映画「インフォーマーズ セックスと偽りの日々」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
インフォーマーズ セックスと偽りの日々の紹介：2008年アメリカ,ドイツ映画。1994年に出版されたブレット・イーストン・エリスの短編小説集「インフォーマーズ」を映画化した作品で、1980年代を舞台に薬物依存・セックス・家族崩壊・犯罪など退廃的な日々を送るセレブたちの姿を描いています。
監督：グレゴール・ジョーダン 出演者：ビリー・ボブ・ソーントン（ウィリアム・スローン）、キム・ベイシンガー（ローラ・スローン）、ミッキー・ローク（ピーター）、ウィノナ・ライダー（シェリル・ムーア）、ブラッド・レンフロ（ジャック）ほか
この解説記事には映画「インフォーマーズ セックスと偽りの日々」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
1983年、アメリカ・ロサンゼルス。とあるパーティー会場の敷地内でブルースという男が車に轢かれて死亡するという事故が発生、ブルースの友人グラハム・スローン（ジョン・フォスター）や仲間たちはその様子を目の当たりにしました。グラハムは恋人のクリスティー（アンバー・ハード）を伴ってブルースの葬式に参列、友人のマーティン（オースティン・ニコルズ）やティム（ルー・テイラー・プッチ）、レイモンド（アーロン・ハイムルステイン）と悲しみを共有していました。葬式にはグラハムの父で映画プロデューサーのウィリアム（ビリー・ボブ・ソーントン）や別居中の妻ローラ（キム・ベイシンガー）も姿を見せました。ウィリアムはニュースキャスターのシェリル・ムーア（ウィノナ・ライダー）と不倫関係にあり、ローラは精神的に不安定になっていました。ウィリアムは娘でグラハムの妹スーザン（キャメロン・グッドマン）にシェリルと別れて家に戻ると伝えますが、父を信用できないスーザンは自分と兄は家には戻らないと告げます。一方、ローラもまたマーティンと男と女の関係にありましたが、彼にウィリアムが戻って来ると告げ関係解消を切り出します。
時を同じくして、ロック歌手のブライアン・メトロ（メル・レイド）は、スタッフのロジャー（リス・エヴァンス）らを引き連れてロサンゼルスに入り、未成年者を引き連れてホテルに入りましたが、バスルームで転倒して左手に怪我を負ってしまい、予定されていた映画出演交渉もキャンセルしました。一方、ホテルのドアマンであるジャック（ブラッド・レンフロ）は、叔父ピーター（ミッキー・ローク）から呼び出されます。ピーターはかつてウィリアムの映画会社で働いていましたが、女優とトラブルを起こして解雇されていたのです。その一方、ティムは不仲の父レス（クリス・アイザック）と共にハワイへ飛びます。ホテルで酔い潰れたレスはその場に居合わせた女性をナンパしようとし、ティムを呆れさせます。
スーザンはグラハムに相談を持ち掛け、ウィリアムが再び裏切れば今度こそローラが立ち直れなくなることを心配して何とかするように説得しましたが。その裏でウィリアムは未だにシェリルとの関係を続けていました。その一方で、クリスティーはマーティンらグラハムの仲間たちとも関係を持つ一方、次第に体調に異変をきたすようになっていました。マーティンはブライアンの元妻ニーナ（シモーネ・ケッセル）と同棲していました。ブライアンはニーナに電話を入れ、息子と話をさせてほしいと頼みますが拒否されて口論となります。ピーターは偶然にも街を歩いていた少年を誘拐、車に乗せて連れ去ります。ジャックはピーターが身代金目的で少年を誘拐したことに大変驚きます。ハワイでは、ティムがビーチで知り合ったレイチェル（ジェシカ・ストループ）を父レスに紹介、三人は食事を共にしますが会話が噛み合わず、気分を害したティムは席を立ってしまいます。
クリスティーの体調悪化を知ったグラハムはマーティンを問い詰め、彼女を想う辛い胸の内を明かします。ローラは家族で出かけたレストランにシェリルの姿があったことでウィリアムを問いただし、これから慈善パーティーに行き夫婦円満を装った後で出て行っても構わないと告げます。少年を誘拐したピーターとジャックは自分たちが窮地に追い込まれたと感じ、ピーターは少年を始末しようとしますが、ジャックは自分が始末すると言ってピーターを逃がすと、自らの手を傷つけて少年の死を偽装し逃がしてやります。ティムと噛み合わないレスは我が子を想い嘆きます。ブライアンはステージに向かっていきます。ニーナから連絡を受けたグラハムは、ビーチで倒れているクリスティーを発見します。病院に行くことを頑なに拒むクリスティーは既に末期のエイズに侵されていました。グラハムは彼女にキスをしてその場から立ち去りました。
映画をネットで視聴したもののちっともストーリーがわからなかったのですが、とてもわかりやすく整理して紹介してくださっていたので、やっと内容がわかり、この映画で描こうとした深さが分かった気がします。
ありがとうございました。