劇場版 ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~の紹介:2008年フィンランド映画。ポーランド制作の短編テレビシリーズ「ムーミン パペット・アニメーション」を長編に再構成した劇場版。ある夏の日、ムーミン谷は火山の噴火による洪水被害に見舞われた。一度は劇場に避難したものの、ムーミンとスノークのおじょうさんは皆とはぐれてしまう。ムーミン達の冒険、お芝居に励むムーミンパパ達、そしてスナフキンとミイの活躍が面白おかしく描かれる。原作はトーベ・ヤンソンの『ムーミン谷の夏まつり』。
監督:マリア・リンドバーグ 声優:野島健児(ムーミン)、稲葉実(ムーミンパパ)、高島雅羅(ムーミンママ)、永田亮子(スノークのおじょうさん)、小泉今日子(ナレーション)ほか
映画「ムーミン ムーミン谷の夏まつり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ムーミン ムーミン谷の夏まつり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ムーミン ムーミン谷の夏まつり」解説
この解説記事には映画「ムーミン ムーミン谷の夏まつり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~のネタバレあらすじ:1.洪水と劇場
妖精達が住むムーミン谷は6月を迎え、夏まつりを目前に控えていました。しかし今年は火山の活動が活発なため、暑くて煤だらけの毎日が続いています。そんなある夜、火山が大噴火を起こし海から波が押し寄せて来ました。家の1階が水没してしまったため、ムーミン達は2階で眠ることにします。翌朝になっても水が引く気配はありません。ムーミン達が屋根に上がると、家を失った森の住民ホムサとミーサが流れて来ました。更に家のような物が近くを流れていたので皆で移住します。その新しい家には初めて見る奇妙な物がたくさんあって、ムーミン達は大はしゃぎ。夜になって、ねずみのおばさんエンマが現れました。エンマが言うにはここは劇場で、彼女はずっと掃除をしているらしいのです。劇場がどういうものか知らないムーミン達は詳しいことをエンマに教えて貰います。そしてミーサの提案で、皆でお芝居を作ってみることにしました。
劇場版 ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~のネタバレあらすじ:2.離れ離れ
劇場はもみの木湾を何日も漂い続けます。水が浅くなってきたところで、ムーミンパパが近くの木と劇場をロープで繋ぎました。ムーミンとガールフレンドのスノークのおじょうさんは、せっかくなので木の上で眠ることにします。しかし皆が寝静まった頃、エンマがロープを結んでいた杭を捨ててしまったため、劇場は2人を残して流れていってしまいました。翌朝そのことに気付いたムーミンパパ達はとても心配します。更にミイまでもがいなくなっていました。目を覚ましたムーミンは、スノークのおじょうさんを励ましながら木を伝って森を進みます。しばらく行くとようやく地面が見えてきました。
劇場版 ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~のネタバレあらすじ:3.スナフキンの活躍
その頃、ムーミンの親友スナフキンが冬の旅から帰って来ました。彼はもみの木湾で漂流していたミイを助け、一緒に森の真ん中にある公園へ向かいます。公園は高い柵で囲まれ、色々なことを禁止する立て札がたくさんありました。公園番のヘムルと、森の子ども達を見張っている小さいヘムルがいつも目を光らせています。スナフキンはそれら全部が大嫌いでした。そこでスナフキンは小さなお化けニョロニョロを使ってヘムル達を公園から追い出します。その後立て札を全て引っこ抜いて捨てていきました。子ども達はすっかりスナフキンに懐いてしまいます。困り果てたスナフキンは、ムーミンママを頼ることにして出発しました。ミイもやんちゃな子ども達を叱りながらついて行きます。
劇場版 ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~のネタバレあらすじ:4.お芝居の案内
一方のムーミン達は、夜の森で偶然気弱なフィリフヨンカの家を見つけました。彼女のホームパーティに招待して貰い、楽しい気分で外に出ます。そしてスナフキン達が捨てた立て札を見つけ焚き火にしました。しかし朝になってヘムルに見つかってしまい、立て札を燃やした罪で牢屋に入れられてしまいます。無人になったフィリフヨンカの家を見つけたスナフキン達。夜を明かした翌日、伝書鳩達がもみの木湾で行われるお芝居のチラシを落としていきました。そこにムーミンママもいると知ったスナフキンは、ミイと子ども達を連れて劇場へ向かいます。そのチラシはムーミン達が捕まっている公園の牢屋にも届けられました。ヘムルはいとこの小さなヘムルに見張りを任せ、もみの木湾へ向かいます。ムーミン達が必死に無実を訴えると、小さなヘムルは信じて牢屋から出してくれました。そして4人も劇場へ向かいます。
劇場版 ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~の結末:平和なムーミン谷
もみの木湾はお芝居を観に来た客で賑わっていました。ところがお芝居が始まってすぐにミイが乱入したため、劇は中断してしまいます。スナフキンも子ども達を連れて舞台へ上がり、ムーミンママに世話を頼みました。そこへムーミン達もやって来て、やっと全員揃います。しかしお芝居を観に来ていたヘムルに見つかってしまいました。一家は劇場を気に入ったホムサやミーサ、子ども達をエンマに任せ、舟でムーミン屋敷へ向かいます。水はすっかり引いていました。その時、ついにヘムルに追いつかれてしまいます。しかし小さなヘムルが取り持ってくれたことで、ムーミン達は無罪放免になりました。ムーミン谷はすっかりいつもの日常を取り戻し、この物語も終幕を迎えます。
以上、劇場版ムーミン パペット・アニメーション~ムーミン谷の夏まつり~のあらすじと結末でした。
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