治療法があるのではと思いついたヴァイオレットは、「血液バンクを汚染するより100倍良いい、この子が選択肢を与えてくれた」と告げるが「選択肢があっても、もう選んである」とナーヴァは言い子供を殺そうとし、任務が終わったヴァイオレットを帰らせた。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【少年と逃亡】
銃で子供を打つとデジタル映像である替え玉という事に気づき、ヴァイオレットを追いかけてくる。隠してあった少年を連れタワーから逃げ出す為に上の階へと行った。しかし上の階は「ブラット・シノワ」という、ファージでも政府側についている人間でもない独立した者達の集まる場所であった。ブラット・シノワに通してくれる様に頼むが、断られてしまい戦う羽目となってしまった。ブラット・シノワを絶滅させ少年を探すと、少年はタワーの縁に立ち自殺しようとしていたのだ。ヴァイオレットは少年を説得し自殺を思い留まらせる。少年を連れ逃げるヴァイオレットの前に、ダグサスが現れ少年はファージには何の役にも立たない事、少年は研究所で育てた知能を持たない子供である事、また少年は自分の息子だと言う。怒ったヴァイオレットはダグサス達に銃を連射させ、その場から逃げ電車に乗り逃げるのだ。少年に「勘違いしないで、あなたを助けたのは自分達の為、もし追い詰められたら躊躇なく殺す」と告げるが、少年は何を言っているか分からない様子であった。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【少年シックス】
仲間であるガースに連絡をし状況を伝えると、「頼むからその子を連れて来ようなんて考えるなよ、今までの研究を無駄にしたくない」とヴァイオレットの頼みを断る。電話を切られ途方に暮れるヴァイオレットだったが、少年が居ない事に気づき慌てるが少年は呑気に人間と接触していたのだ。怒ったヴァイオレットは少年に命を狙われている事を説明するが、やはり何も分からないといった表情でヴァイオレットを見つめてくるだけだった。ヴァイオレットがゆっくり自己紹介をすると、少年は手で「6」という数字を現し名前がシックスである事が分かった。シックスの血液だけでも持って帰ろうと腕を出す様に命令するが、ゆう事を聞かないシックスに「本当に怖いのはこの私達」と脅すと、シックスは「もし僕がここで叫べば、二人とも殺される」とヴァイオレットに告げた。つまりシックスは知能を持たないフリをしていただけだったのだ。その事を知ったヴァイオレットは「ダクサスはあなたが話せる事を知らないのね、今どういう状況だか分かる?」と言うとシックスに人間とファージの間で激しい戦争が起きている事を説明し、シックスの体の中で何かが作られている事、それがファージや人間にとっても大切な事、だからシックスは狙われ追われている事を説明した。そしてヴァイオレットはシックスに「あなたは今、地球上で一番価値のある人間なのよ」と言った。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【ガースの元へ】
少年を連れガースの元へと助けを求めて行くと、ガースは観念したかの様に少年を調べ始める。血液を分析する為にシックスに腕を出されると、シックスの腕には何度も注射針を刺された跡があった。その頃、ナーヴァ達はダグサスに捕まり仲間達は殺されてしまっていた。そして一人残ったナーヴァにダグラスは、お互いに利益になる話をしようと言う。シックスと話をする絶滅寸前のヴァイオレットに「死んじゃうの?」と言うシックス「ええ」と答えると「可哀想に」とシックスは同情するのだ。しかしそのシックスも数時間の命であった。人間の血で感染したヴァイオレットに輸血をするガースは、シックスが書いたと思われる化学式をヴァイオレットに見せた。ガースの検査で分かった事は、シックスの血液の中にはファージウィルスを抑制する抗体を持っていないという事だった。つまりシックスの血液からはファージを救う治療薬は作れない事を意味していた。それよりまずい事にシックスは体内に有効範囲100メートに追跡装置を持っていて、ヴァイオレット達にとって危険な存在であった。それなら何故、人間達がシックスを必死に取り戻そうとするのかが分からないとヴァイオレットは言った。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【ナーヴァとの戦い】
シックスを連れガースの元を去るヴァイオレットは、使い捨て電話を購入するとガースに携帯電話が追跡されていたからすぐに場所を移動するようにと告げた。シックスは自分のせいだと責める、そんなシックスに食事を摂らす為にクレジットカードを渡すと、シックスにマスクをする様に指示した。するとシックスは何かを悟った様に「さよならヴァイオレット」と告げた。シックスの姿を見送るとヴァイオレットはその場を後にするが、追跡隊がやって来た事でシックスを助けに向かってしまい二人共捕まってしまう。目を覚ましたヴァイオレットの目の前にはナーヴァが居て「甘く見るな、素早さもパワーもお前と私は互角だ」と言った。しかしヴァイオレットは「そうね、でも怒りの強さは10分の1もない」と言うと、ナーヴァに戦いを仕掛けるのだ。ナーヴァはシックスに銃を向けると「この子の血液の中に何を持っていると思う?」とヴァイオレットに問うが「彼が何を持っていようと構わない」と言った。するとナーヴァは「ファージを殺す抗体ではなく、人間を殺す抗体だった、これ一つで全人類が絶滅する」と教える。「何故、人間が人間を殺す抗体を?」と不思議に思うヴァイオレットに、ダグサスが人間と対等になれる提案を持ちかけて来た事を話し、ヴァイオレットにシックスから手を引けと告げる。しかしヴァイオレットはその提案には乗らず、シックスを助ける。目を覚ましたシックスが「僕の体には何が入っているの?」と聞く、「強い毒性タンパク質を入っていて、それがあなたを蝕んで命を奪ってしまうの」と本当の事を教えるのだ。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【クローン】
