13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティの紹介:2004年アメリカ映画。13歳の誕生日を迎えたジェナは大人の女性に憧れており早く30歳になりたいと願っていました。誕生日パーティーに幼馴染のマットから手作りドールハウスをもらい願いの叶う粉をふりかけてもらいました。その後目覚めた彼女は30歳、雑誌記者の敏腕編集者として順風満帆な生活をしていた。理想と現実のギャップに戸惑いながらも本当に大切なものを見つけていく様子を描く。
監督:ゲイリー・ウィニック 出演:ジェニファー・ガーナー(ジェナ)、マーク・ラファロ(マット)、ジュディ・グリア(ルーシー)、アンディ・サーキス(リチャード)、キャシー・ベイカー(ビバリー)、ほか
映画「13ラブ30 サーティンラブサーティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「13ラブ30 サーティンラブサーティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「13ラブ30 サーティンラブサーティ」解説
この解説記事には映画「13ラブ30 サーティンラブサーティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
13ラブ30 サーティンラブサーティのネタバレあらすじ:起
ジェナは13歳の誕生日を控えていました。彼女は早く大人の女性になりたくて仕方がありません。学校でイケてるルーシーを中心とする女子集団、“シックスチックス”のメンバーに憧れ彼女達の一員になりたいと願っていますが、幼馴染で隣に住むマットは、ジェナのままが一番良いと言い、いつも彼女を見守ります。誕生日パーティーの日、マットはジェナが欲しがっていたドールハウスを手作りで仕上げ、ジェナの目の前でキラキラ光る“願いが叶う粉”を振りかけます。ジェナは感激します。が、シックスチックスとジェナが大好きなイケメン、クリスが来た途端、ドールハウスをクローゼットに置いて彼らの元へ行きます。ルーシーはジェナを目隠ししクローゼットでクリスを待つように言います。が、代わりにマットを送り込み自分たちはパーティーから抜け出します。クリスが来ると思いウキウキしていたジェナはマットが来たことに怒り自己嫌悪に陥ります。そのままクローゼットに閉じこもり早く30歳になりたい、と願います。その時、夢が叶う粉がジェナに降りかかります。
13ラブ30 サーティンラブサーティのネタバレあらすじ:承
ジェナが目覚めるとそこはニューヨークの豪華アパート。彼女は夢が叶い30歳のジェナになっていたのです。ですが中身は13歳のまま。彼女は人気女性雑誌ポイズの編集者として活躍しルーシーも同僚になっており、有名スポーツ選手のイケメン恋人も居たのです。あまりの出来事に慌てた彼女は実家に電話をするも両親は旅行中、ですが、なんとかマットの居場所を突き止め会いに行きます。現在は写真家のマットからジェナがあの日、クローゼットから出て来てドールハウスをマットに投げつけた事、パーティーを境に話さなくなった事やその後ジェナがチックスシックスのリーダーになった事、高校生の時から二度と会ってない事を聞き愕然とします。必死に自分の身に起きている不思議な出来事を説明します。マットはその様子が見て心配し、家まで送ります。ジェナはその夜行われる雑誌社主催のパーティーへマットを誘います。職場ではジェナの今までと違う様子に驚きを隠せません。周りの反応から見ると、30歳のジェナは、仕事は出来るけれど、かなりイヤな女で男グセも悪く皆から嫌われているようです。ですが中身13歳のジェナはその明るさと奔放さで仕事も突っ走ります。そんな中、雑誌ポイズは危機に瀕していました。なぜかライバル雑誌スパークルが同じような特集を組み売り上げを伸ばしていたのです。編集長は社内の誰かがスパイとして情報を流しているのでは疑います。
13ラブ30 サーティンラブサーティのネタバレあらすじ:転
雑誌社主催パーティーが始まりましたが、客はどんどん帰って行きます。焦る編集長、そこでジェナはマイケルジャクソンの“スリラー”をDJに頼み自ら踊り始めます。そこへマットがやって来て二人で踊り始めると、周りの客達も踊り始めパーティーは大盛況になりました。30歳になった自分を謳歌するジェナでしたが日が経つにつれ、30歳の自分がいかに酷い事をして来たか、さらに実感することになります。両親とも疎遠、ルーシーや同僚達がジェナの悪口を言っているのを聞いてしまいます。ジェナは今まで自分が犯してきた罪を償うべく、雑誌の危機を救おうと必死で仕事に打ち込みます。そこで今までのポイズとは雰囲気を変えた写真を撮るべくマットに写真撮影を依頼します。撮影期間中、二人は打ち解けお互い惹かれ始めていました。ですがマットには婚約者がおり近く結婚式を挙げる予定だったのです。二人の心は揺れます。次号雑誌の企画プレゼンテーションの日がやって来ました。ルーシーの案は見事ボツ、ですがジェナの新しいポイズを提案するプレゼンはマットの写真の素晴らしさもあり大好評。次号はジェナの提案が受け入れられました。が、面白くないルーシーはジェナのデスクを勝手に漁り、ジェナがライバル雑誌スパークル編集長に陰で情報を漏洩していた証拠の手紙を見つけます。ルーシーはジェナのアイディアと写真をスパークル社に全部漏洩します。怒るジェナでしたが、それを始めたのは誰でもないジェナだったのです。ルーシーは漏洩の見返りとしてスパークル社で良い待遇を約束され転職、そしてジェナを訪れたマットに、写真がボツになった事やジェナが彼とは違う道を歩み始めたと嘘ばかりを伝えます。
13ラブ30 サーティンラブサーティの結末
傷心のマットはジェナに会えぬまま結婚式に臨みます。ジェナは挙式が行われるマットの家に忍び込み、タキシードを着たマットへ自分の思いを伝えます。マットはジェナに再会してから彼女に惹かれていたと言いますが、長い間違う人生を歩んで来て妻になる人も居る今、もうどうしようもないと伝えます。そしてクローゼットに大切にしまってあった当時のドールハウスを彼女へ再びプレゼントします。ジェナはマットの幸せを祈り部屋を後にします。彼女は裏庭の片隅でドールハウスを前に座り込み泣きます。本当に大切な事は何だったのかやっと分かったジェナ、目を閉じる彼女にドールハウスの屋根に残っていた魔法の粉が風に乗って降りかかります。目を開けた彼女がいたのはクローゼット、13歳のジェナに戻ることができたのです。クローゼットのドアが開いて入って来たマットに抱きつきキスするジェナ、驚くマットの手を引き二人は外へ出て行きます。そして出て来た二人は30歳、タキシードのマットとウェディングドレスのジェナ、二人は皆に祝福され結婚式をあげていました。そしてドールハウスと同じくピンク色の新居に引っ越しをするのでした。
編集部から挙式会場であるマットの家へ急ぐジェナが拾ったタクシーを運転していたのが、13歳の時憧れていたクリスで、あれだけカッコよかったのになんか汚いおっさん(ごめん)になっちゃってぎゃー!夢ぶち壊し!なシーンとっても好き(笑)
雑誌のパーティの時にジェナが着るカラフルなドレスもとっても素敵で似合ってました。
スクールカースト上位の女の子に憧れる時期は誰にでもあるかもしれないけど、それって限られた短い時間の、学校が絡んだ小さな世界の中だけで、それからの時間の方がもっと長いんだよね。惑わされて間違ったまま、マッティをずっと喪うところでした。良かったねジェナ