ギフトの紹介:2000年アメリカ映画。人の運命を見抜くという超感覚(ギフト)を持った女性が、その能力を使って街で起きた失踪事件を解明していくサスペンス・スリラー映画。昔、アメリカと日本で流行したテレビドラマシリーズ「ツインピークス」にテイストが似ています。
監督: サム・ライミ 出演者: ケイト・ブランシェット(アニー・ウィルソン)、ジョバンニ・リビシ(バディー・コール)、キアヌ・リーブス(ドニー・バークスデール)、ケイティ・ホームズ(ジェシカ・キング)、グレッグ・キニア(ウェイン・コリンズ)ほか
映画「ギフト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ギフト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ギフト」解説
この解説記事には映画「ギフト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ギフトのネタバレあらすじ:占い師アニー
占い師のアニー(ケイト・ブランシェット)は3人の息子を女手ひとつで育てているシングルマザーです。アニーの占いはよく当たると評判で、街の人がよく相談に来ていました。
夫のドニー(キアヌ・リーブス)に悩むヴァレリー(ヒラリー・スワンク)や、精神に異常をきたしているけれどもアニーを慕っているバディー(ジョヴァンニ・リビシ)の相談によくのっていました。
ある日、息子の担任の先生ウェイン(グレッグ・キニア)から、婚約者であるジェシカ(ケイティ・ホームズ)を紹介されます。二人の将来を占ってほしいと言われ、占いますが不吉な暗示しか出て来ません。しかし、おめでたい二人にそんなことは言えず、適当な言葉で誤魔化します。
ギフトのネタバレあらすじ:ジェシカの幽霊
ある日、アニーの元へパール・ジョンソン保安官(J・K・シモンズ)がやって来ます。ジェシカが行方不明となったので、アニーの力を貸してほしいと頼まれます。戸惑うアニーですが引き受けることにします。
その夜、なかなか寝付けなかったアニーは、夜風に当たりに外へ出ます。すると、水滴が自分の頰に落ちたのに気づき、上を見上げると恐ろしいジェシカの幽霊を目撃します。怯えて家の中で落ち着いたアニーは、ジェシカは水の中で殺されたのではないかと思います。
ギフトのネタバレあらすじ:有力な容疑者
アニーが昨夜のことを保安官達に伝えると、ある池でジェシカの遺体が発見されます。容疑者として、街の中で粗暴で女好きで有名なドニーが上がります。
ドニーの容疑は強まり、裁判を行うことになります。証人としてアニーも出廷することになり、デヴィッド・ダンカン( ゲイリー・コール)という検事に呼び出されます。アニーはこの検事を見たことがありました。実はアニーは、ジェシカがこの男と浮気をしている現場を見たことがあったのでした。
ギフトのネタバレあらすじ:真犯人は?
アニーは、真犯人はドニーではなく、ダンカンではないかと疑います。
そんな時、アニーの元に「バディーが暴れて手がつけられない」と母親から連絡を受けます。父親に暴力をふるうバディーをアニーは必死に止めますが、バディーの暴力は止まらず、とうとう精神病院行きへとなってしまいます。アニーはバディーが本当はやさしい人だと知っていたので、その事実をいたく悲しみます。
アニーが疑っていたダンカンは、犯人ではないらしいことが分かってきました。誰が犯人なのか分からなくなってしまいます。
ギフトのネタバレあらすじ:彼女を助けたのは?
ジェシカの婚約者であるウェインが、ひどく落ち込んでいると聞いたアニーは、彼を訪ねます。犯人を見つけてほしいと頼まれたアニーは、ウェインと共に殺人が行われた池へとやってきます。
ふと池にアニーだけが見える画像が写し出されます。そこには浮気性のジェシカに腹を立てたウェインが、ジェシカを殺している映像でした。
恐怖に怯えるアニーの様子に、自分が真犯人だと気付かれたと思ったウェインは、彼女を殺そうとします。もうだめだと思った時、ウェインをバディーが殴ります。バディーがアニーを助けてくれたとです。そのままアニーは意識を失い、病院で目覚めます。
ウェインは警察に逮捕されました。バディーが自分を助けてくれたと言うアニーに、捜査官は首を振ります。実はその時間にはバディーは病院で自殺をしていて、この世にはいなかったからだと言います。アニーは悲しみと恐怖と、そしてバディーに対する感謝の気持ちでいっぱいになるのでした。
以上、「ギフト」のあらすじと結末でした。
2000年アメリカ映画。ギフト(超感覚)を持った主人公をケイト・ブランシェットが演じています。ケイトが好きで、彼女の作品はほぼ観ているつもりでしたが、これは見逃していました。なんでだろ?その超感覚を使って、地元で起きた殺人事件を解決していく訳ですが、正直ストーリーはハリウッドドラマではよくあるような内容かな、と。(辛口)ですが、ケイトの演技はやっぱり素晴らしくて、思わず感情移入してしまいました。共演者が何気に豪華(ヒラリー・スワンク、キアヌ・リーブス、ケイティ・ホームズまで!)で、私好みのセレクトだったのも好印象。