フェイク・クライムの紹介:2010年アメリカ映画。平凡な生活に飽きていた冴えない男が人生を変えるべく仲間たちと銀行強盗を目論み、その過程で舞台女優と出会い、人生が思わぬ方向に向かっていく様を描いた、サスペンスタッチの異色ラブコメディーです。
監督:マルコム・ヴェンヴィル 出演者:キアヌ・リーブス(ヘンリー・トーン)、ヴェラ・ファーミガ(ジュリー・イワノワ)、ジェームズ・カーン(マックス・サルツマン)、フィッシャー・スティーヴンス(エディ・ヴァイブス)、ピーター・ストーメア(ダレク・ミロドラゴヴィッチ)ほか
映画「フェイク・クライム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フェイク・クライム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フェイククライムの予告編 動画
映画「フェイク・クライム」解説
この解説記事には映画「フェイク・クライム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フェイククライムのネタバレあらすじ:起
高速道路の料金所で働くヘンリー・トーン(キアヌ・リーブス)は何の取り柄もない平凡な男で、妻で看護師のデビー(ジュディ・グリア)と平凡な暮らしを送っていました。そんなある日、ヘンリーは訪ねてきた悪友エディ・ヴァイブス(フィッシャー・スティーヴンス)に誘われ、体調不良を起こしたジョー(ダニー・ホック)の代わりとして銀行強盗に加担してしまい、エディは逃げ延びるもヘンリーだけが逮捕されてしまい、懲役3年の刑を受けて服役します。ヘンリーは刑務所内で詐欺師のマックス・サルツマン(ジェームズ・カーン)と知り合い、ヘンリーは刑務所暮らしを楽しむマックスから様々な助言を受けます。服役から1年後、ヘンリーは仮釈放が許されますが、その時デビーはジョーの子供を身籠っており、ヘンリーはデビーの元を去ることになります。
フェイククライムのネタバレあらすじ:承
ヘンリーは1年前に逮捕された現場の銀行付近に行ったところ、電話をしながら運転していた女優ジュリー・イワノワ(ヴェラ・ファーミガ)の車に接触されます。ヘンリーは幸なことに怪我はなかったのですが、カフェに連れて行かれたヘンリーは、トイレに貼ってあった80年前の新聞の記事から、銀行と道向かいの劇場が地下で繋がっていることを知ります。ジュリーはこの劇場で上演される予定のチェーホフ作「桜の園」の主演女優に抜擢されていましたが、演出家ダレク・ミロドラゴヴィッチ(ピーター・ストーメア)とは芝居を巡って意見が合いませんでした。つまらない人生を変える決意を固めたヘンリーは刑務所でマックスと面会、銀行強盗計画を持ち掛けます。
フェイククライムのネタバレあらすじ:転
出所したマックスはヘンリーと共に銀行に探りを入れる途中でジェリーに出くわします。ヘンリーとマックスはまんまと劇場に潜り込み、地下通路のあった部屋に案内されます。その後、ヘンリーはジュリーと一緒に食事をし、ジュリーの夢がハリウッドデビューであることを知ったヘンリーは銀行強盗計画を打ち明けます。ヘンリーとジュリーは惹かれ合い、彼女のアパートで結ばれます。マックスはヘンリーがジュリーに計画を喋ったことに怒りますが、仕方なく彼女を信用して劇場に潜り込むことにし、ヘンリーを「ロパーヒン」役の俳優に仕立てることにします。ヘンリーは何とかダレクの信用を勝ち取り、舞台に上がれることになります。
フェイククライムの結末
ヘンリーとマックスは銀行への地下道を見つけ、ジョーを助っ人として迎え入れますが、ジョーは計画をエディにも話してしまい、ヘンリーらはやむなくエディも加えることにします。強盗計画日は舞台初日と重なってしまい、ヘンリーは舞台に立つなかマックスらは計画通りに銀行から大金を盗み出すことに成功しますが、大金を独り占めしたいエディが裏切り、怒ったマックスとジョーはエディを叩きのめして縛り上げて置き去りにし、ヘンリーを連れて逃げようとしますが、ヘンリーはマックスに別れを告げてステージに戻り、ジュリーに自分の想いを伝えました。それは台本とは違う演技でしたがダレクは満足し、ジュリーはヘンリーの気持ちを受け入れました。
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