若葉のころの紹介:2015年台湾映画。青春時代の淡い初恋を、すれ違いのままに終わらせて大人になったワンとリン。ワンは離婚をし、娘のバイはあの頃と同じ17歳の日々を過ごしていました。ある時、ワンが交通事故にあってしまいます。バイは母親のパソコンにリンへの未送信メールを見つけるのでした。
監督:ジョウ・グーダイ 出演者:バイ(ルウルウ・チェン)、ワン(アリッサ・チア)、リン(リッチー・レン)、イエ(アンダーソン・チェン)、ウエン(シャオ・ユーウェイ)ほか
映画「若葉のころ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「若葉のころ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
若葉のころの予告編 動画
映画「若葉のころ」解説
この解説記事には映画「若葉のころ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
若葉のころのネタバレあらすじ:起
17歳のバイは、台北に住む女子高生です。離婚した母親・ワンと、祖母と共に暮らす平穏な毎日、親友・ウエンと過ごす高校生活に満足していました。ウエンとは毎日一緒に登校したり、悩みを打ち明けたりする仲です。毎日乗る電車のなかには、バイのことを好きな男子・イエも乗っていました。頻繁にこちらに向けられる視線を感じながら、恥ずかしさもあってバイは知らんぷりを決め込んでいるのでした。
若葉のころのネタバレあらすじ:承
ある日ワンが交通事故にあい、意識不明の重体となってしまいます。病院と学校を行ったり来たりする日々の中で、バイは母親のパソコンに未送信メールを見つけます。それは、母親が自分と同じ17歳の時に好きだった相手・リンへ宛てたメールでした。そこには、当時の思い出が切々と綴られていたのでした。1982年、ワンとリンは「英語弁論大会」でトップを争う優秀な生徒たちでした。この頃から、お互いを意識し始めていた二人でしたが、若さ故にどう接していいのか分からず、リンはワンにいつもちょっかいを出しては反感を買っていたのでした。ある時二人は、英語教師からビージーズの「若葉のころ」を中国語に訳す課題を出されます。リンはこれを利用して、ワンへの想いを歌詞に託してレコードと共に渡しますが、すれ違いが起きてしまい想いが伝わる事はありませんでした。そして、その後にリンがある事件を起こしてしまったことにより、二人が顔を合わす事は二度となくなってしまうのでした。
若葉のころのネタバレあらすじ:転
一方、現代のバイとウエンの仲は、イエの存在によりこじれてしまいました。日常が除々に息苦しくなっていく中で、バイは母親の青春時代に想いを馳せ、未送信メールを送る事にします。返信はすぐに届きました。リンもまた、当時の事を忘れた事はなく、心のどこかに17歳の姿のままのワンが住んでいるのだと送ってきました。バイはそれを印刷して、病室で未だ意識不明の母親に読んで聞かせるのでした。 そんな時、上海から離婚した父親が病室を訪ねますが、その場にいた祖母から追い出しをくらってしまうのでした。こっそり父親と会ったバイは、彼が自分のことを心配してくれているのを感じ、なにかあった時用の携帯と自分のための積立金を受け取ると、別れるのでした。
若葉のころのネタバレあらすじ:結
ウエンともイエとも関係がこじれたバイは、頼りの母親もおらず、思い切って父親に電話をかけますが、電話口にでたのは知らない子供でした。思わず電話を切ると、堪らなくなった彼女は一人泣きました。そして、リンに「会いたい」とメールを送るのでした。しばらくやりとりが続いた後、バイはこらえきれずに自分の悩みを話してしまい、リンはメールの送信者がワンではない事を知ります。 ともあれ、会う約束をした二人。バイはワンに少し化粧をしてやり、当日を迎えました。リンを病室に連れて行くと、二人はやっと再会を果たすのでした。
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