88ミニッツの紹介:2007年アメリカ映画。9年前の猟奇殺人事件で操作に協力したFBI異常犯罪分析医が何者かから88分後の殺害を予告され、自らの命を守るため事件の真相解明に乗り出す姿を描いたサスペンスです。
監督:ジョン・アヴネット 出演者:アル・パチーノ(ジャック・グラム)、アリシア・ウィット(キム・カミングス)、エイミー・ブレネマン(シェリー・バーンズ)、リーリー・ソビエスキー(ローレン・ダグラス)、ニール・マクドー(ジョン・フォスター)ほか
映画「88ミニッツ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「88ミニッツ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「88ミニッツ」解説
この解説記事には映画「88ミニッツ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
88ミニッツのネタバレあらすじ:起
1997年、若い女性ばかりを狙った連続猟奇殺人事件が発生しました。双子の姉妹ジョニーとジェイニーも襲われ、姉ジョニーは逆さまに吊るされ切り刻まれて惨殺され、妹ジェイニーは間一髪で一命を取り止めました。その後、容疑者としてジョン・フォスター(ニール・マクドー)が逮捕され、かつて過去の猟奇連続殺人犯とも渡り合った事のある全米でも有名なFBI異常犯罪分析医ジャック・グラム教授(アル・パチーノ)が裁判で精神鑑定を担当、鑑定結果と唯一の目撃者であるジェイニーの証言が決め手となり、フォスターは死刑判決を受けました。
88ミニッツのネタバレあらすじ:承
裁判から9年後。この日はいよいよフォスターの死刑が執行される日の朝です。大学で教鞭を取るジャックは前日のパーティーで知り合ったサラ(リーア・ケアンズ)と一晩を過ごしていましたが、そこへ昔馴染みのFBI特別捜査官フランク・バークス(ウィリアム・フォーサイス)から電話が入り、9年前の事件と同じ手口の猟奇殺人事件が発生したことを告げられます。ここ最近はまた模倣犯とおぼしき同様の事件が相次いでおり、フォスターの冤罪説まで持ち上がっていました。今回の事件の被害者はジャックの教え子デイルでした。ジャックはフランクらFBI捜査官らに対し、今回の一連の事件はフォスターが刑務所から操っているもので、自分の9年前の判断は間違っていないと主張、大学の講義へ向かいましたが、そこに一本の謎の電話があり、ジャックと「お前の命はあと88分だ」と殺害予告を受けます。
88ミニッツのネタバレあらすじ:転
ジャックは秘書シェリー(エイミー・ブレネマン)にデイルの行動を調べさせると共に電話の発信源を調べるよう命じます。その直後、大学に爆弾を仕掛けたという脅迫電話が入り、ジャックは全員非難を命じると駐車場に行きますが、車は破壊されており、そこには犯人のメッセージが残されていました。ジャックは助手のキム(アリシア・ウィット)と行動を共にし、途中で何者かに襲われた生徒ローレン(リリー・ソビエスキー)を発見します。ジャックはシェリーを通じてフランクに通報させると、学生部長キャロル(デボラ・カーラ・アンガー)から電話があり、教室内にはダイナマイトの写真と共にジャック宛のメモが残されていたという知らせを受けます。ジャックの元には時折「命のカウントダウン」を告げる脅迫電話がかかり、ジャックは自分の周囲の人物全てに疑いを持ち、手当たり次第にそれらを調べ始めます。
88ミニッツの結末
ジャックはそれまでの周囲の足取りを拾い上げ、キムの元夫で仮出所中のガイ・ラフォージ(スティーヴン・モイヤー)が浮上してきました。しかしガイは何者かに殺害され、ジャックはキムと共にサラのマンションへと逃げ込みますが、サラも何者かに殺害されていました。そこにフランクから「デイルの体内からジャックの体液が検出された」という知らせが飛び込み、更にはフォスターの死刑執行が延期されたとの連絡まで舞い込み、ジャックはいつの間にか追われる立場に追い込まれます。そして指定された場所に向かったジャックは吊るされたキャロルを発見します。事件の真犯人は何とローレンでした。ローレンという名は偽名で、実はフォスターの弁護団の一人であり、フォスターに心酔して同様の事件を起こしていたのです。そして、ジャックの読み通りフォスターが刑務所からローレンを操っていたのです。そして遂に88分が経過、ローレンは博士にジョンの裁判で偽証をしたと証言させてテープに録音。88分が過ぎ、ジャックはローレンと対決、間一髪で駆け付けたフランクに助けられます。ジャックはキャロルを助け出し、ローレンが持っていた公判時のテープを回収して去っていきました。
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