春夏秋冬そして春の紹介:2003年韓国、ドイツ映画。韓国の鬼才であるキム ギドグ監督が作り上げた神秘的な感覚のする映画です。一人の男の人生を春夏秋冬で表したことで、アメリカでも大絶賛されました。
監督:キム・ギドグ 出演:オ・ヨンス、キム・ジョンホ、キム・ヨンミン、ハ・ヨジンほか
映画「春夏秋冬そして春」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「春夏秋冬そして春」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
春夏秋冬そして春の予告編 動画
映画「春夏秋冬そして春」解説
この解説記事には映画「春夏秋冬そして春」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
春夏秋冬そして春のネタバレあらすじ:春の小さなお寺
春、小鳥のさえずる湖に浮かんだ小さな島の寺に、和尚と小坊主が住んでいました。彼らの交通手段は一隻の小さな舟だけです。門を開けると湖となっており、舟で小島へ向かいます。小さな坊主は、幼さゆえになんでも興味があります。川魚やカエル、さらには蛇を捕まえて紐で石に縛り上げて遊んでいました。それを見た和尚は、眠っている小坊主を石で括り付け、紐で縛ります。小坊主は起きると、涙になりながら紐を解いてほしいと言います。和尚はこの格好でお前が縛った生き物を助けに行きなさい。できなければ一生重い石を背負うことになると言います。小坊主は動けず、生き物はなくなります。
春夏秋冬そして春のネタバレあらすじ:一夏の過ち
夏、寺に一人の女の子が来ます。彼女は病気療養のために滞在することにします。小坊主は少年へとなっており、女の子を見ると欲が湧いてくるのがわかります。欲が抑えられない彼は、和尚の目を盗んで彼女と関係を持ちます。ある日、舟で関係を持ち、彼らは眠りに落ちてしまい、和尚に見つかることとなります。和尚は舟の栓を抜き、水を侵入させます。慌てて起きた彼らは、和尚にお詫びしますが、和尚は彼女の体が回復したのをみて、追い出します。和尚は彼に、欲は欲求となり、欲求は殺意を生むと言います。彼女に未練がある少年は、仏像と鶏をもって寺を出ます。
春夏秋冬そして春のネタバレあらすじ:罪を償う
秋、30歳となったかつての少年は、妻を殺した罪で逃れ、再び寺に入ります。仏像の前で自殺を図ろうとする彼を和尚は懲らしめます。般若心経をナイフで掘る男に、刑事が来ます。掘り終わるまで待っていた刑事も、いつのまにか般若心経の色塗りをします。そして帰っていった刑事、その後和尚は自分の寿命を感じ、自ら火を放ち、焼身自殺をします。
春夏秋冬そして春のネタバレあらすじ:和尚と子供、そして繰り返す
冬、年老いた男は和尚の遺骨を拾い、氷で作った仏像に奉り、毎日を修行します。そんな日々が続いたころ、寺にスカーフを巻いた女が子供を連れて来ます。彼女は子供を置き去りにし、寺を去ろうとしますが、凍った湖が割れ、中に沈んでしまいます。男は背中に大きな石を背負い、仏像を抱えて山を登る修行をします。春、和尚となった男のそばには女が捨てた男の子がいて、男の子は小魚やカエルを石に縛り上げて遊んでいました。
この映画の感想を投稿する