ワイアット・アープの紹介:1994年アメリカ映画。アメリカ西部開拓時代の伝説的な保安官ワイアット・アープの生涯をケビン・コスナー製作・主演で描いた大作西部劇です。史実に忠実に描かれ、数奇な運命を辿ったワイアットがやがて名高い「OK牧場の決闘」へと突き進んでいく過程を描いています。
監督:ローレンス・カスダン 出演者:ケビン・コスナー(ワイアット・アープ)、デニス・クエイド(ドク・ホリデイ)、ジーン・ハックマン(ニコラス・ポーター・アープ)、マイケル・マドセン(ヴァージル・アープ)、デヴィッド・アンドリュース(ジェームズ・アープ)ほか
映画「ワイアット・アープ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイアット・アープ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ワイアット・アープ」解説
この解説記事には映画「ワイアット・アープ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイアットアープのネタバレあらすじ:起
西部開拓時代のアメリカ・アイオワ。ワイアット・アープ少年(イアン・ボーエン)は農場主で弁護士の父ニコラス・ポーター・アープ(ジーン・ハックマン)の三男として生まれました。ワイアットは南北戦争へ出征した二人の兄ヴァージル(マイケル・マドセン)とジェームズ(デヴィッド・アンドリュース)と共に戦いたいと願い出ますがニコラスに止められます。やがて兄二人が戦場から戻り、ニコラスは家族を引き連れて、法律事務所を立ち上げるためカリフォルニアへ移住します。時は流れ、立派な青年に成長したワイアット(ケビン・コスナー)は法律を学ぶために祖父のいるミズーリ州に向かい、想いを寄せていたウリラ・サザーランド(アナベス・ギッシュ)と結婚しますが、幸せな日々は長く続かず、腸チフスを患ったウリラはワイアットの子を身籠ったまま亡くなってしまいます。失意のワイアットは思い出の家に火を放ち、当てもない放浪の旅に出ます。
ワイアットアープのネタバレあらすじ:承
酒浸りの日々を送るワイアットは馬を盗んで逮捕されてしまい、ニコラスは保釈金を払ってワイアットを連れ出します。酒を断ったワイアットはカンザスに行き、エド(ビル・プルマン)とバット(トム・サイズモア)のマスターソン兄弟を雇ってバッファローハンターの職に就きます。その後、ウィチタで兄ジェームズと共に酒場で働き始め、酒場で銃を乱射した男を取り押さえたことから保安官補として雇われます。その後、無法の町ダッジシティの保安官事務所に引き抜かれたワイアットは兄二人とマスターソン兄弟と共に保安官として活動しますが、その手荒な取り締まり方が問題視され、ワイアットは追放されてしまいます。
ワイアットアープのネタバレあらすじ:転
テキサス州フォートグリフィンに辿り着いたワイアットは、元歯科医で今はギャンブラーの銃の達人ドク・ホリデイ(デニス・クエイド)と出会い、友情を結びます。その頃、ワイアットの後任として町を守っていたエドが無法者に射殺され、知らせを受けたワイアットはダッジシティに戻り保安官に復帰しますが、雇われの身では先が知れていると考えたワイアットは、兄弟を連れて銀鉱山に沸くトゥームストーンに移り住み、銀の採掘権を得て賭博場の胴元となります。ワイアットはこの町で知り合った踊り子のジョセフィン・サラ・マーカス(ジョアンナ・ゴーイング)と愛し合うようになります。しかし、この町はならず者のクラントン一家とマクローニー一家に牛耳られていました。
ワイアットアープの結末
1881年10月26日、ワイアットはクラントン一家らと決着を着けるべく、兄弟やドクと共に「OK牧場」へと向かいました。そして壮絶な銃撃戦が始まり、最後はワイアットらが勝利を収めますがモーガンは撃たれて重傷を負い、その後亡くなってしまいます。復讐に燃えるワイアットは引き留めるジョセフィンらを振り解き、ドクらと共にクラントン一味を追い、死闘の末に兄弟の仇を討ちます。ドクはOK牧場の決闘から6年後に死去、ワイアットはジョセフィンと生涯を添い遂げ、1929年に波乱に満ちた80年の生涯を閉じました。
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