マンイーターの紹介:2007年アメリカ,オーストラリア映画。動物パニック映画。オーストラリアの奥地でワニの鑑賞ツアーに参加していた旅行客が、巨大なワニに襲われる。孤立無援で刻々とタイムリミットが近づく中、旅行客は生還することが出来るのか。
監督:グレッグ・マクリーン 出演:ラダ・ミッチェル(ケイト)、マイケル・ヴァルタン(ピート)、サム・ワーシントン(ニール)、バリー・オットー(マーヴ)、ミア・ワシコウスカ(シェリー)、ほか
映画「マンイーター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マンイーター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マンイーターの予告編 動画
映画「マンイーター」解説
この解説記事には映画「マンイーター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マンイーターのネタバレあらすじ:起
オーストラリアの奥地を訪れたピートは、ワニの観光船ツアーへ参加します。運河を遡りながらボートは進み、ピートを含めた旅行客はワニや景観を楽しみます。その最中、ピートは一発の信号弾が挙がったのを目にします。ガイドのケイトは、救難信号かも知れないからとさらに奥地へと向かいます。開けた場所に着くと、転覆した小型ボートを目にします。大変だと思った瞬間、観光船を大きな衝撃が襲います。底から水が侵入しはじめる。エンジンを全開にし、前方にある小島へ突進、乗客が島へ上がると同時に船は沈んでいきます。小島は周囲をぐるりと運河に囲われています。観光客の一人は満潮になったらこの島は沈む、暗くなる前に脱出すべきだと水に入っていきます。一人の男性が危険だからと引き留めます。島の中心で無線が聞こえたと皆がそちらを注視した瞬間、引き留めた男性が姿を消します。水辺には波紋だけが残されていました。男性の妻は叫びますが、虚しく響くだけでした。
マンイーターのネタバレあらすじ:承
小島に取り残されながら救助を待っていると、小型ボートが近づいてきます。助けを求めますが、ボートの二人は大音響の音楽を流しており聞こえません。突然、ボートが上空へ突き上げられ大破します。水面に投げ出されたニールは、相棒を探しますが見当たりません。島からの警告を聞き慌てて島へ泳ぎ着きます。夕暮れとなり潮も満ちてきます。ケイトは、助けは来ない、私のせいだと自分を責めます。そんなケイトをピートは慰めます。ニールはこのままだとダメだ、ワニが戻ってくる前に行動すべきだと皆に伝えます。島に対岸からロープを渡すために一人水に入るニール。無事に渡り切り、木の幹へロープを結び、島との間にロープの橋を架けることに成功します。まずは女性がロープへぶら下がり渡り始めますが、中ほどで力尽き動けなくなってしまいます。親子三人で参加していた父親が、それを見て娘に渡るよう促します。ロープが持たないと他の旅行客が止めますが、耳を貸しません。対岸のニールは動けない女性を何とかしようと立ち上がりますが、ライトを落としてしまいます。拾った瞬間、横からワニが襲い掛かりました。無理やり娘をロープへ渡し、自らも後を追う父親。動けない女性、その後ろの娘、父親、ついにロープを支える幹が倒れます。水に投げ出された三人は必死に小島へと泳ぎ戻ります。水際で家族を助けたかっただけだと謝罪する父親。瞬間、父親がはるか上空へ放り投げられます。水面へ叩きつけられた父親を、ワニは静かにくわえ水中へ消えていきました。
マンイーターのネタバレあらすじ:転
悲嘆に暮れる生存者へひたひたと潮が満ちてきます。ピートは何か使えるものはないかと半分沈んだ観光船を調べていると、錨と浮袋を見つけます。これでワニを釣って、その間に逃げようと提案します。エサは何にするのかと問いかける他の生存者に、ケイトが飼っている犬しかないと暗に提示します。ケイトが拒否していると、一人の男性が鳥の死骸を持ってきました。ロープの先に浮袋、錨と死骸を餌代わりに付け、水面に放り込みます。片側をしっかりと岩に結びます。ワニは動く物にしか食いつかないため、ピートが残りエサを動かす役を買います。突如浮きが沈み込み、ロープが大きく引かれ岩が揺れます。ピートは長くはもたない、早く渡れと叫びます。次々に飛び込み渡り始める生存者たち。無事対岸に渡った生存者はさらに奥地へと逃げます。ピートは最後まで残っていたケイトに逃げるよう伝えます。すぐに来るようピートに伝え、ケイトは泳ぎ渡り始めます。と、突然引かれていたはずのロープが緩みます。錨が大きく曲がり、ワニは自由になっていました。ピートはケイトへ警告しますが、ケイトはワニに襲われ姿を消してしまいます。ピートは残されたケイトの飼い犬と対岸へ渡りました。
マンイーターの結末
ピートは犬と共に湿地を進みます。他の生存者を探しますが見つかりません。突然、犬が走り出します。後を追うと大きな木の根元に巨大なウロがあり、その中へ犬は入っていきました。奥へと進むと開けた空間があり、人影が横たわっており側に犬がいます。傷ついたケイトでした。意識がなく大きな傷を負っていますが生きています。運び出そうとケイトを抱えると、突然犬がウロの出口へ走り出します。犬の吠え声、悲鳴、と順に聞こえてきます。ピートが入口を注視していると大きな影が迫ってくるのが見えます。ピートはケイトを岩陰に隠し自らも身を潜めます。巨大なワニがゆっくりと奥に侵入してきます。その口には犬がくわえられていました。犬を咀嚼した巨大ワニはその身を横たえ静かに目を閉じます。ピートは横目で寝ているワニを確認しつつ、ケイトを抱きかかえ出口へ向かいます。ふとワニの方へ眼を向けるとワニがいません。襲い掛かるワニ。躱してケイトと共に木の根の陰に逃げ込みます。ケイトをそこに隠しワニと対峙するピート。丸太で応戦しますが、あっさりと丸太をかみ切られてしまいます。岩陰へ追いつめられるピート。抵抗の最中、指を噛み千切られますが、ワニの目を突き怯ませることに成功します。ケイトが咳き込みます。そちらへ向き直る巨大ワ二。木の根を掻き分けワニがケイトへ迫ります。ワニの気を引くために岩を投げつけるピート。向き直るワニを正面に据え、かみ切られ先の尖った丸太を抱え、ピートは身を投げ出し待ちます。飛び掛かるワニ。ピートの姿はワニの口の中に消えます。丸太は口中からワニを突き破りました。ピートは絶命したワニの口から抜け出し、ケイトを抱え出口を目指します。駆け付けた救助ヘリにケイトが運ばれるのをピートは見送るのでした。
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