11ミリオン・ジョブの紹介:2013年アメリカ映画。1982年に実際に発生した、当時のアメリカ史上最高額の強盗事件を基に製作されたクライムサスペンス映画です。家族を支えるためやむなく壮大な犯罪に手を染めていく警備員の姿を描いています。
監督:ディート・モンティエル 出演者:リアム・ヘムズワース(クリス・ポタミティス)、マイケル・アンガラノ(エディ・パパストラトス)、エマ・ロバーツ(ナンシー・マイケリデス)、ポール・ベン=ヴィクター(トミー・ポタミティス)、ドウェイン・ジョンソン(ジェームズ・ランソン)ほか
映画「11ミリオン・ジョブ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「11ミリオン・ジョブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
11ミリオン・ジョブの予告編 動画
映画「11ミリオン・ジョブ」解説
この解説記事には映画「11ミリオン・ジョブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
11ミリオン・ジョブのネタバレあらすじ:起
1982年、ニューヨーク・クイーンズ。家族思いの優しい青年クリス(リアム・ヘムズワース)は、元警察官で現在失業中の父トミー(ポール・ベン=ヴィクター)ら家族を養うため、父と同じ警官になろうと決意していました。ところが、過去に友人エディ(マイケル・アンガラノ)が起こしたトラブルに巻き込まれて前科が付いてしまったことから警察官採用試験を受けられず、やむなく警備会社「エンパイア・ステート」に就職します。クリスは早速出勤初日から同僚のトニー(マイケル・リスポリ)と組み、現金回収の任に就いていましたが、会社のあまりの管理体制の杜撰さにクリスは驚いていました。翌日、トニーと共に現金回収の任にあたっていたクリスでしたが、謎の人物にトラックを爆破されたあげく銃撃を受け、トニーは死亡、防弾チョッキを着ていたクリスは一命を取り留めます。
11ミリオン・ジョブのネタバレあらすじ:承
事件の捜査に乗り出したニューヨーク市警のランソン刑事(ドウェイン・ジョンソン)は生存者がクリスしかいなかったことから彼に疑いの目を向けます。夜勤に回されたクリスは会社の資料を見ていると、トニーの死亡保険金がわずか1割しか支給されないこと、そして彼には妻子がいたことを知り愕然とします。怒りに駆られたクリスは会社の金庫から金を抜き出し、一部をトニーの遺族に渡すと残りの金でエディとクラブに遊びに行きました。エディは思わず、かつてクリスの父が働いていたバーの経営者でチンピラのスピロ(クリス・ディアマントポロス)の子分でドラッグ密売人のマイク(グレッグ・ヴロストス)とジミー(ジェリー・フェレーラ)に金の話しをしてしまい、彼らはクリスも交えて警備会社から現金を強奪する計画を企みます。しかし、スピロに話すべきだと主張するジミーは仲間から外されます。そしていざ決行という時、ランソン刑事が警官隊を引き連れてやってきました。そこにエディらとは別の強盗二人組が入り、たまたま居合わせたクリスも協力して強盗を倒します。翌日、クリスは新聞にヒーローとして祭り上げられますが、計画が発覚したと勘違いしたマイクはジミーを銃撃してしまいます。
11ミリオン・ジョブのネタバレあらすじ:転
強盗の一件により警備は厳重なものとなりましたが、それでも大金に目が眩んでしまったエディは屋根を壊して警備会社に単身侵入を決行します。警報のアラームが鳴り、上司に異常のないことを報告したクリスは呆れますが、エディはクリスに金庫の鍵を開けさせると殴って気絶させ、持てるだけの大金を持って逃げ出します。翌日、捜査に入った警察やFBIに対し、クリスは殴られて記憶がないと釈明します。FBIがマフィアの組織犯罪を疑う中、クリスの証言に不信感を抱いていたランソン刑事は独自に捜査を進め、エディやマイクに疑いの目を向けます。マスコミの報道では盗まれた金は800万ドルと報じられていましたが、実際には当時のアメリカ史上最高額となる1000万ドル以上が盗み出されていました。マイクはエディを伴い、プエルトリコのマフィアからドラッグを仕入れようとしましたが、金を巡って銃撃戦となりマイクは死亡、エディは命からがら脱走します。
11ミリオン・ジョブの結末
クリスはスピロから金の件を問われ、何も知らないとうそぶくも、一命を取り留めていたジミーが現れたことにより一件がバレてしまい、クリスは金を持ってくるよう脅されます。一方、ランソン刑事はエディの職場から現金強奪の計画書を押収、事情聴取に向かいます。逮捕は辛うじて免れたエディは全てがバレたことをクリスに告げ、取り分として渡した金を恵んでほしいと迫ります。クリスが自宅近くに行くと、既に周囲はパトカーに包囲されていました。クリスは友人のナンシー(エマ・ロバーツ)に金は家の近くにある石像に隠したことを告げて逃げ出します。クリスはエディに銃を向けられますが、そこに駆け付けたクリスの父トミーがエディを撃ち、クリスやエディらは駆け付けたランソンらに逮捕されます。クリスは父に謝罪し、自らの過ちを深く後悔しました。時は流れ1991年10月、クリスとエディは刑期を終えて出所しますが、盗まれた大金の行方は結局わからずじまいでした。
この映画の感想を投稿する