ビッグゲーム 大統領と少年ハンターの紹介:2014年フィンランド,イギリス,ドイツ映画。少年は13歳の誕生日を前に、一人前の狩人へなるために一人で森に入り獲物を狩る試練に挑戦する。不安ながらも送り出す父親。森を行く少年の前に墜落から生還した大統領が現れる。大統領を狙うテロリストに追われながら、少年は真の獲物を得ることが出来るのか。
監督:ヤルマリ・ヘランダー 出演:サミュエル・L・ジャクソン(ムーア大統領)、オンニ・トンミラ(オスカリ)、レイ・スティーヴンソン(モリス)、ヴィクター・ガーバー(副大統領)、ほか
映画「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ビッグゲーム 大統領と少年ハンターの予告編 動画
映画「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」解説
この解説記事には映画「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビッグゲーム 大統領と少年ハンターのネタバレあらすじ:起
少年と父親は山奥の小屋へ入ります。中にたくさんの写真があり、父親が13歳の時に熊を狩った写真もあります。お前次第だ、と伝える父親。山深い道を行く車列の中、少年は鹿の鳴きまねを父親に披露します。父親は地図を渡し、赤い印の所に獲物がいる、これは二人の秘密だ、と伝えます。山奥にたどり着くと、少年は弓を受け取ります。引きますが引ききれません。無理だ、という男を父親はできると説得します。一昼夜森で過ごし、自ら獲物を得るのだという口上と、父親や仲間の男たちに見守られながら少年は出発します。
一人の男(モリス)がひげを剃っています。胸の傷を見て薬を飲み、身だしなみを整えます。エアフォースワンの機内であり、護衛機が飛んでいます。モリスは大統領と合います。大統領は新聞を見て、無能な私をかばって君は撃たれたと話します。少年は鹿の鳴きまねをしながら森を進みます。鹿の像へ弓を試し打ちしますが、矢は届く前に落下してしまいました。ヘリが山中を飛んでいます。着陸すると、男は椅子に腰かけ双眼鏡のような物を手にします。それは何だと問うガイドに地対空ミサイルの目標補足システムだと伝えます。これで航空機を撃墜するがその前に君を殺す、早く逃げた方がいいと話します。逃げ出したガイドをロックオン、ミサイルを発射、命中し爆発します。エアフォースワン内ではモリスが時間を確認しています。システムがロックオンを探知しますが、システムがダウンし迎撃できません。モリスは大統領を脱出カプセルに乗せ投下、他の部下にも先に飛び降りるよう指示します。残った部下が飛び降りた部下のパラシュートが開かない、変だと伝えますが、その部下をモリスは射殺してしまいます。モリスが脱出、降下中にミサイルがエアフォースワンと護衛機に命中し爆音が響きます。森では少年が空に光が広がるのを見ます。飛行機の残骸が次々降ってくる中、逃げまどいます。
ビッグゲーム 大統領と少年ハンターのネタバレあらすじ:承
ワシントンでは国防総省本部にメンバーが招集され、副大統領へ大統領機が撃墜されたことを報告します。CIAの最も優秀なエージェントであるハーバードは、テロだと断定、機内の仲間がシステムを無効にしたと分析します。どうすればと問う幹部へ、悪を退治し大統領を助け出すだけだ、と話します。モリスはパラシュートで森へ降下し、無線で部下に呼びかけ生存者がいないことを確認します。仲間へOKだと指示を出します。少年は脱出ポッドを発見します。大統領は中から暗証番号を伝え、少年は扉を開けます。警戒する少年は糸電話で大統領とやり取りします。姿を見せてくれ、という大統領に弓を構えながら近寄る少年。私は大統領だと名乗り、助けてくれと訴えます。本部では脱出ポッドの信号をキャッチし、ヘリを急行させます。現場にポッドは無く発信機のみがありました。副大統領は、大統領はどこだ、解決しろと声を荒げます。モリスとテロリスト(ハザル)がポッドの前にいます。撮影の準備をしています。これ以上のビッグゲーム(狩り)はない、と話すハザル。ポッドを開けますが中は空でした。少年と大統領はバギーに乗ります。町へという大統領へ、駄目だ、使命があると少年は伝えます。モリスは足跡から小さな足跡の持ち主が、大統領を助けたと話します。銃を向けるハザルの部下を一瞬で倒し、心臓の近くの破片のせいで俺はいつか死ぬ、その前に大統領を渡す、約束通り送金しろと迫ります。本部ではハーバードがツアー会社を当たれ、衛星を向けろと指示します。
