映画「マイナス21℃」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マイナス21℃の紹介：2017年アメリカ映画。引退した元アイスホッケー選手は自分を鍛え直すため雪山へ向かいます。しかし吹雪の中、山奥へ行き遭難してしまいます。そこから始まるサバイバル生活、昔の選手時代のつらい体験、母との絆を思い出しながら生きる希望を持ち続けます。『マイナス21℃』は実話を元にしたストーリー、母と息子との絆、生への執着などについて考えさせられる映画です。
監督：スコット・ウォー 出演：ジョシュ・ハートネット（エリック）、ミラ・ソルヴィノ（スーザン）、セーラ・デュモント（サラ）、ヴァシ・ネドマンスキーほか
この解説記事には映画「マイナス21℃」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エリック（ジョッシュ・バーネット）は元アイスホッケー選手、少年時代から勝つことに執着し、その一方敬虔なキリスト教徒でした。引退後、麻薬に浸る彼は、事故を起こし、7日以内に裁判所に行かなければなりません。自分の生きる道を見失ったエリックは、裁判前にカルフォルニア州のシエラネバタ山脈にキャンプに出かけます。2004年 2 月6日 キャンプ初日に山荘のエリックは山へのバスに乗れません。そこへ通りがかった、山の管理事務所で働くサラ(セーラ・デュモント）に山まで連れて行ってもらいます。
ロープウェイで山を登るエリック、スノーボードで山を下ります。サラは事務所で吹雪のニュースを聞きます。吹雪のため視界の悪くなるエリックは、電話を母スーザン（ミラ・ソルヴィノ）にかけますが通じません。遭難するエリック、少年時代の記憶が蘇り、諦めてはならないと言い聞かせます。しかし、崖から落ちそうになり、狼が彼を襲います。その日は穴を掘り一夜を過ごします。
遭難2日目、エリックは電話で連絡をとろうとしますができません。雪を食べようにも食べられず、自分の愚かさを雪の上に書きます。あてもなくさまようエリックは雪の下の湖に落下しますが、苦しみながらなんとか脱出します。苦しみの中、選手時代の他の選手との乱闘、コーチとの葛藤などを思い出します。エリックは裸になりますが傷が痛みます。
母はエリックの残したメッセージを聞き心配します。母の心配が届かないエリックは半狂乱になり叫びます。狼の雄叫びが聞こえる中、2日目をおえます。3日目、雪を溶かして飲みますが、倒れてしまい嘔吐します。昔のチームメートとの葛藤を思い出しながら3日目は終了します。
4日目に足の傷は悪化、エリックはうめきます。ロープウェイを探しますが、みつかりません。動物の骨を見つけ食べられる部分がないか探しますがありません。携帯電話をチェックするも電源切れです。その一方母は聖書を読み心を落ち着かせ、必死に息子にメッセージを残します。母はエリックの少年時代を回想します。5日目、傷は悪化し痛みに耐えられないエリック、天気も悪化します。エリックは引退後、家で暴れる荒れた生活を思い出します。
6日目スーザンは息子の行方を知り合いに聞きます。7日目 ,スーザンはエリックの山荘を訪れ異変に気がつき、息子は山で行方不明と確信します。スーザンは管理事務所を訪れ、サラに会い緊急事態ゆえ至急捜索を始めるように求めます。サラは捜索を始めヘリコプターに乗ります。雪山のエリックはヘリを目撃必死に叫びますが、ヘリは行ってしまいます。エリックは母との少年時代を回想しながら７日目を終えます。捜索を終え事務所に戻るサラはスーザンと会い、母の息子への愛情を聞きます。
８日目、ヘリコプターは飛びますがレスキューチームはもはや死体の発見になると諦めます。エリックは山の頂上を目指します。電波を送るエリック、そのシグナルがレスキューチームに届きます。サラとチームは頂上に行きエリックを救助します。事務所につくヘリ、息子の生還を祈る母スーザン、願いが届き生きた息子と対面します。12年後の2016年、エリックは少年アイスホッケーの選手にスピーチをして励ましています。
映画はここで終わりますが、エンディングソングとともにエリックのその後の人生が紹介されます。エリックは足を失い義足になりますが、翌年には同じ山に行きスノーボードに挑戦し。麻薬もたち、結婚し子供に恵まれます。現在はカルフォルニア在住でアイスホッケーのコーチや講演活動を行っています。
以上『マイナス21℃』のあらすじと結末でした。
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