追跡車の紹介:2011年カナダ映画。海外ドラマ「リベンジ」シリーズのマルゴー役で知られる、カリーヌ・ヴァナッス主演のサスペンス・ホラー。カナダから南米サンチアゴに旅行で訪れたカップル、ステファニーとエリック。慣れない異国でのドライブ中に、1人の不気味な男に遭遇する。その頃、サンチアゴでは、男女が何者かに路上で殺害されるという連続殺人事件が起きていた。ヴァナッスの恋人役には、「静かなる叫び」(2009)でも共演したセバスチャン・ユベルドー。
監督:ドミニク・ジェームズ 出演者:カリーヌ・ヴァナッス(ステファニー)、セバスチャン・ユベルドー(エリック)、ピーター・ミラー(ミゲル)、エドウィン・ホセ・フェルナンデス・コリャド(ペドロ)、ソフィー・カデュー(ジュリー)、クレア・ピンペア(クレア)ほか
映画「追跡車」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「追跡車」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
追跡車の予告編 動画
映画「追跡車」解説
この解説記事には映画「追跡車」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
追跡車のネタバレあらすじ:起
カナダのモントリオール。カメラマンのステファニーは、恋人エリックとの仲を修復するための休暇旅行を計画していました。エリックは過去に仕事仲間のジュリーと浮気をし、ステファニーの信頼を失っていたのです。それでもエリックはステファニーを大切に思っており、なんとか元の関係に戻りたいと考えていました。そんな2人が旅立ったのは、南米のサンチアゴ共和国。そこでは、男女が路上で焼死体となって発見されるという事件が多発していました。警察はこれら全てを同一犯による連続殺人とし、捜査を続けていました。犠牲者の1人、ヤマニの兄であるペドロは警察官。弟の命を奪った犯人への復讐心に燃えていました。
追跡車のネタバレあらすじ:承
サンチアゴ市内のホテルに到着したステファニーとエリック。レストランで楽しいひとときを過ごします。しかしステファニーがエリックに妊娠したことを打ち明けた途端、エリックは動揺。その様子にステファニーは失望します。翌朝、気まずいままの2人は車で遺跡見物に出かけます。立ち寄ったガソリンスタンドで、ステファニーの目は1人の男に釘付けになります。焼けただれた顔をしたその男は、ある若い女性から「二度と近づかないで」と罵倒されていました。異様な雰囲気を感じたステファニーは、その光景を写真に撮ります。ガソリンスタンドを出るとたちまち大雨になり、2人は公衆トイレに避難します。その時、女子トイレの中であの男が若い女性に襲いかかっていました。男は、殺害した女性の遺体をステファニー達の車のトランクに入れると去って行きました。
追跡車のネタバレあらすじ:転
その直後に捜査に現れたペドロは、男に背後から殴られ気絶します。何も知らずに車を走らせていたステファニー達は、人影のない寂れた町に辿り着きます。エリックは仕事の件でジュリーに電話をし、それに気づいたステファニーと口論になります。そこへあの男の車が現れ、さらにペドロの警察車も追ってきます。ペドロはステファニー達の車についた血痕に気づきます。開けると女性の遺体があり、ステファニーとエリックは驚きます。ペドロはステファニー達を拘束しますが、そこへあの男の車が現れてペドロを轢きます。ステファニーは男に銃を発砲。男が倒れて動かなくなった隙に、大けがを負ったペドロを警察車に乗せてその場から逃げ出します。
追跡車の結末
目覚めた男は、トランクに残った女性の遺体に火をつけます。エリックが、途中で見つけた牧場で住人に助けを求めますが拒否されます。男の車が追ってきて、道をはずれた警察車は崖にひっかかります。ステファニーとエリックは車内から脱け出し、目の前にあった小屋に隠れますが、男はその扉に鍵をかけ、ガソリンで小屋ごと焼きつくそうとします。警察車内で目覚めたペドロが発砲。男はガソリンの火に包まれて息絶えます。ペドロの車はそのまま崖から落下します。必死で小屋から脱出したステファニーとエリックは固く抱き合います。その後、男の隠れ家に踏み込んだ警察官達は、男と同じように顔が焼けただれた女性の遺体を発見します。ステファニーとエリックは静かな自然の中に引っ越し、新たな生活を始めました。そこへ再び、あの男の車のエンジンの音が不気味に響いてきます。
この映画の感想を投稿する