リミットレスの紹介:2011年アメリカ映画。人間の脳の能力を 引き出す新薬を巡る陰謀を描いた作品。アラン・グリン原作の小説「ブレイン・ドラッグ」を映画化したサスペンス映画です。仕事も恋も人生の何もかもがうまくいかない男が、人間の脳の能力を最大限に引き出す新薬を飲んでみますが、そこには大きな陰謀が隠されていました…。
監督:ニール・バーガー 出演者:ブラッドリー・クーパー(エディ・モーラ)、 ロバート・デ・ニーロ(カール・ヴァン・ルーン)、アビー・コーニッシュ(リンディ)、アンドリュー・ハワード(ゲナディ)、 アンナ・フリエル(メリッサ・ギャント)ほか
映画「リミットレス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リミットレス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リミットレスの予告編 動画
映画「リミットレス」解説
この解説記事には映画「リミットレス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リミットレスのネタバレあらすじ:起
ニューヨークに住む作家志望の男、エディ(ブラッドリー・クーパー)は出版契約まで漕ぎ付けるも全く筆が進まず、恋人のリンディ(アビー・コーニッシュ)との関係も上手くうかず振られてしまい、すっかり困り果てていました。そんなある日、街を歩いていたエディは、元妻メリッサ(アンナ・フリエル)の弟ヴァーノン(ジョニー・ホウィトワース)と偶然にも再会します。製薬会社のコンサルタントをしているというヴァーノンは、エディに飲めば脳の能力を最大限に高めてくれる新薬「NZT」を勧められ、試しに飲んでみることにします。するとエディの才能が一気に開花し、一晩で本を書き上げたエディは出版社から大絶賛を受けます。しかし、NZTの効果は1日で切れてしまうことから、もっと薬が欲しいと思ったエディはヴァーノンの家を訪ねると、ヴァーノンは何者かに殺害されていました。エディはヴァーノンの部屋から大量のNZTと金を見つけます。
リミットレスのネタバレあらすじ:承
大量のNZTを手に入れたエディは仕事も順調にはかどるようになり、やがてヴァーノンの遺した金で株取引や投資にのめり込んでいきます。知り合いのつてでゲナディ(アンドリュー・ハワード)という男から10万ドルを借りたエディは短期取引で莫大の利益を稼ぎ出し、一躍マスコミに取り上げられるようになりました。そんなエディは、友人を介して大物投資家のカール・ヴァン・ルーン(ロバート・デ・ニーロ)と知り合い、巨額の投資話を持ち掛けられます。リンディとも寄りを戻したエディでしたが、やがてNZTの副作用に悩まされるようになっていきます。NZTを多用しすぎると数日間の記憶が飛んでしまったり、異常な行動を取るようになってしまうのです。その頃から、エディは謎の人物に追われるようになっていました。
リミットレスのネタバレあらすじ:転
エディはメリッサと再会することになりますが、彼女もまたNZTの副作用に悩まされており、薬を急に辞めると死に至る危険性があると忠告されます。エディはリンディにNZTの事を明かしますが、そこに謎の男が襲い掛かり、身の危険を感じたリンディはエディと別れることになります。やがてゲナディから借金のカタとしてNZTをたかられるようになったエディはボディガードを雇い、セキュリティ万全の高層マンションに移り住み、NZTの研究のため製薬会社をも味方につけます。エディはゲナディ以外にも様々な人からNZTを狙われるようになり、またエディと同じように成功を収めていた人々もNZTの力に頼っていたのです。
リミットレスの結末
エディは顧客に雇われた謎の男にNZTを盗まれ、さらにはゲナディがエディのマンションにまで押しかけてきました。薬が切れそうになり、命の危険を感じたエディはマンションの屋上から飛び降りようとしたその時、ゲナディが唯一残っていたNZTを注射器で服用しているところを目の当たりにしたエディはゲナディを殺害、その血液を舐めて命拾いします。その後エディは盗まれたNZTを奪い返します。1年後、NZTの研究を重ねて副作用を克服、NZTなしでも生きられるようになっていたエディは上院議員となっており、将来的に大統領の座を狙える位置まで上り詰めていました。そんなエディにカールが接触を持ち、NZTをネタにエディを脅しますが、エディはもう薬は必要ないとカールの要求を突っぱねます。そしてエディは復縁したリンディの待つレストランへ出かけていきました。
「リミットレス」感想・レビュー
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途中までは、けっこう楽しめたが最後の方で薬無しでもすごい能力が出せるようになってたのにはびっくりだし、腑に落ちない。
中盤まで面白いのですが、ラストで「相手の50手先を読む」と急に近未来まで予測できてしまう凄い人間に変わっていたのは無理があると思いました。主人公がNZTを改良したらしいのですが、その経緯などは何も描かれておらず急に別人になっていたのでその部分は省略せずに描いてほしかったです。しかも3人も殺してるのに議員になってしまうなんて…ラストは恋人と和やかな食事のシーンで終わりますが、罪の意識はないのでしょうか?