バタリアンの紹介:1985年アメリカ映画。「エイリアン」の脚本家として知られるダン・オバノンが自らのオリジナル脚本を映画化した監督処女作。ジョージ・A・ロメロ監督のモダンゾンビ映画の元祖「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のパロディ的な内容になっている。
監督:ダン・オバノン 出演:クルー・ギャラガー(バート)、ジェームズ・カレン(フランク)、ドン・カルファ(アーニー)、トム・マシューズ(フレディ)
映画「バタリアン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バタリアン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バタリアン」解説
この解説記事には映画「バタリアン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バタリアンのネタバレあらすじ:起
ケンタッキー州ルイビルにある医療倉庫で夜間の見張り番をしている2人の男たち。年かさのフランクは新入りのフレディを地下室に連れてゆき、あるドラム缶を見せます。それはもともと軍隊が保有している薬品で、なぜかこの倉庫に紛れ込んできたのでした。噂によると軍は実験のためにこの薬を開発したのですが、それが失敗に終わったため、その残りを手付かずのまま放っておいたのです。
バタリアンのネタバレあらすじ:承
ドラム缶を見ている内、フランクは誤って中の気体を放出。そのために2人は昏倒してしまいます。翌日気がつくとガスは施設中に充満し、医療用に保存されていた死体がすべて蘇っていました。困った2人は雇用主のバートに連絡。その上で蘇生したソンビを黙らそうとするのですが、どうやっても死にません。仕方なく近くにある死体安置所へ運び、そのまま焼却することにしました。一方、フレディの就職を聞いた彼の恋人・ティナや友人たちがその職場を見ようと倉庫へやってきます。
バタリアンのネタバレあらすじ:転
中へ入ってフレディを探していたティナは地下室へ。そこでゾンビを発見し、逃げ出そうとしますが、誤って地下へ閉じ込められてしまいます。その頃死体安置所へやってきたバートがゾンビ焼却を開始。しかしその煙には元々の薬の成分が含まれていて、それが近くにあった墓場の死体を次々と蘇らせる結果となります。倉庫では、ティナが閉じ込められている事を知った友人たちが彼女を救出しようとしますが、死体に襲われ食い殺される羽目に。そして前夜ガスを吸ったフランクとフレディも徐々に気分が悪くなり、やがてゾンビになってしまいます。
バタリアンの結末
墓場で騒ぎがあると聞いてやってきた警察もゾンビの襲撃の犠牲に。ソンビが迫り来るなか、何とか倉庫に逃げ込んだバートは、ドラム缶に緊急連絡用の電話番号が書いてあることに気づき、そこへ電話をかけます。憂慮すべき事態が発生したことを知った軍上層部は、倉庫付近一帯を核ミサイルで攻撃。被害を食い止めるのです。しかし上空に舞い上がった薬の成分が折からの雨で再び地上に。再び死者を蘇生させるのは時間の問題でした。
子供のころテレビのロードショーで見て震え上がり、一人で寝られなくなった思い出の作品です。大量のゾンビが脳みそを求めて一人の女性に群がるシーンなどは、大人になって見てもショッキングで、当時ホラーコメディと銘打たれていたとはちょっと信じ難いですが、随所に滑稽なシーンやある意味笑いを誘うシーンなどもあり、やっぱりコメディなのかなと思うところもあります。