G.I.ジェーンの紹介:1997年アメリカ映画。米軍における男尊女卑を完全撤廃しようと、女性活動家にして上院議員のデヘイヴンはある極秘プランを実行することにした。男でも志願者の4割しか耐えられないという海軍部隊SEALに女性兵士を1人送り込むというものだった。選ばれた海軍兵士ジョーダン・オニールは自らのプライドをかけて、SEALの参加を受け入れる。
監督:リドリー・スコット 出演:デミ・ムーア(ジョーダン・オニール大尉)、ヴィゴ・モーテンセン(ウルゲイル曹長(マスター・チーフ))、アン・バンクロフト(デヘイヴン上院議員)、スコット・ウィルソン(セーラム指令官)、ほか
映画「G.I.ジェーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「G.I.ジェーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「G.I.ジェーン」解説
この解説記事には映画「G.I.ジェーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
G.I.ジェーンのネタバレあらすじ:起
海軍で働くオニールは、男性ばかり優遇され女性の昇進が遅いことを問題視していました。彼女は鋭い洞察力が自慢でしたが、実戦訓練や戦闘に参加させてもらえず、能力を持て余していました。そんなとき、彼女の元にデヘイヴン上院議員から連絡があります。議員曰く、軍内部の女性差別を完全撤廃するための計画として、海軍部隊SEALにオニールを入隊させると言うことでした。オニールは政治利用を嫌悪していましたが、自分のキャリアをつくりあげるためこれを承諾します。
G.I.ジェーンのネタバレあらすじ:承
彼女は恋人ロイスから反対されたものの、カリフォルニアのSEAL訓練施設へと到着します。そこで待っていたのは、ダブルスタンダードと呼ばれる女性への特別扱い。チームメイトの屈強な男たちも仲間として見てくれません。オニールは教官に特別扱いをしないでほしいと嘆願し、長髪を丸刈りにします。チームメイトと同じ男部屋で寝ることにもしました。教官から、少数構成のチームのリーダーに任命され、ようやく実践を想定した訓練で彼女の能力が発揮されます。しかし彼女を認めようとしないチームメイトが指示を無視し、教官扮する敵役に彼女は捕まってしまいます。どんな拷問に遭おうと、仲間を見捨てず耐え、最後は反撃にすら出ました。結局彼女もチームメイトも諦めず、教官たちが負けました。戦闘において仲間を見捨てないという教訓を彼女は見事体現して見せたのです。
G.I.ジェーンのネタバレあらすじ:転
チームメイトから信頼を得た矢先、ようやく休暇を得た彼女は、同僚の女子たちといるところを写真に撮られます。やましいことは何もなかったのですが、海軍SEALの女性兵士が同性愛者だとデマを流され、彼女は自ら辞職。帰郷し、ロイスと再会します。ロイスによるとデマを流したのは海軍ではなく、デヘイヴン議員ではないかとのこと。オニールはデヘイヴンが出席している裁判所の議会に顔を出します。最初はしらばくれていたデヘイヴンですが、やはり彼女の仕業だったようです。オニールはすぐさまSEALの訓練に復帰できるように手配させ、仲間のいるカリフォルニアに向かいました。
G.I.ジェーンの結末
SEALの最終訓練は潜水艦での演習です。すると潜水艦に突然指令が。アラブの独裁国家リビアで孤立したアメリカ軍部隊を救出することになりました。教官のウルゲイル曹長とチームメイトともにオニールはリビアに上陸。通信機器が故障し、仲間と連絡が取れなくなる事態が発生し、曹長が狙撃され重傷を負うなどのピンチがありましたが、誰も犠牲になることなく無事にアメリカへと帰還します。SEALの卒業に際し、曹長からその証たるバッジと、「過酷な状況でも気高くあるように」という意図の詩集を渡され彼女は旅立つのでした。
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