暗殺者の家の紹介:1934年イギリス映画。イギリス時代のヒッチコックの代表作のひとつ。のちにヒッチコック自身が「知りすぎていた男」としてリメイクしている。「M」の犯人役で注目されたピーター・ローレが癖の強い暗殺者役を好演。
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:レスリー・バンクス(ボブ・ローレンス)、エドナ・ベルト(ジル・ローレンス)、ピーター・ローレ(アボット)、ピエール・フレネー(ルイ)
映画「暗殺者の家」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「暗殺者の家」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「暗殺者の家」解説
この解説記事には映画「暗殺者の家」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
暗殺者の家のネタバレあらすじ:起
スイスの保養地サンモリッツ。そこで、スキーのジャンプ競技が行われています。ちょうどルイが跳んだ時、姪のベティが犬を追いかけて競技エリアに入ってきたため、そのまま転倒。見物客の方へ滑り込み、ちょっとした騒ぎとなります。ベティの父ボブ・ローレンスがアボットとその仲間と顔見知りになったのはその時でした。ベティの母ジルの方は射撃大会に出場。しかし、アボットがこっそりと邪魔をしたせいで負けてしまいます。
暗殺者の家のネタバレあらすじ:承
その後、ホテルで舞踏会があり、ローレンス一家も正装をして出席。大勢がダンスをしている最中、突然窓ガラスに小さな穴が開きます。それに気づいたルイ。その胸に赤い血が広がり、彼は倒れます。狙撃されたのです。彼は死ぬ間際、ボブに言伝をしました。それに従ってルイの部屋を調べると、奇妙な紙切れが見つかります。それには謎めいた情報が記されてあり、ルイの遺言では「これを英国政府に知らせろ」というのです。実はルイは秘密諜報員であり、敵国の機密を調べるうち、その情報を手に入れたのでした。慌ててボブはホテルを出立しようとしますが、ポーターからメモを手渡されます。そこには「情報を知らせたら娘の命はない」と書かれてありました。
暗殺者の家のネタバレあらすじ:転
ベティは誘拐されたのです。夫婦はイギリスへ帰国。自分たちの手で娘を見つけ出そうとします。ボブはまず友人のクライヴと一緒に、ルイの紙切れにあった建物へいきますが、そこにはサンモリッツで出会ったアボットがいました。さらにその後を追って新興宗教の教会へ。そこでアボットたちに襲われ、自分もまた囚われの身となるのです。実はアボットは暗殺機関の代表でした。
暗殺者の家の結末
アボットの手を逃れたクライヴからの知らせで夫の事を知ったジルは、やはりルイの紙切れの情報に従い、アルバート・ホールへ。貴賓室に海外の外交官が来ており、アボットたちは彼を殺すつもりです。コンサートが始まり、銃がカーテンの端から見えることに気づいたジルは叫び声をあげます。おかげで外交官は九死に一生を得ることに。やがて警官隊がアボットたちのアジトへ。激しい銃撃戦が展開されます。多勢に無勢、アボットたちは全滅。ボブとベティは助けられ、無事ジルの元に帰ります。
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