ザ・マミー/呪われた砂漠の王女の紹介:2017年アメリカ映画。歴代のモンスター映画をリブートした、ダークユニバースシリーズの第一弾。本作は1932年に公開された『ミイラ誕生』をリブートした映画。古代エジプト、王位につくはずのアマネットは父親メネプトレ大王に男児が生まれたことで望み叶わず、セトに魂を売り一家を殺害。怒った神官たちはアマネットを生き埋めにしてしまう。現代のイラク、反乱軍と戦うニックと相棒のヴェイルは偶然アマネットの棺を見つける。研究のために棺を持ち帰る空輸の途中、邪悪な空気に包まれた飛行機は墜落してしまう。飛行機が大破する大事故だったにも関わらず傷一つなかったニックは、霊に取り憑かれたヴェイルから、アマネットがニックの肉体を使ってセトを蘇らせようとしていることを聞かされる…。
監督:アレックス・カーツマン 出演:トム・クルーズ(ニック・モートン)、アナベル・ウォーリス(ジェニー・ハルジー)、ソフィア・ブテラ(アマネット)、ジェイク・ジョンソン(クリス・ヴェイル)、コートニー・B・ヴァンス(グリーンウェイ大佐)、ラッセル・クロウ(ヘンリー・ジキル博士)ほか
映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・マミー / 呪われた砂漠の女王の予告編 動画
映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」解説
この解説記事には映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 ネタバレあらすじ:起
2000年以上前の古代エジプト。王位継承順位の第1位だったアマネット(ソフィア・ブテラ)は、女王になる日を待っていました。しかし、父であるメネプトレ大王に男児が生まれて、アマネットが女王になる夢は消えてしまいます。
恨んだアマネットは、悪を司る神セトに魂を売り、邪悪な精神を具現化する剣ダガーを手に入れました。アマネットにより一家は殺害、恋人に罪を着せようとします。この出来事に怒った神官たちは、アマネットを生きたまま棺に閉じ込め、遠いメソポタミアの地へと沈められます。
現代のイラク。反乱軍を抑えるために派遣されたニック(トム・クルーズ)と相棒のヴェイル(ジェイク・ジョンソン)は、敵に囲まれるものの、自国の空爆に助けられます。爆破により陥没した場所を見ると、そこには巨大な像とともに遺跡が現れます。
考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)とともにニックとヴェイルが調査をすると、遺跡だと思ったその場所は監獄であり、邪悪な力を手にしたアマネットの棺が眠っていることを知ります。鎖で繋がれた棺をニックが解放すると、おびただしい数の砂漠のクモが3人を襲い、ヴェイルは刺されてしまいます。
ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 ネタバレあらすじ:承
研究のため、アマネットの棺を空輸でイギリスへ持ち帰ることを命じるグリーンウェイ大佐(コートニー・B・ヴァンス)。棺を発見した2人とジェニーも飛行機に同乗します。ほどなくヴェイルの体調に変化が現れ、様子が変わります。棺を開けようとする、うつろなヴェイル。グリーンウェイ大佐はそれを制止しようとするのですが、ヴェイルによりナイフで刺されてしまいます。
ニックとジェニーに襲いかかるヴェイルに、ニックは銃を向け撃ちます。飛行機はたちまち邪悪な空気に包まれていきます。数えきれないほどのカラスが機体を囲み、墜落してしまうのです。1つだけあったパラシュートでジェニーは助かりました。
死体安置所に収容されたニックでしたが、かすり傷ひとつない姿で死体袋から意識を取り戻します。目の前に、古代の毒牙にかかりゾンビのようになったヴェイルが現れ、アマネットは自分を解放したニックの肉体を使ってセトを蘇らせようとしていることを告げます。
ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 ネタバレあらすじ:転
2000年の眠りから目覚めたアマネットは、腐敗した肉体を取り戻すために、墜落現場にいる警察官を次々と襲います。襲われた警察官たちはアマネットの手下となり、ニックとジェニーを追います。
逃げても逃げても現れるアマネット。逃げることからもアマネットにコントロールされていることに気付きます。九死に瀕したその時、対モンスター組織プロディジウムにより2人は助けられます。
ロンドン自然史博物館の地下に編成されたプロディジウム本部へ連れてこられたニック。そこには鎖で繋がれたアマネットの姿もあります。ジェニーもこの組織の一員でした。トップに立つのがジキル博士(ラッセル・クロウ)。彼もまた血清によりモンスターであるハイド博士に変化することを抑えている1人です。
ジキル博士の目論見は、セトをニックに憑依させ退治すること。そうすることで永遠に封印ができると言うのです。抵抗するニック、ハイドになりかけたジキル博士も襲い掛かります。争いの中、アマネットは組織の研究員を操り、ダガーを取り上げ、逃げ出してしまいます。
ザ・マミー/呪われた砂漠の王女:結末
研究所から脱出したアマネットは、砂嵐を起こし、ロンドンの街を崩壊させていきます。アマネットに襲われ手下となったモンスターたちは、次々にニック達を追い詰めていきます。
アマネットは地下のトンネルへ向かいます。そこには発掘されたばかりの宝石があるからです。この宝石は、ダガーにはめると力が宿り、セトを蘇らせることができる特別な石。地下を守っていたプロジウム軍も簡単に蹴散らされて、遂に宝石はアマネットの手に渡ってしまいます。
更にアマネットは2人を水路へ導き、水の中へと引きずり込みます。ジェニーは溺れさせられてしまい、息を引き取ってしまうのです。怒りに震えるニックはアマネットの持つダガーを奪い、壊そうとしますが、ふと作戦を変えます。
ニックはダガーで自分を刺し、悪を宿らせ、アマネットの生気を吸い取ります。再びミイラとなったアマネット。ダガーの宝石は灰となり効力を失います。ニックが目をやると、命を奪われ横たわったジェニーがいます。悲しみに満ち溢れたニックは死なないでくれと叫びます。次第にニックの様相が悪へと変化していきます。
ニックの想いが届き、目を覚ましたジェニー。時同じくそこへ到着したジキル博士。でもそこにはニックの姿はありませんでした。砂漠の中、ニックにより生き返ったヴェイルの隣には、顔を覆ったニックの姿があります。2人は冒険を求め、馬を走らせるのでした。
以上、ザ・マミー(呪われた砂漠の女王)のあらすじと結末でした。
古代エジプトの呪われた王女のミイラを掘り出したら、ああたいへん、というどこかであったような話でした。トムクルーズが逃げて戦ってのアクションが見どころでしょうか。でも敵も弱いしストーリーも単調だしどうだかなぁ。なんかいまいちでした。