ザ・コア/THE COREの紹介:2003年アメリカ映画。地球の核(コア)が回転を停止した事で、地球の磁場が不安定になり人類が滅亡の危機に陥る、その修正に地下へと旅立つ6人の選ばれし勇士たちの物語。
監督:ジョン・アミエル 出演:アーロン・エッカート(ジョシュ・キーズ博士)、ヒラリー・スワンク(レベッカ・チャイルズ少佐/ベック)、デルロイ・リンドー(エドワード・ブラズルトン/ブラズ)、スタンリー・トゥッチ(コンラッド・ジムスキー博士)、チェッキー・カリョ(サージ・レベック博士)、リチャード・ジェンキンス(トーマス・パーセル将軍)、アルフレ・ウッダード(スティックリー)、ブルース・グリーンウッド(ロバート・アイバーソン船長)、DJクオールズ(ラット/セオドア・D・フィンチ)、ほか
映画「ザ・コア/THE CORE」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・コア/THE CORE」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・コアの予告編 動画
映画「ザ・コア/THE CORE」解説
この解説記事には映画「ザ・コア/THE CORE」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・コア/THE COREのネタバレあらすじ:起
始まりはボストン。平和な日常に突如暗雲が立ち込めました。10ブロック圏内だけで、この日の午前10時30分にペースメーカーを身に着けていた32人の人たちが一斉に突然死をしたところから物語は始まります。
その翌日にはイギリスロンドンの広場で、ハトの群れが突然方向感覚を失い、窓ガラスや人に激突。その2日後にはスペースシャトルのエンデバーが地球への帰還途中に突如制御不可能の事態に陥るなど、不可解な事件が多発しはじめます。
この不可解すぎる事件の多発に呼び出されたのは、地球物理学者のジョシュ(アーロン・エッカート)でした。FBIはジョシュ達にその原因の調査を依頼したのです。
そして調査の結果、とんでもない事実が発覚します。それは地球の核(コア)が回転を停止してしまったことで、地球の磁場が不安定になってしまったのです。それは25万年に1度に起こると言われる未曾有の災害でした。
地球が回転を止めたという事で予想されるのは、回転を止め磁場のなくなった地球は太陽風にさらされてしまい、1年以内に人類と地球は焼き尽くされて滅亡するという事でした。
ザ・コア/THE COREのネタバレあらすじ:承
再び核(コア)を再稼働させるために、調査を行ったシカゴ大学教授のジョシュとジムスキー博士(スタンリー・トゥッチ)らと共に、世界中から集められた各分野のスペシャリスト達が国防総省(ペンタゴン)にやってきます。
そして「コアの停止を阻止する方法は」と問われたジョシュは答えます。それは地下1800マイル(2896㎞)まで掘り進み、外核に核爆弾を爆破させ、その衝撃で再び回転させるというものでした。
アメリカはその案を了承し、早速その道のスペシャリスト達を召集し始めます。ジョシュと学者仲間であり親友のコンラッド、先のスペースシャトル不時着を立て直したボブ船長とその女副操縦士ベック、そして掘削のスペシャリストブラズ博士(デルロイ・リンドー)、その相棒のジムスキーの6人が揃いました。これに彼らをサポートする役として凄腕ハッカーのラットが選ばれます。
やがて6人はブラズ博士の開発した特殊合金で作られた特殊車両ヴァージル号に乗り込み、いざ地下1800マイルへと旅立って行きます。
その間にも地球に起きる異変は続きます。イタリア・ローマのベネチア宮殿は崩壊、サンフランシスコの海は蒸発してしまい数千人の死者がでてしまいました。
ザ・コア/THE COREのネタバレあらすじ:転
人類で初めて地下深くへと潜っていく事になった6人には、想像もつかない程の様々な苦難が待ち受けていました。地底を掘り進めるといきなり広い区間に落ち、そこには水晶の塊がそこらかしこに浮遊しており、車両がぶつかり破損してしまいます。
故障してしまったヴァージルを修理し、再び先に進むには船外に出て修理するしかありませんでした。修理のために外に出たジョシュ達、しかし直している間に抜けてきた穴から溶岩が落ちてきて、危機一髪で脱出する事に成功しましたが、落ちてきた岩石に頭をぶつけたボブがマグマに落ちてしまい尊い命をなくしてしまいます。
さらに先に進むも、空間に散乱するダイアモンドを避けきれず機体が破損、それを修理しに外に出たコンラッドが今度は戻りきれずに命を失ってしまいます。
度重なる悲劇、しかし悲しんでいる暇はありません。どんどん突き進み、ついにコアまでたどり着きます。やはり、コアは動きを止めており、それを動かすには次々と爆弾を点火し、その波で再びコアを回転させるという計画でしたが、またもや問題が発生します。
自動爆破が作動せず、誰かがスイッチを押さなければいけない非常事態に。くじ引きの結果、残る事になったブラズですが、そのくじ引きは最初から自分に当るように仕組まれていたものでした。ブラズは精魂込めて作り上げたヴァージル号を失敗作にはしたくなかったのです。
ザ・コア/THE COREの結末
ブラズは防護服をも燃やしてしまう5000℃にもなる道を命をかけ進んでいきます。やがてやり遂げスイッチを押したブラズは息耐えていきます。
さらにジムスキーをも犠牲にし、落とすべき爆弾を全て爆破。その爆破により核は再び回り始めます。しかしまたもや問題発生。今度は、脱出するためのエンジンが動かなくなったのです。
絶体絶命のジョシュとベックでしたが、ジョシュの閃きで動力を手動に切り替え、動き始めたコアの熱風の力を利用して地上へと浮上させることに成功します。
どうにか地上まで浮上しましたが、そこでエンジンがストップ。そこは真っ暗な海底です。しかも電気系統も破損しているため信号も出せず、辛うじて超音波は出すことが出来ますが、これだけでは救出するための手段にはなりませんでした。
ここで終わりかと諦めていたところに助けがやってきます。クジラたちが発する超音波信号によって位置を示してくれたのです。それをラットのファインプレーで位置確定することができたのでした。こうして生き残ったジョシュとベックは助けられたのです。
日常に戻っていったジョシュとベックでしたが、本来は英雄とされてもいいくらいの功績。しかしこのミッションは極秘事項とされていたため、誰にも知らされることはありませんでした。ジョシュはこれでは死んでいった仲間たちが浮かばれないと悔しがっています。
そんなある日、カリフォルニアのとあるネットカフェに現れたラット。ラットはこの誇るべきミッションに携わった者達の情報を、ネットから世界中に拡散していったのです。こうしてジョシュ達の功績は世界中に知られる事になりました。ラットは得意気に笑顔を浮かべています。
以上、映画「ザ・コア/THE CORE」のあらすじと結末でした。
いくらピンチにあったとしても頑張って世界のために頑張る6人に感動しました。