ソウ6 の紹介:2009年カナダ/アメリカ/イギリス/オーストラリア映画。FBI捜査官ストラムを罠にはめ、揚句殺害したジグソウの真の協力者ホフマン警部。そして殺人鬼ジョン・クレイマーの前妻で彼から遺産として箱を受け取ったジル・タック。箱の存在に気付いたジャーナリスト、パメラ・ジェンキンスをゲームに参加させるためホフマンはジグソウになり替わり新たなゲームを始める…。
監督:ケヴィン・グルタート 出演:トビン・ベル(ジグソウ)、コスタス・マンディロア(ホフマン刑事)、ベッツィ・ラッセル(ジル)、マーク・ロルストン(エリクソン)、ピーター・アウターブリッジ(ウィリアム・イーストン)、ショウニー・スミス(アマンダ)、ほか
映画「ソウ6」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ソウ6」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ソウ6の予告編 動画
映画「ソウ6」解説
この解説記事には映画「ソウ6」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ソウ6のネタバレあらすじ:起
ホフマン警部はストラム捜査官を葬り、さらにジグソウの共犯に仕立て上げることに成功しました。ところが警察内部に向けられた疑いの目を逸らすことが出来たのも束の間、ストラムの同僚で亡くなったと思われていたペレーズ捜査官が現場に復帰したのです。上長のエリクソンはホフマンに協力を依頼し、3人で捜査を進めることに。
ソウ6のネタバレあらすじ:承
ジグソウことジョン・クレイマーの前妻ジル・タックはジョンと仲間の行いを知っており、ホフマンをいさめますが、彼はジルの手に託されたターゲットたちの資料を要求してジグソウになり替わろうとしていました。ホフマンが連れ去ったのは保険会社の幹部イーストン、ジョンの生前の保険契約を担当し、ビジネスでかかわりのあった人物です。彼が目覚めると、ビデオが再生され、生前のジョンが彼の行いについて語り始めます。冷酷にも健康保険の加入者の3分の2を切り捨て、間接的に死刑宣告を下してきたイーストン。彼は自身と彼の部下を助けることができるのでしょうか。
ソウ6のネタバレあらすじ:転
イーストンのゲームを3人の人物が見ていました。二人はホフマンによって監禁された妻と息子。コンクリートの壁を隔てて向こうにはパメラ・ジェンキンスというジャーナリストが監禁されていました。ジルのもとにジョンの遺産である「箱」が届いたことを知る人物でした。一方ストラム捜査官の行方を追っているエリクソンとペレーズは、かつてホフマン警部がジグソウを模倣して行った残虐なゲームで使用された音声テープを入手していました。ホフマンを含む3人が専門家のもとを訪ねると、解析によって声の主が徐々にわかってきました。ホフマンは事実の暴露を恐れ、専門家もろとも殺害します。
ソウ6の結末
イーストンは自分の身体を危険にさらしながらも、できるだけ部下の命を助けることができました。出口に到着すると、彼の目前には彼の妻と息子…ではなく、彼の判断が原因で病気の治療費を払えずに亡くなった男の妻と息子が現れました。もう一方には彼の唯一の兄妹パメラがいました。「生きるか」「死ぬか」と書かれたレバーに息子が手をかけ、引き下ろしました。イーストンの背後に無数の注射針のある格子が突き刺さりました。強酸性のフッ化水素が腹部に注入され、彼はパメラを目の前に絶命しました。その様子を最前線で観察していたホフマンの背後からジルがスタンガンで襲い掛かってきました。ジョンの遺品の箱に入っていた“くつわ付きのヘッドギア”を彼に嵌め、目覚めたホフマンにこう言います。「これがジョンの最後のゲーム」だと。ジルは彼を置いて逃亡しました。ホフマンはヘッドギアが自分の頭を粉々に砕く前に力づくでこれを外しました。口の端がひどく切れて、ホフマンの慟哭が響き渡りました。
「ソウ6」感想・レビュー
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1~5は「生か死か」の選択を「自分で決める」ゲームが多かったが、
今作では「誰が死ぬか」を決めるゲームや、
「自分の生きる意志」と関係なく他人に自分の生死を委ねるゲームが多く、
前作までとは違う新鮮な感覚で楽しめた。イーストンが完全な悪人だったら勧善懲悪ものとして観れるところを、
彼がハンクを生かそうとしたり、アディに優しく声をかけたり、
自分が傷ついても他者を助けようとしたりするシーンが挟まれるため、
完全にスカッとすることができないのも、いやらしい。
唯一の肉親であるパメラを参加させたのも、
制作側の悪意(ある意味善意)を感じられて良かった。
保険会社のイーストンという幹部がゲームをプレイしていきますが、彼の部下がどんどん亡くなっていきました。最後は幹部が保険金を出さないと決めて病気で亡くなった人の家族が幹部の生死を決めることになり、幹部は家族の目の前で亡くなりました。自分がやってきたことが返ってきたとしか思えませんでした。