パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉(いのちのいずみ)の紹介:2011年アメリカ映画。ジョニー・デップ主演の大人気海賊シリーズ、パイレーツオブカリビアン4作目。大海賊ジャック・スパロウが永遠の生命が得られる「生命の泉」を巡り、元恋人の女海賊や伝説の海賊「黒ひげ」らとの争奪戦に突入していきます。本作では監督が交代し、パイレーツオブカリビアンシリーズでは珍しくティムパワーズの幻影の航海という小説を原作にしています。
監督:ロブ・マーシャル 出演:ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)、ペネロペ・クルス(アンジェリカ)、ジェフリー・ラッシュ(ヘクター・バルボッサ)、イアン・マクシェーン(エドワード・ティーチ(黒ひげ))、ケヴィン・マクナリー(ジョシャミー・ギブス)、サム・クラフリン(フィリップ・スウィフト)、アストリッド・ベルジュ=フリスベ(シレーナ)、キース・リチャーズ(ティーグ・スパロウ)ほか
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン4/生命の泉」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン4/生命の泉」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉」の予告編 動画
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン4/生命の泉」解説
この解説記事には映画「パイレーツ・オブ・カリビアン4/生命の泉」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パイレーツオブカリビアン4(生命の泉)のネタバレあらすじ:起
スペインの沖合の海で、ある漁船が網に引っ掛かっていた謎の男を救出しました。その男は、永遠の生命をもたらすという伝説の泉「生命の泉」に関する情報と、200年前に泉を発見したとされる伝説の海賊ポンセ・デ・レオンの名を握っていました。スペイン国王フェルナンド6世(セバスチャン・アルメスト)は、直ちに生命の泉を探し出すよう号令をかけます。一方、デイヴィ・ジョーンズとの死闘を制するも愛船「ブラックパール号」を失った大海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、「生命の泉」のありかを示す海図と自らの欲しいもののありかを指し示すコンパスを手に、相棒のジョシャミー・ギブス(ケヴィン・マクナリー)と共に旅を続けていました。しかし、旅先のロンドンでギブスが英国政府に捕まってしまい、助けようとしたジャックも捕らえられてしまいます。英国王ジョージ2世(リチャード・グリフィス)の前に連れてこられたジャックは、直々に「生命の泉」を探すよう命じられます。そしてジャックへの同行を任じられたのは、何とジャックからブラックパール号を奪った因縁のライバル、ヘクター・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)だったのです。しかし、なぜかブラックパール号を失っていたバルボッサはジョージ2世に忠誠を誓っており、政府公認の海賊である私掠海賊となり「サー」の称号まで与えられていました。
パイレーツオブカリビアン4(生命の泉)のネタバレあらすじ:承
ジョージ2世の命令を断ったジャックはロンドン中を逃げ回っているうちに、自分の名を騙る人物が乗組員を集めているという噂話を耳にします。そんな中、ジャックは偶然にも父キャプテン・ティーグ(キース・リチャーズ)と再会し、酒場に連れて行かれます。ティーグは泉に行くにはレオンの持つ2つの聖杯が必要であるといい、ジャックに「泉はお前を試すだろう」と忠告してその場を去ります。その直後、ジャックは偽ジャックらしき人物を見つけ、剣を交えます。しかし、その戦いぶりなどから、ジャックは偽ジャックの正体はかつての恋人だった女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)であることを見破りますが、その直後にアンジェリカの手下から吹き矢を打たれて眠らされてしまいます。気が付くと、ジャックはアンジェリカの乗る船で水夫として働かされていました。マストには捕虜にされたフィリップ・スウィフト(サム・クラフリン)という宣教師が縛り付けられており、ジャックはアンジェリカに事の真相を問いただすと、この船は史上最凶最悪の海賊「黒ひげ」ことエドワード・ティーチ(イアン・マクシェーン)の船「アン女王の復讐号」であり、アンジェリカは黒ひげの娘であることを知ります。
パイレーツオブカリビアン4(生命の泉)のネタバレあらすじ:転
黒ひげは残忍で冷酷無比な性格で、ブードゥーの魔術を操って風がなくとも船を自由自在に動かすことができ、敵から奪った船を小さくして瓶に入れてコレクションにしていました。そのコレクションの中には、黒ひげがバルボッサから奪ったブラックパール号も含まれていました。黒ひげは、二週間後に「義足の男」に殺されるという予言を受けており、それを回避するために「生命の泉」を探していたのです。古くからの言い伝えによると、レオンの持つ2つの銀の聖杯に泉の水を入れ、片方に人魚の涙を入れると、涙の入った聖杯を飲んだ人間が水だけの聖杯の水を飲んだ人間の寿命を手に入れることができるというのです。黒ひげに協力すればブラックパール号を返すとアンジェリカに約束されたジャックは、やむなく黒ひげに命じられるまま、難破して打ち上げられたレオンの船にあるという聖杯を探すことになります。一方、黒ひげ一味は人魚のシレーナ(アストリッド・ベルジュ=フリスベ)を捕え、彼女が捕虜のフィリップと恋に落ちたことから、フィリップを利用してシレーナから涙を採取することに成功します。一方、ジャックはコンパスに導かれてレオンの船に辿り着きますが、聖杯は既にスペイン軍によって回収された後でした。
パイレーツオブカリビアン4(生命の泉)の結末
時を同じくして、バルボッサはギブスを連れ、英国軍を率いて泉に向かっていました。バルボッサはジャックからブラックパール号を奪った後に黒ひげと交戦し、その際に船と片脚を奪われており、代わりに義足をつけたバルボッサは黒ひげへの復讐のためだけに英国王室に取り入っていたのであり、最初から「生命の泉」になど興味はなかったのです。一方、何とかスペイン軍から聖杯を奪い取ることに成功したジャックは黒ひげと合流し、「生命の泉」に向かいますが、そこでバルボッサ率いる英国軍と鉢合わせてしまい、更には聖杯を追ってスペイン海軍も現れ、泉の周辺は大混戦に陥ります。バルボッサはどさくさに紛れて、毒を塗った剣を黒ひげに突き刺します。剣を抜こうとしたアンジェリカも毒を受けてしまい瀕死の状態に陥ります。黒ひげは娘を犠牲にして自分だけ助かろうと、人魚の涙が入った聖杯を飲もうとしますが、ジャックは密かに聖杯をすり替えていました。水しか入っていない聖杯を飲んだ黒ひげは命を落とし、代わりに人魚の涙が入った聖杯を飲んだアンジェリカは一命を取り留めました。復讐を果たしたバルボッサにとって英国はもはや用済みであり、バルボッサは黒ひげの船だったアン女王の復讐号を奪って船長となり、再び航海に出ていきました。ジャックとギブスはようやくブラックパール号を取り戻し、アンジェリカを孤島へ置き去りにすると新たな航海の旅に出ていきました。
以上、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」のあらすじと結末でした。
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大迫力の海賊アクションがむちゃくちゃ面白かったです!!
個人的にはバルボッサが好きなので、バルボッサとジャック・スパロウの共闘シーンがお気に入りです。
人魚のシレーナとフィリップの恋模様はロマンチックかつ素敵に描かれていて、凄くドキドキしながら見ていました。海賊たちを海へと吸い込もうとする恐ろしい人魚も、独特の怖さがあって好きでした。