20世紀ノスタルジアの紹介:1997年日本映画。高校生の男女の青春映画。この映画が初主演となった広末涼子。高校生の杏はある日、同じ学年の徹に声を掛けられます。「宇宙人に体を乗っ取られている」と話す不思議な徹に、淡い恋心を抱く杏ですが…。
監督:原将人 出演:広末涼子(遠山杏 / ポウセ)、圓島努(片岡徹 / チュンセ)、余貴美子(遠山桃 / 吉野桃)、根岸吉太郎(遠山伸也)、多田亜沙美(芦川ひろ子)、新田聡子(北村嘉代)、大島蓉子(片岡信子)、佐藤正宏(教頭先生)、梅垣義明(お巡りさん)、ほか
映画「20世紀ノスタルジア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「20世紀ノスタルジア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
20世紀ノスタルジアの予告編 動画
映画「20世紀ノスタルジア」解説
この解説記事には映画「20世紀ノスタルジア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
20世紀ノスタルジアのネタバレあらすじ:起
放送部に所属する、桜木高校二年の遠山杏。二学期になったある日、放送部の顧問は杏の撮りためた大量のテープの存在を知ります。するとそれらを編集して、映画を作るよう指示される杏。大量のテープは、同じ学年の片岡徹と一緒に撮ったものでした。しかしこの時すでに徹はオーストラリアへ行っており、一人で編集することになった杏。
杏は徹と初めて出会った日のことを思い出します。夏休み、清州橋の上で杏は徹に声を掛けられました。自分は本当は宇宙人の「チュンセ」で、杏の身体にも分裂したがっていると話す徹。徹と手を合わせると、杏の身体に宇宙人の「ポウセ」が入り込み、滅びゆく地球をテーマにビデオをまわすことになりました。
20世紀ノスタルジアのネタバレあらすじ:承
次の日から宇宙人になりきった杏と徹で、東京の様々なところへ出掛けます。地球を探検している気分の二人。毎日一緒にいて、不思議な徹の魅力に次第に惹かれていく杏。
杏の両親は離婚しており、父親とたまに会えます。しかし徹の父親は海外におり、今はオーストラリアにいるので頻繁には会えません。
二人のビデオ撮影が終了した日、徹は地球は滅亡すると断定。そしてこのことをオーストラリアに行って、星に報告してくると言い出します。杏には「ここで待っていてほしい」と告げて、結論が出たら迎えに来ると約束しました。遊び半分で撮影し、ラブストーリーのつもりでビデオをとっていた杏。しかし徹は真剣に地球滅亡について考え、深夜の街を徘徊し、ずっとビデオをまわしていました。
20世紀ノスタルジアのネタバレあらすじ:転
「明日からオーストラリアに行ってくる」と言う徹に、「待っている」と杏は告げて二人は別れました。
編集をすすめるうちに、徹が話す都市文明や地球滅亡の話が気になり始める杏。徹が何を考え何を見ていたのか確かめたくなり、徹とまわった東京をもう一度一人でまわってみることにしました。しかし徹と過ごした夏を思い出して辛くなった杏は、映画を最後まで作ることができないと放送部の顧問に伝えます。そんな杏に、最後まで映画を制作するよう友人が説得。
20世紀ノスタルジアの結末
徹の実家を訪ねた杏は、徹の母親から徹がオーストラリアでも一人でビデオをまわして一日中歩きまわっていることを聞かされます。杏は徹が使っていた部屋で、徹が地球の滅亡を止めようと、一人奮闘していたことを知りました。徹が一人で悩んでいたことを知った杏は、徹の気持ちに気付けなかったことを悲しみます。
そしてもう一度、撮りためたビデオを見直していると、その中に「杏のことを好きだ」と徹が告白するビデオが見つかりました。それを見た杏はカメラを持ち、もう一度ビデオをまわして映画を撮りだします。編集を終え、完成させた映画を徹に送る杏。
するとある日、家に帰ると徹が待っていました。「星には帰らず、地球にいることにした」と話す徹。そして映画のラストシーンを二人で撮ることにしました。浜辺に行き「地球で生き続けることを決心した」と星に伝えました。
以上、映画「20世紀ノスタルジア」のあらすじと結末でした。
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