映画「トゥモローランド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
トゥモローランドの紹介：2015年アメリカ映画。地元のロケット発射台解体に反対する女子高生ケイシー。夜な夜な発射台へと足を運び、妨害工作を働いていた。ある晩ついに警察に見つかってしまうが、父の助けがあって釈放される。押収されていた私物には見覚えのないバッジがあり、それに触れると一瞬別世界へと誘われた。不思議な世界への入り口を見つけたケイシーはバッジの謎を知るためオカルトグッズ専門店を訪れるが、店員はロボットで、光線銃で彼女を攻撃してきた！謎の少女型ロボット、ディーナと別世界からの追放者フランクとともに冒険が始まる。
監督：ブラッド・バード 出演：ジョージ・クルーニー（フランク・ウォーカー）、ブリット・ロバートソン（ケイシー・ニュートン）、ヒュー・ローリー（デイヴィッド・ニックス）、ラフィー・キャシディ（アテナ）、トーマス・ロビンソン（若き日のフランク）、ティム・マッグロウ（エディ・ニュートン）、キャスリン・ハーン（ウルスラ）、キーガン＝マイケル・キー（ヒューゴー）、ほか
この解説記事には映画「トゥモローランド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
女子高生ケイシー（ブリット・ロバートソン）は地元にあるNASAのロケット発射台解体に反対していました。彼女の夢は宇宙への旅であり、その象徴たるロケットが無くなることは耐え難いものだったからです。夜な夜なバイクで妨害工作を働いていたケイシーですが、ある夜、ついに警察に見つかります。釈放され、帰り際に渡された私物には見覚えのないバッジがありました。触れてみると、金の穂が生い茂る美しいユートピアが目前に広がりました。彼女が驚き、バッジから手を離すと、その景色は消えてしまいます。不思議に思いながらもそのバッジを持ち帰り、別世界を探検することに。人々は超現代的なファッションに身を包み、現代科学では創造しえないリゾートで遊んでいます。しかし彼女が浮かれていたのも束の間、バッジが｢時間切れ｣になってしまい、ユートピアは消え去ってしまいます。
ケイシーは家へ帰り、バッジについて調べると、あるオカルトグッズ専門店を発見。ケイシーは翌日、そのお店に向かいます。店にはエキセントリックな夫婦がおり、彼女はバッジの元の持ち主について質問されます。彼女が答えられず、逃げようとすると、夫婦は逆上しケイシーに光線銃を向けました。そのとき謎の少女が現れ、ケイシーを助けます。こてんぱんに破壊された夫婦は実は人間ではなくロボットで、自爆スイッチが作動し、店は木っ端みじんになってしまいました。少女はディーナと言い、彼女もまたロボットでした。ケイシーは採用と通告されますが、なんのことかさっぱりわかりません。
ケイシーは眠っている間にフランク・ウォーカー（ジョージ・クルーニー）という男の家の前に置き去りにされてしまいます。しょうがなく家を訪ねますが、フランクに門前払いを食らいます。フランクの隙を突いて家に侵入すると、仕掛けに富んだ、到底現代の技術力では作り出せないような代物が並んでいました。地球の寿命を知らせるカウントダウンもありました。後を追うロボットたちがフランクの家にも押し入ってきました。フランクとケイシーは脱出用ポッドで逃げ出します。救出に来たディーナと合流し、3人はフランクとディーナを追放した別次元の世界トゥモローランドへとワープします。
トゥモローランドで3人を出迎えたのはニックス総督（ヒュー・ローリー）という男でした。彼とフランクによると、そこはSF作家や優秀な科学者が別次元に作り出した理想郷でした。汚職や不正、環境破壊といった現実世界の混沌とは一線を画しています。ニックス総督はケイシーを球体のモニターに連れて行きました。超光速で移動するタキオン粒子が干渉することによって、モニターで時間と空間を超えた映像が見られるのです。ケイシーが未来の地球を見てみると、地球は戦争、突然の災害、気候変動であと58日の寿命しかないことがわかりました。地球人のトゥモローランドへの移住を懇願しますが、ニックス総督は地球人の危機を目前にしても、横暴さや残酷さを捨てないことを理由に受け入れてはくれません。地球の崩壊の原因は、モニターから発せられた刷り込み映像が人間行動につながった結果であることをケイシーは示唆し、ニックス総督はケイシーの考えが正解であると認めます。フランクはモニターを破壊しようとしますがニックス総督の取り巻きに邪魔されます。タキオン粒子の映像で、直後にフランクが攻撃されることを知ったディーナは彼をかばって撃たれます。自分の自爆機能でモニターを壊すように告げると、フランクはディーナをモニターに突き落とし、爆破しました。しかしこれで未来への不安がすべて解消されたわけではありません。ディーナと同じロボット｢リクルーター｣たちが地球上の夢を持つ人々の元へ行き、トゥモローランドへの切符｢バッジ｣を配りに行きます。
以上、映画トゥモローランドのあらすじと結末でした。
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