ビッグゲーム 大統領と少年ハンターのネタバレあらすじ:転
稜線をバギーは進み、少年は地図の印の場所へ到着します。野営し朝を迎えると、大統領は少年の鹿の鳴きまねで目が覚めます。狩りに出発する少年。モリスは鹿の鳴きまねを聞きつけます。少年は印の場所へ向かうと、そこには大きなトランクがありました。トランクを開けると、中には矢の刺さった鹿の頭と手紙が入っていました。手紙には、誕生日おめでとう父より、と書いてありました。大統領は部下の死体を発見します。パラシュートに細工がしてあるのを見つけます。部下の銃を拾うと、岩陰からモリスの姿を確認します。大統領は少年と合流します。少年は、役立たずだ、父親も信じてくれない、と落胆しています。大統領の印を手渡し、君は私を助けた、追手が来ている、逃げろと伝えます。二人の前に姿を現すモリス。少年はモリスへ向けて矢を放ちますが、やはり届きません。大統領は銃を向けますが弾は出ず、逆にモリスに奪われてしまいます。撃つ前にボルトを引けと言うモリス。モリスは大統領を殴り倒し、少年は逃げ出します。本部では衛星がモリスと大統領を発見、近づくハザルを映します。ハザルは石油王の息子で最悪の男だとハーバードが伝えます。ハザルは記念にと大統領と写真を撮ります。狩りの記念に大統領を剥製にする、持ち帰るからトランクの中に入れろと指示します。トランクへ入れられる大統領。ヘリがトランクを吊り下げ出発します。覚悟を決め崖上に佇む少年。口上を挙げた後、走ってトランクの上に飛び乗ります。上空で再開する二人。なぜだと問う大統領に、大統領は熊より大きな獲物だと伝えます。振り落とせという指示にヘリは降下し、トランクは木々に衝突、少年は振り落とされます。それでも追いかけ続け、再度トランクへ飛び乗りナイフで吊り紐を切断、トランクは落下します。ヘリからの銃撃を受け、大統領と共にトランク内へ入る少年。少年はトランクを中から揺らし、トランクは崖を転げ落ちていきます。トランクは渓流へ落下し流され、湖へとたどり着きました。
ビッグゲーム 大統領と少年ハンターの結末
トランクから顔を出す少年と大統領。湖にはエアフォースワンが墜落していました。本部ではハーバードが誰かにメールを送っています。ハザルの携帯が鳴り、計画変更、殺せと表示されます。少年と大統領は泳いで機内へと行きます。足元まで水に浸かっている二階へと上がると天井から物音がします。突然天井が爆発し、ハザルがロープで降下してきます。ハザルは持込んだ爆弾を起動させカウントダウンが始まります。計画が変更された、殺すしかなくなった、私は敵ではない、と話すハザル。ヘリへ引き上げるよう合図するとモリスがロープを切断してしまいます。ハザルはナイフを手に大統領へ襲い掛かります。少年が背後から消火器で殴ります。ハザルは落ちていた銃を手にしますが弾が出ません。大統領が銃を奪い、ボルトを引け、と言い放ちハザルを撃ちます。ヘリのモリスは爆発に巻き込まれる、離れろとパイロットに伝えます。大統領と少年はエアフォースワンの操縦席に座り、脱出装置を作動、席ごと上空へ打ちあがります。パラシュートが開き、ヘリと同じ高度まで飛んできた操縦席に唖然とするモリス。少年は矢をモリスへ放ちます。矢はまっすぐに飛び、モリスの胸にあたりますが、刺さらず弾かれます。モリスはニヤリとし、銃を向けますが心臓に異変を感じ落下してしまいます。大爆発が起こります。本部では、沈痛な空気の中ハーバードが副大統領へ、あなたが大統領だ、と話します。父親は、パラシュートが空から降ってくるのを目にします。近づくと少年と大統領が居ました。驚く父親に少年は大統領を紹介します。大統領は、少年は誰よりも勇敢だと称えます。父親と少年はがっちりと握手を交わします。大統領生存の知らせを聞いた本部は沸き立ちます。喜ぶスタッフを尻目に一人化粧室へ向かうハーバード。副大統領が後を追います。大統領を殉教者にする計画は失敗だな、という副大統領に、ハーバードは、ハザルは誰よりも優秀なエージェントだったと返します。バレないか?と問う副大統領を、ハーバードは足払いをかけ洗面台に後頭部を強打させます。副大統領の脈が無いことを確認すると、皆死んだ、バレるか?答えはノーだと答えます。少年と大統領は写真を撮ります。名誉勲章を受章した少年の写真が、小屋の写真に並びました。
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