デビルの紹介:1997年アメリカ映画。ハリソン・フォードとブラッド・ピットのW主演による、アメリカに潜入したIRA活動家と警官との奇妙な友情と対決を描いたサスペンス・アクション作品です。
監督:アラン・J・パクラ 出演者:ハリソン・フォード(トム・オミーラ)、ブラッド・ピット(フランキー・マグワイア/ローリー・ディヴァニー)、マーガレット・コリン(シーラ・オミーラ)、ルーベン・ブレイズ(エドウィン・ディアス)、トリート・ウィリアムズ(ビリー・バーク)ほか
映画「デビル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デビル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デビルの予告編 動画
映画「デビル」解説
この解説記事には映画「デビル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デビルのネタバレあらすじ:起
アイルランド紛争真っ只中の1970年代。当時まだ8歳のフランキー少年は、過激派組織IRAのシンパだった父が何者かに殺害されるのを目撃します。それから約20年後、成人したフランキー(ブラッド・ピット)はIRAの活動家となり、武力闘争に明け暮れていました。イギリス政府の要人や軍人、警察官などを次々と暗殺していったフランキーと仲間たちはSI5(英国秘密検査局)に追われ、殆どの仲間たちが命を失いました。辛くも逃げ延びたフランキーは偽造パスポートを使い、「ローリー・ディヴァニー」という偽名を名乗ってニューヨークに向かいます。目的は反撃のための武器と資金を手に入れることでした。
デビルのネタバレあらすじ:承
ローリーは現地の協力者フィッツシモンズ判事(ジョージ・ハーン)の手引きで、ニューヨーク市警の定年間近の警官トム(ハリソン・フォード)の家に居候することになり、トムの家族から暖かい歓迎を受けます。ローリーは田舎の純朴な青年を演じ、トムの妻シェイラ(マーガレット・コリン)や娘たちと溶け込む一方、その裏では相棒ショーン(ポール・ローナン)と組んでアイルランドに武器を積んで渡航するための船を改修したり、裏社会の武器商人バーク(トリート・ウィリアムズ)と小型携帯用ミサイル購入の交渉を行ったりと暗躍していました。
デビルのネタバレあらすじ:転
ローリーはIRA同志の妹メーガン(ナターシャ・マケルホーン)と出会い、恋に落ちます。一方、トムは相棒のディアス(ルーベン・ブレイズ)と巡回中に車強盗と遭遇、ディアスは丸腰の犯人を射殺します。ディアスを庇って虚偽の報告をしたトムは悩んで酒に溺れ、警察を辞める決意をします。その直後、トムの自宅に強盗が侵入、駆け付けたローリーもトムに加勢して強盗を撃退します。トムは自分の少ない金品に手をつけられた形跡がないのを不審に思います。実は、強盗はローリーから金だけをせしめようと企んだバークが雇ったもので、ショーンは人質に取られており、ローリーは金を要求されます。一方、トムはローリーの荒らされた部屋から隠された大金と拳銃を発見、ローリーは遂にトムに自らの正体を明かします。トムはディアスと共にローリーことフランキーを逮捕しますが、フランキーはディアスを射殺して逃走します。
デビルの結末
FBIやイギリス当局から情報の提供を求められたトムは、イギリス当局はフランキーを始末するであろうことを予感し、殺すのではなく自らの手で逮捕し命だけは救おうと考えます。一方、フランキーはバッグに爆薬を詰めてバーク一味の元へ行くと既にショーンは殺害されており、フランキーはバーク一味を殺害してミサイルを奪います。トムはフランキーの協力者の判事を問い詰め、メーガンからフランキーの行き先を聞き出します。その頃、フランキーはミサイルを船に積み、アイルランドに向けて出航しようとしていました。そこにトムが駆け付けて船に飛び乗り、二人は銃撃戦となります。トムは肩を撃たれて負傷しますが、フランキーは致命傷を負い、トムに感謝の言葉を述べながら息を引き取ります。トムは船の舵を取り、港に引き返していきました。
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