好きと言えなくての紹介:1996年アメリカ映画。頭は良いけれど、ルックスに自信のない女性。超美人でも、知性と教養に縁のない女性。そんな正反対の2人が出会い、大の親友に。ところが、知らないうちに同じ男性を好きになってしまい…。女優でコメディエンヌのジャニーン・ガラファロー主演のラブ・コメディ。ガラファローは、本作でMTVムービー・アワードコメディ演技賞にノミネートされている。
監督:マイケル・レーマン 出演者:ジャニーン・ガラファロー(アビー)、ユマ・サーマン(ノエル)、ベン・チャップリン(ブライアン)、ジェイミー・フォックス(エド)、ジェームズ・マキャフリー(ロイ)、リチャード・コカ(エリック)、スタンリー・デサンティス(マリオ)ほか
映画「好きと言えなくて」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「好きと言えなくて」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「好きと言えなくて」解説
この解説記事には映画「好きと言えなくて」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
好きと言えなくてのネタバレあらすじ:起
アビーは、ラジオ局でペット相談番組を持つ女性。知的でユーモアのある彼女の電話相談は、大勢のリスナーに大人気です。ある日、番組にブライアンというカメラマンから電話がかかります。大型犬を撮影中だが、全く言うことを気かなくて困っていると言うのです。アビーは、知識と機転でブライアンにアドバイス。アビーの対応に魅力を感じたブライアンは、電話でデートに誘います。アビーは焦ります。なぜなら、自分の容姿にコンプレックスを持っているからです。ブライアンはアビーの顔を知りません。会えば絶対にガッカリされる。そう思ったアビーは、見ていた雑誌のモデルの容姿を伝えます。「私は178cmでブロンドよ」。本当のアビーは、155cmで黒髪です。もちろん待ち合わせ場所に行く気もなく、約束をすっぽかすアビー。ブライアンは1人、待ちぼうけをくらいます。
好きと言えなくてのネタバレあらすじ:承
アビーは、同じアパートに住む女性が恋人に怒鳴られているところを助けに入ります。その女性こそ、あの雑誌のモデルのノエルでした。翌日、ノエルがアビーのスタジオにお礼に訪れます。ブースに座ってヘッドフォンをつけ、アビーの真似をしてはしゃぐノエル。その時、アビーのことを諦めきれないブライアンがスタジオに入ってきました。アビーの席に座るノエルを見て、てっきりアビーだと勘違いしたブライアン。あまりにも美人なので感動します。ノエルにみとれるブライアンを見たアビーは、思わずノエルに「私の振りをして」と頼みます。そして自分は、アビーの友人ドナだということにします。ブライアンは、ノエルのことをアビーと思い込んだまま、今夜バーで会おうと言い去っていきました。その夜、2人はブライアンが待つバーへと出かけます。ノエルが化粧室に立った時、ブライアンはアビーに言います。「僕は本当に彼女のことが好きになった。これは運命だ」。落ち込むアビー。ブライアンは、ノエルとアビーを友人エドに会わせます。エドの姪が飼う亀について相談され、困り果てるノエル。アビーが、ノエルにこっそり指示して問題解決。ブライアンはますますノエルに魅かれていきます。ノエルは、なんとかしてアビーとブライアンを結びつけようと、アビーの電話番号をブライアンに渡します。
好きと言えなくてのネタバレあらすじ:転
その夜、ブライアンからアビーに電話がかかります。ブライアンに顔が見えないことで、アビーは自分らしく喋ることができます。2人の話題は尽きることがありません。朝方まで語り明かした2人。アビーに会いたくてたまらなくなったブライアンは、夜明けとともにアビーのアパートの下までやって来ます。慌てたアビーは、パックをして顔を隠し、窓から「帰って」と頼みます。ブライアンは悲しそうに去って行きました。アビーを応援するノエルは、ブライアンを訪ねて本当のことを言おうとします。しかし、ブライアンに「君は知的で、そして美しい」と言われて動揺してしまい、ためらいながらもキスしてしまいます。ノエルもブライアンのことが好きだと知ったアビーは、ひどく傷つきます。こうなったら、ブライアンの本音を聞き出すしかありません。2人は、ブライアンのスタジオを訪ねます。お酒を飲んで盛り上がった3人。ブライアンが熱い目で見つめているのはノエルでした。本当のことを言い出せないまま、アビーは2人を残し、泣きながら帰って行きます。
好きと言えなくての結末
その後、アビーのもとにノエルから何度も謝罪の電話がかかります。しかし、傷心のアビーは電話に出ようとしません。ノエルは留守電に言います。「キスはしたけど、彼はずっとあなたの名前を呼んでいたわ。私は、最高の女性との友情をぶち壊してしまったのね」。アビーは受話器を取り、ようやく2人は仲直りします。ある日、アビーの家に突然、ブライアンがやって来ます。ブライアンは、ノエルではなくアビーがいることに驚きます。さらにアビーの写真が載ったチラシを見つけ、ついに本物のアビーが誰なのか気がつきます。そこにノエルも訪ねてきました。ブライアンは2人にからかわれていたのだと思い、激怒して部屋を飛び出します。アビーは、ブライアンのもとを訪れ謝罪をしますが、ブライアンの怒りはおさまりません。その後、いつものようにスタジオでペット相談を受けるアビー。スタジオに突然、ブライアンが引き取っていた、あの大型犬が入ってきました。驚くアビーを引っ張り、どんどん走って行きます。海岸で待っていたのは、笑顔を浮かべたブライアン。「僕が愛したのはただ1人だ」。2人はようやく結ばれました。
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