イン・ザ・カットの紹介:2003年アメリカ映画。他人とのかかわりを避け、空想の中で欲求を満たす生活を送る大学講師の女性が、猟奇殺人の容疑者を目撃したことで事件に巻き込まれていく官能サスペンス。
監督:ジェーン・カンピオン 出演:メグ・ライアン(フラニー)、マーク・ラファロ(マロイ)、ジェニファー・ジェイソン・リー(ポーリーン)、ケヴィン・ベーコン(ジョン・グラハム)、ほか
映画「イン・ザ・カット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イン・ザ・カット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「イン・ザ・カット」解説
この解説記事には映画「イン・ザ・カット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イン・ザ・カットのネタバレあらすじ:猟奇殺人
大学で文学の講師として働くフラニーは人間関係のわずらわしさから他人を寄せつけず、性的欲求も空想の中で満たす日々を送っていた。唯一心を許せるのは、フラニーと正反対で欲望のまま行動する腹違いの妹、ポーリーンだけだった。ある日、フラニーの住むアパートの近くで猟奇殺人が発生し、捜査を担当する刑事マロイがフラニーの元に聞き込みにやって来る。フラニーが訪れたバーに被害者もいたためだったが、彼女の記憶にあるのはそのバーのトイレで腕にタトゥーのある男と青い爪の女が情事に耽っている姿だけだった。マロイに会った後、一人で帰る途中フラニーは何者かに襲われ、恐怖を感じてマロイに助けを求めたその晩、2人は肉体関係を持つ。その時マロイの腕に、バーで見た男と同じタトゥーがあるのを見たフラニーがバーでの情事のことを話すと、マロイはそれは自分ではない、と否定、またその青い爪の女こそが被害者だったことがわかる。
イン・ザ・カットのネタバレあらすじ:愛と疑惑
そんな中、再び猟奇殺人が起こる。連続殺人として捜査が続くが手がかりが得られない中、マロイとフラニーの関係は深まっていく。しかしタトゥーのことでフラニーはマロイに対する疑いが拭いきれなかった。そしてポーリーンの部屋を訪れたフラニーは、浴室でポーリーンの惨殺死体を発見する。茫然自失となったフラニーをアパートに送らせたあと様子を見に寄ったマロイだったが、自暴自棄になっていたフラニーはマロイが持っていた手錠を彼の手にかけ、湧き上がった攻撃的な性衝動を彼にぶつける。その後、手錠の鍵を探そうと彼の上着のポケットを探ると、そこからフラニーが襲われた時に失くしたアクセサリーが出てきた。そのことでフラニーは猟奇殺人の犯人がマロイだと確信、否定するマロイを部屋に残してフラニーは外へ飛び出し、出くわしたマロイの相棒ロドリゲスに助けを求める。
イン・ザ・カットの結末:2つのタトゥー
ロドリゲスは警察は嫌だというフラニーを連れて灯台へ向かうが、そこでフラニーはロドリゲスの腕にもマロイと同じタトゥーがあるのを目にする。真相を知ったフラニーにロドリゲスが襲いかかるが、持っていたマロイの銃でフラニーはロドリゲスを撃ち殺す。そしてフラニーは手錠に繋がれたままのマロイのいる自分のアパートに戻り、疲れ果てたその体を横たえた。
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