ダグサスにシックスを助けてくれる様に交渉するが、交渉は決裂してしまう。「それでも子供の父親なの?」と怒るヴァイオレットだったが、「違う、僕には父親は居ない」とシックスは言った。するとその言葉を聞いてダグサスは本当の事を話し始める。シックスはダグサスのクローンで8体の内の6番目だという事が分かった。ヴァイオレットはクローンでも子供であるの事には変わりはないと訴えるが、ダグサスは馬鹿にした様に壊れかけの人間とバンパイアのお前は似た者同士だと言うと、ヴァイオレットに壊れていない新しいクローンを作ってやると言う。その上、シックスを渡せばヴァイオレットを助けてくれると話を持ちかけるのだ。その話を断るとデジタル化した自分の姿を、ダグサスの前から消した。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【真実】
シックスを助ける為に本物の姿でダグサスの元へとやって来たヴァイオレットを見て「瘴気か?」と馬鹿にするダグサスだったが、しかしそれもデジタル化したヴァイオレットだった。ダグサスの部下は600人おり、圧倒的に不利であったからだ。ダグサスにシックスの解毒剤を渡す様に言うが、ダグサスはそんなものは無いと言う。人間を殺す抗体だから、少なくとも自分と自分の食事係には絶対に投与するはずだと言うと、「鋭いな、正解だ確かに解毒剤はある」とダグサスは言った。ダグサスはシックスから抗体を取り出し大気中へばら撒けば、人間達は解毒剤を求めて押し寄せるはずだと考えていた。それを聞いたヴァイオレットは「絶滅させたかったのはファージでしょ?」と問うと、ダグサスは「確かにそうだった、過去系だ」と言うと続けて「ファージは絶滅したも同然だ、しかし私みたいに世界を支配するには市民に恐怖感を与えておくのが一番だ、だから代わりを与えるのだ」と自分の為だけに抗体を作り上げた事を告げる。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【助けられたヴァイオレット】
シックスと共に公園の遊具で遊んでいると、シックスは力つき倒れてしまう。駆け寄るヴァイオレットは涙を流し崩れ落ちた。そこへダグサスのヘリがやって来て、ヴァイオレットは銃で撃たれ、シックスは抗体が抽出できるかも知らないと連れて行かれてしまう。しかしヴァイオレットは変装して忍び込んでいたガースにより、救い出され4時間にも及ぶ手術により命を助けられていた。それを聞いたヴァイオレットは「やっと死ねたのに、また苦しみを繰り返せと言うの?」とガースを責めるが、ガースはヴァイオレットに好意を抱いており助けたかったのだ。ベッドで眠るヴァイオレットの元へガースから電話が入り、以前シックスが書いた数式がファージを救う鍵だと告げる。それを聞いたヴァイオレットはシックスを助けに向かう。ガースは「シックスはもう死んでいる、時間をくれれば数式を解けてヴァイオレットを救う事が出来る」と言い、医療施設の中へ入ろうとするヴァイオレットを止めるが、「あの子は生きている、感じるの」と言うと中へと入って行った。
ウルトラヴァイオレットのネタバレあらすじ【最後の戦い】
中へ入ると大勢の兵士達が責めて来たが、全てをかわすと手に負った傷の血を握りしめると、ヴァイオレットの手袋は血で赤く染まり、そしてそれが全体へと広がるとヴァイオレットの衣を赤く染める。ダグサスはシックスは死んでいるのに、自殺行為だとヴァイオレットの行動を不思議に思うのだ。ダグサスの元へと辿り着いたヴァイオレットは、ファージの血をかけ戦いを挑む。するとガラス張りのドーム型の天井が閉じられ、中を真っ暗にすると「私が見えるか?」とヴァイオレットに聞くのだ。焦るヴァイオレットに「見えない?感染したのに光に敏感にならなかったのか、私の様に」と告げた。驚くヴァイオレットにダグサスは自分が此処の研究医であった事、ヴァイオレットと同じ感染者である事を教える。そうダグサスこそこの医療機関で最初にファージに感染し、それを世界中にばら撒いた人間だったのだ。怒り狂ったヴァイオレットは剣を炎で灯すと、ダグサスの姿を見える様にし戦った。ヴァイオレットは真っ暗な床に炎で燃える剣を置きダグサスの気を引くと、反対側からダグサスを銃であの世へと葬る事に成功したのだ。
ウルトラヴァイオレットの結末【生き返る】
戦いを終えシックスに声を掛けるヴァイオレット、シックスは目を覚まし何故生きているのかと不思議がる。シックスが死ななかった訳は、シックスが倒れた際ヴァイオレットから零れ落ちた涙が体内に入ったからである。シックスに「あなたは生まれ変わったの」と告げると、ヴァイオレットは力尽き苦しそうにする。心配するシックスに「大丈夫」と言って安心させるが、「大丈夫じゃないよ」と言うとヴァイオレットに話し始める。「良く聞いて希望はあるんだ」と言う、ヴァイオレットは「分かってる、もう見つけたわ」と言うと二人で外へと出た。「心の傷をシックスが癒してくれたように、ガースは私を戻せるだろか?」と確かではない不安な気持ちはあったが、こんな世界にも希望がある事が分かりホッとするのだ。この戦いで確かに言える事は、いつの時代でも不当な権力を翳し憎しみを振りまき、罪なき人々を苦しめる者が救われる事は無いという事だ。
以上、映画「ウルトラヴァイオレット」のあらすじと結末でした。
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