イエスマン“YES”は人生のパスワードの紹介:2008年アメリカ映画。ジム・キャリー主演で2009年に日本公開された作品です。原作はダニー・ウォレスの著書で、著者自身が経験した実験的な試みが記されています。映画では、どんなことにもイエスで答える「イエス運動」を通して、主人公の生活が少しずつ変わっていく様子が描かれています。
監督:ペイトン・リード 出演:ジム・キャリー(カール・アレン)、 ズーイー・デシャネル(アリソン)、 ブラッドリー・クーパー(ピーター)、 リス・ダービー(ノーマン)、 テレンス・スタンプ(テレンス・バンドリー)、 ジョン・マイケル・ヒギンズ(ニック)、ほか
映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」の予告編 動画
映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」解説
この解説記事には映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のネタバレあらすじ:起
何事にも後ろ向きな主人公カール・アレン(ジム・キャリー)は友人から誘われても断ってばかりで付き合いが悪く、大事な約束をすっぽかしてしまったことで親友からも愛想をつかされてしまいます。「このままでは孤独な人生を歩むことになる」という親友からの忠告に一念発起したカールは、とあるセミナーに出かけます。
セミナーに参加したその日から、何事にもイエスで答える「イエス運動」をしながら生活することになります。ホームレスを公園まで送っていったカールは帰りに車がガス欠になり、散々な目に遭ってしまいますが、ガソリンスタンドでジョギングフォトのインストラクターでバンドをやっている女性、アリソン(ズーイー・デシャネル)と出会います。
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のネタバレあらすじ:承
その後もカールのイエス運動は続き、銀行員のカールはどんな融資のお願いにも「イエス」と答え、次々と融資をして人々から感謝されます。上司の誘いも断ることなく、勧誘から習い事まで誘われるがままに参加していたカールは、偶然行ったライブハウスで歌を歌っているアリソンと再会するのでした。
刺激的な生活が好きというアリソンは、さまざまなことを行なっている陽気なカールの姿に惹かれていき、2人は恋人になります。仕事面では手当たり次第に融資をしているカールでしたが、利用者の感謝とともに完済率の高さが認められ、咎められるどころか昇進してしまうのでした。
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のネタバレあらすじ:転
カールはアリソンと行き先を決めずに旅行に行くことを決め、ネブラスカ州のリンカーンへと旅立ちます。食肉工場やアメリカンフットボールの試合などを楽しんだ2人は突然の雨で納屋へと避難し、アリソンはそこでカールに同棲したいと打ち明けます。カールは一瞬戸惑いながらも「イエス」と答えますが、帰りの空港で警察に捕まり、テロリストであることを疑われてしまうのでした。
警察はカールがこれまで手当たり次第に行なっていた習い事や航空機チケット購入の経緯などからテロリストではないかと詰め寄りますが、カールはそれが「イエス運動」の結果であることを説明しますが、それを聞いていたアリソンは自分が真剣に告白した返事さえもイエス運動の一環だったのではないかと憤慨し、カールのもとを去ってしまうのでした。
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」の結末
カールは婚約した親友のために行なうと約束したブライダルシャワーを思い出し、慌てて準備をします。これまで融資をした人々を中心に「イエス運動」の中で親しくなっていた人々をたくさん集め、即席のブライダルシャワーは大成功に終わるのでした。
カールは元妻のステファニーからの電話で呼び出され、悩みを聞いているうちに泊まっていかないかと誘われますが、誘いを断ってしまいます。するとエレベーターが停まったり、車が駐禁に捕まっていたりと散々な目にあってしまうのでした。
カールはイエス運動の中止をお願いするためにセミナーの主催者であるテレンス・バンドリー(テレンス・スタンプ)に会いに行きますが、2人は交通事故に遭い病院に運ばれてしまいます。意識を取り戻したカールはテレンスからイエス運動は本心からイエスと言うためのきっかけに過ぎないと、その本質を聞かされ、自分の本当の気持ちに気がつくようになります。
再びアリソンのもとを訪れたカールは、同棲を申し込まれた際に躊躇したことや、それでも好きな気持ちは変わらないことなどを伝え、2人は恋人として復縁するのでした。
以上、映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のあらすじと結末でした。
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」感想・レビュー
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“イエスマン”。その名の通り”YES”と言い続ける男のお話です。離婚や仕事により凹んでいた男(ジム・キャリー演じるカール)は”YES”セミナーに出会います。そこから彼の新たな人生が始まります。その言葉がパスワードとなり彼の人生は開けていくのです。
主演のジム・キャリーの演技が面白くそれだけでも名作と言えます。自分も”YES”でポジティブに生きてみよう、そう思える映画です。 -
「韓国語を学んでみませんか?」『イエス!』
「面倒だけどパーティ計画してくれ!」『イエス!』
「財布の中身全部くれよ!」『イエース!!!』
何事にもイエスと言う男という極端な題材に強く惹かれて鑑賞しました。
前半は題材通り、主人公が無理難題や面倒な事に嫌々ながらもイエスと言い続けるユーモラスな展開が続いてグイッと引き込まれます。
しかし後半、イエスと妄信的に言い続けることによる弊害も起きますが、真に重要なことは「イエスと言ってみる勇気を持つ事」だと気づく主人公の成長によって結末もハッピーなものへと向かっていきます。
一つの映画として巧く纏まっていますし、鑑賞後は「イエス!」と答えてみることで自分の人生もポジティブに進んで行くような希望が持てる良作です。 -
ポジティブの大切さをコメディで。どんな選択肢もYES!にすることで人生に変化が起きていきます。コメディなので極端ではありますが、ポジティブでいることで人生がいいほう方向に進んでいくのは間違いありません。ハッピーでいい映画でした。
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何事も「Yes」で通用する世の中は一件、平和で安定的な世の中なのかもしれないと思いました。しかし、「No」があるからこそ、「No」と言えるからこそ、人々は知恵を育み、「Yes」の価値を無意識的に生み出しているのかもしれません。
今回はセミナーで「意味のある人生」を送るためには何事も「Yes」と発することで解決していくというある種洗脳的なメッセージが色濃く現れていたが、物事を前に進めるために、チームをポジティブな方向に導く為には「Yes」の気持ちを常に胸に刻んでおくことが大切なことなのかもしれないと思いました。
主演はコメディ映画で有名なジムキャリー。
真面目な役の映画ではいいのですが、コメディ映画のジムキャリーの顔はあまり好きになれませんが・・・
映画の内容は、元々何事にも「ノー・ノー」の消極的な人間が自己啓発セミナーに行く事になり、そこで教わった全ての事に「イエス」と答えることを実践して行く。
「イエス」と答えることにより全てがポジティブにいい方向に進んで行くようになる。
仕事も恋愛も。
実際の人生もその通りだと思います。
共感出来てとても楽しい映画です。おすすめの作品です。
子供と見るには一部不適切な部分もあります。