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映画「WE ARE X」ネタバレあらすじ結末と感想

映画「WE ARE X」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。

2018/10/17 更新

作品紹介・キャスト

WE ARE X（ウィーアーエックス）の紹介：2016年アメリカ映画。日本のロックシーンに数多くの伝説を残してきたバンド、X JAPANのドキュメンタリー映画です。リーダーのYOSHIKIやメンバー、関係者の証言から、バンドが結成から30年以上に渡って歩んできた壮絶な道のりが浮き彫りになっていきます。
監督：スティーブン・キジャック　出演者：X-JAPAN、YOSHIKI、ToshI、PATA、HEATH、SUGIZO、hide、TAIJIほか

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WE ARE Xの予告編 動画

映画「WE ARE X」解説

この解説記事には映画「WE ARE X」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

WE ARE X（ウィーアーエックス）のネタバレあらすじ：起

2014年10月11日、日本のロックバンド「X JAPAN」は、ロックの聖地とも呼ばれるアメリカ・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのステージに立ちました。映画スタッフはリーダーのYOSHIKI（ドラム、ピアノ、プロデュース）を中心にメンバーや関係者にインタビューし、結成から30年以上に渡って闘い続けてきたバンドの実像と軌跡を浮き彫りにしていきます。YOSHIKIの父は呉服屋を営んでいましたが、YOSHIKIが10歳の時に自ら命を絶ちました。母は何も理由を明らかにせず、その時からYOSHIKIは荒れ始めました。やがてドラムセットを買ってもらってからドラムに打ち込むようになり、同時にピアノも始めました。YOSHIKIの父の死は、その後のYOSHIKIの音楽スタイル、攻撃的なドラムと繊細なピアノ、哀しみを帯びたメロディーや歌詞などに影響を及ぼすこととなったのです。

WE ARE X（ウィーアーエックス）のネタバレあらすじ：承

YOSHIKIは幼馴染のToshI（ボーカル）と共にX JAPANの前身となる「X」を結成します。やがてPATA（ギター）、TAIJI（ベース）、そしてhide（ギター）を加えたXはインディーズシーンを制覇し、華々しくメジャー進出を飾ります。当時のディレクターだった津田直士は、初めてYOSHIKIと会った時、全身から血を流しているような存在感だったと語ります。当時からYOSHIKIはライブにおいて、全身全霊でドラムを叩き終わった後に倒れこんだりしており、周囲はパフォーマンスだと思っていましたが、津田氏によるとYOSHIKIは常に生死の境を漂っている状態だったといいます。やがてXは東京ドームでライブを行うなど名実ともに日本を代表するロックバンドにのし上がってきますが、バンドの内部は常にギリギリの状態でした。YOSHIKIはTAIJIをあるバーに呼び出して解雇を告げます。その理由についてYOSHIKIは今でも答えられないとしています。

WE ARE X（ウィーアーエックス）のネタバレあらすじ：転

新ベーシストにHEATHを迎え、世界進出を目指してバンド名を「X JAPAN」に改名、バンドは新たなスタートを切りましたが、YOSHIKIの厳しい要求についていけなくなっていたToshIは新興宗教にのめり込むようになり、次第に洗脳されていきました。1997年、ToshIは新興宗教の言われるがままにX JAPANを脱退、YOSHIKIはバンド解散という苦渋の決断をします。その年の大晦日、X JAPANは東京ドームでラストライブを開催、hideはライブ終了後にスタッフや関係者にサインをしながら「本当に解散したって実感が湧いてきた」と努めて明るく振舞っていました。hideはバンド最年長であり、YOSHIKIの良き理解者であり相談相手でもありました。しかし、バンド解散から5か月後の1998年5月2日、hideは謎の死を遂げます。葬儀には全国各地から数万人のファンが押し寄せました。

WE ARE X（ウィーアーエックス）の結末

解散から10年が経った2007年、洗脳により心身ともにボロボロになったToshIはYOSHIKIの元を訪れます。ToshI の全てを友人として受け止めようと誓ったYOSHIKIは遂にX JAPANを再結成します。バンドは新メンバーにLUNA SEAのSUGIZO（ギター、バイオリン）を迎え、本格的な世界進出を開始します。ToshIもようやく洗脳から脱出して完全復活を遂げていました。2010年、日産スタジアムで行われたライブに特別ゲストとしてTAIJIが参加し、脱退から約18年ぶりに新旧メンバーと顔を揃えて演奏に加わりました。しかし、それから約1年後の2011年7月17日、TAIJIは突然この世を去ってしまいます。YOSHIKIはToshIを伴ってTAIJIの墓参りに出向き、TAIJIやhideの思い出話をしました。その後もX JAPANは精力的に活動し、遂に念願のマディソン・スクエア・ガーデン公演の時を迎えるのでした。