スター・トレックの紹介:2009年アメリカ映画。スタートレックシリーズ11作目で、リブート版1作目。SFテレビや映画の名作「スター・トレック」を、往年のファンも、そうでない人も楽しめる娯楽に仕上げたのが本作品です。カークとスポットの生い立ち、2人が対立しながらも徐々に友情が芽生えていく様を、宇宙艦隊エンタープライズ号の誕生話と絡めて描いています。コスチュームや艦隊のフォルムなど、従来の雰囲気はそのままに、圧倒的なスケールと、緩急つけたテンポ感はJ・J・エイブラムスならではの仕上がりです。
監督:J・J・エイブラムス 出演:クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)、ザカリー・クイント(スポック)、エリック・バナ(ネロ)、ウィノナ・ライダー(アマンダ・グレイソン)、ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)、ブルース・グリーンウッド(クリストファー・パイク)、ほか
映画「スター・トレック (2009年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スター・トレック (2009年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スター・トレック (2009年)の予告編 動画
映画「スター・トレック (2009年)」解説
この解説記事には映画「スター・トレック (2009年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スター・トレック (2009年)のネタバレあらすじ:起
カークの父親は、宇宙艦隊士官として乗り込んだケルヴィン号が、謎の巨大宇宙艦ナラーダ号に攻撃された際、自分を犠牲にして、カークを宿した母親を含む800名もの命を救った英雄でした。自堕落な生活を送る青年カークのもとに、パイク大佐が現れ宇宙艦隊アカデミーへの入学を勧めます。一方バルカン星では、スポックが、バルカン科学アカデミーの入学審査を受けていました。母親が人間であることを、合格に不利とする考えに失望し、宇宙艦隊アカデミーに入学することを決めるのです。
スター・トレック (2009年)のネタバレあらすじ:承
3年後、宇宙艦隊アカデミーでは、スポックが製作した演習「コバヤシマル・シナリオ」でカークが不正を行い、聴聞会が開かれていました。その最中、バルカン星から緊急救助要請が届き、艦隊にてバルカン星に向かいます。スポックは謹慎処分を受けますが、医療士官の友人マッコイが機転を利かせ、パイク大佐が船長であるエンタープライズ号に乗り込みます。父親が亡くなったケルヴィン号と同じ状況だと感じたカークは、救助要請は我々を誘い出す罠であるとして、パイク船長に引き返すよう進言します。しかし、時は遅く、ロミュラン人のネロが率いるナラーダ号に攻撃されたエンタープライズ号は、パイク船長を人質に取られてしまうのです。
スター・トレック (2009年)のネタバレあらすじ:転
ネロは、人工的に重力の特異点を発生させる「赤色物質」をバルカン星に投下し、バルカン星を消滅させます。スポックは、父親と数人のバルカン星の高官を救いましたが、母親を救えませんでした。今後の方針を巡り対立するスポックとカーク。カークは惑星に放り投げられ、そこで年をとったスポックと出会います。未来のロミュラン星が自分のせいで消滅したと語る老スポック。ネロは腹いせに、バルカン星の消滅を見せるためにスポックを惑星に留めたのでした。次のターゲットを地球に定めたネロを止めるには、ナラーダ号を「赤色物質」を使って消滅させる他ありません。
スター・トレック (2009年)の結末
惑星にいた技術者のスコットと共にエンタープライズ号に戻ったカークは、スポックをわざと怒らせ、船長として不適格とされる状況にさせます。船長となったカークは、スポックと共にナラーダ号に乗り込み、パイク大佐の救出と、ナラーダ号の破壊を危機一髪で成し遂げます。地球を救ったカークは、その功績が認められ、エンタープライズ号の船長に就任。老スポックは、若き日のスポックに事の次第を打ち明け、宇宙艦隊の任務を遂行するよう後押しします。その言葉を胸に、スポックは副長としてカークと働く道を選ぶのでした。
どうせ過去作の焼き直しだろう、位に思っていたので見てなかったのですが、最近Amazon プライムで見ました。取り合えずパイク船長の首から下があって良かった(笑)旧テレビシリーズを見ていた方は頭部だけの彼をみてトラウマになった方も多いのでは?Dr.マッコイやチャーリーには旧作の雰囲気を持った俳優陣を揃える一方でウフーラにはよりセクシー(失礼)な女優の起用するなどキャスト面でも見どころがいっぱい。
アップテンポで退屈することなく最後まで見れた。監督はスターウォーズ同様J.Jエイブラムスなのだが正直彼はトレッキーなのではと思ってしまいます。なぜかというとこちらは面白いのに・・・いやスターウォーズに対して期待が過剰だっただけかもしれませんが。スタートレックのピカード艦長物の映画は正直イマイチだっただけに(テレビシリーズは面白い)過去作の枠に縛られずにヴァルカン星を爆破するなど全く自由にやっているのがよい。デザイン面でも過去作に束縛されることなく、上手くリファインされたエンタープライズ号と艦橋にも好感が持てSF好きには見逃せない映画だと思います。
ケチを付けるとしたら字幕ですかね。ジェームス・タイベリアス・カークがカーク船長のフルネームですがミドルネームのタイベリアスがカーク自身が気に入らないって話なのに(タイベリアス(幼児趣味のある二代目ローマ皇帝)由来)字幕はジェームス・カークとしか表記されていない、もちろん役者ははっきりタイベリアスを発音しているのだが。あと非常に非論理的だ~などスポック独特の言い回しなどもTVシリーズを日本語で視聴する時間があれば気をつけて欲しかったです。