ミルクの紹介:2008年アメリカ映画。タイムズ紙『20世紀の英雄100人』にも選ばれた、ゲイを告白したはじめての政治家ハーヴィ・ミルクの伝記映画。ゲイであることを隠しながら生きていかなければならない世の中を変えるために立ち上がるハーヴィを見事に演じ切っているショーン・ペンは本作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。
監督:ガス・ヴァン・サント 出演者:ショーン・ペン(ハーヴィ・ミルク)、ジェームズ・ブランコ(スコット・スミス)、ジャック・ライラ(ディエゴ・ルナ)、ヴィクター・ガーバー(モスコーニ市長)、ジョシュ・ブローリン(ダン・ホワイト)
映画「ミルク (2008年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミルク (2008年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミルクの予告編 動画
映画「ミルク (2008年)」解説
この解説記事には映画「ミルク (2008年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミルクのネタバレあらすじ:起
ハーヴィ・ミルク(ショーン・ペン)は、ニューヨークで保険会社に勤めていました。ゲイであることを隠していましたが、スコット(ジェームズ・ブランコ)と運命の出会いをします。仕事を辞めて、スコットとともにサンフランシスコに移住し、カストロ通りで『カストロ・カメラ』をオープンしました。
カストロ通りでは、ハーヴィはゲイであることをカミングアウトしながら経営をしていました。そして、彼はゲイに優しく、差別のない場所にしようと活動をはじめます。
カストロ・カメラには活動家や若者たちだけではなく、ストレートな人たちも彼らに頼ってこの店を訪れたりしていました。この地で活動を続けているハーヴィは『カストロ通りの市長』と呼ばれるようにまでなっていました。
ミルクのネタバレあらすじ:承
ハーヴィはマイノリティの支援を掲げ、市政委員に立候補します。しかし、結果は落選でした。ハーヴィは諦めずに下院議員に立候補しますがまた落選します。しかし、ゲイであることをカミングアウトした人物が、はじめて政治の世界で公職につけるかもしれないと確信するのでした。
そして3度目の市政議員に立候補して見事当選します。しかし、ずっとそばにいて支えてくれていたスコットとはすれ違いの日々が続き、スコットはハーヴィの元から去っていきます。
ミルクのネタバレあらすじ:転
歌手のアニタ・ブライアントが同性愛者を批判する活動を行っていました。保守派もたくさんいる中で、ハーヴィたちは訴え続けます。しかし、そんな中で同性愛者たちに否定的な提案6号がでます。
そこでハーヴィたちは、ゲイであることをカミングアウトして戦おうと声掛けをし、たくさんの味方をつけます。ブラウン州知事もレーガン元州知事もこの提案はふさわしくないと訴えます。
この法案は否決となり、ハーヴィたちの訴えは少しづつ力を付けていきました。
ミルクの結末
ハーヴィの元同僚であるダン・ホワイトは、辞職したにもかかわらず再任命を求めます。しかし、再任命が認められなかったことに納得がいかず、モスコーニ市長とハーヴィを射殺してしまいます。
ハーヴィの死後、カストロ通りから市庁社まで3万人以上が彼を讃えて行進しました。ダン・ホワイトはわずか5年の刑期で出所し、その2年後に自らの命を絶ちます。
スコットはハーヴィーの意思を継ぎ、ゲイの運動に貢献しましたが、1995年、エイズによる合併症で死去しました。
以上、映画「ミルク」のあらすじと結末でした。
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