雪に願うことの紹介:2005年日本映画。鳴海章の小説「輓馬」を原作とし、ばんえい競馬をテーマし、東京で事業に失敗した主人公がばんえい競馬を通じ、大切なものを思い出していくストーリー。
監督:根岸吉太郎 出演:伊勢谷友介(矢崎学)、佐藤浩市(矢崎威夫)、小泉今日子(田中晴子)、吹石一恵(首藤牧恵)、香川照之(小笠原)、椎名桔平(黒川)、ほか
映画「雪に願うこと」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「雪に願うこと」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「雪に願うこと」解説
この解説記事には映画「雪に願うこと」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
雪に願うことのネタバレあらすじ:順風満帆
主人公の矢崎学(伊勢谷友介)は、東京で貿易会社を興し、都心で派手な暮らしを送っていました。自分の結婚式にも、兄・威夫(佐藤浩市)だけ、仕方なく呼びましたが、田舎臭い母親を、「死んだ」と偽って、招待しませんでした。すべてが順風満帆に見えていたのですが…。
雪に願うことのネタバレあらすじ:転落人生
学は13年ぶりに家族の元へ戻ることになりました。経営していた貿易事業に失敗したからです。借金を負い、ふるさとの北海道へ戻ることに。ふるさとに戻り、なけなしの金も、ばんえい競馬で賭けたものの、見事にすってしまう学。そんな学は、兄・威夫の家へと転がり込む。威夫は、いぶかしげで、あまりよく思わないのですが、学を、自身が経営する、ばんえい競馬の厩舎で、厩務員見習いとして馬の世話をさせることにしました。
雪に願うことのネタバレあらすじ:ウンリュウと母
厩舎の中には、威夫の他に、“母さん”と呼ばれる晴子さんという賄い婦(小泉今日子)と、牧恵という女性騎手(吹石一恵)が居ました。そんな中、「ウンリュウ」という馬が学を受け入れました。行き場のない学にとって、窮地を救ってくれたのが、この馬、「ウンリュウ」との出会いでした。 自分の人生を見つめ直す。そんな時期に入った中、学ぶは、老人ホームに母が入っていることを知ります。そこで告げられた衝撃の告白。母は、痴呆症になっていたことに驚きを隠せない学。結婚式に呼ばなかったことや、「死んだ」。などと嘘をついた、罪悪感と後悔から涙を流す、学。
雪に願うことの結末:最後のレース
一方、威夫と晴子がお互いに思い合っているのでは?と、真意を問いましたが、晴子は、それを認めませんでした。ウンリュウの世話をしながら、馬肉にされてしまう「ウンリュウ」に、自分を重ね合わせ、自分の再生、人生をかける学。そして、最後のレースの日が訪れるのでした。
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