キル・ユア・ダーリンの紹介:2013年アメリカ映画。精神的にまいっている母親を置いてコロンビア大学へと入学したアレン。母との別れは寂しかったがすぐに運命的な出会いをする。彼の名前はルシアン・カー。周りから浮きながらも自分を貫くその生き方にアレンは強く共感する。それは友情より強い感情、しかしルシアンはある男と怪しげな関係を持っていた。第二次世界大戦中に起きた実話を元にした映画。実在する詩人の半生を綴った話。主演は「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフ。
監督:ジョン・クロキダス 出演:ダニエル・ラドクリフ(アレン・ギンズバーグ)、デイン・デハーン(ルシアン・カー)、ベン・フォスター(ウィリアム・バロウズ)、マイケル・C・ホール(デヴィッド・カマラー)、ジャック・ヒューストン(ジャック・ケルアック)、ほか
映画「キル・ユア・ダーリン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キル・ユア・ダーリン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キルユアダーリンの予告編 動画
映画「キル・ユア・ダーリン」解説
この解説記事には映画「キル・ユア・ダーリン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キルユアダーリンのネタバレあらすじ:1.大学
母親は精神的にまいっている、父親はそんな母親に見向きもしない。悩むアレン(ダニエル・ラドクリフ)にある日コロンビア大学合格の通知が届く。母を置きコロンビア大学の寮に住むことになったアレンはすぐに運命的な出会いをする。周りから浮くように一人独自の世界を生きる青年、ルシアン・カー(デイン・デハーン)。彼と意気投合したアレンはその後ルシアンと共に行動することになる。ルシアンはいつも大学の外で数人の仲間達と共に過ごしていた。彼らは年も育ちもバラバラ。そんなルシアンにはある計画があった。
キルユアダーリンのネタバレあらすじ:2.革命
ルシアンはいつものメンバーをアレンに紹介する。腐れ縁のデヴィッド(マイケル・C・ホール)と薬中毒のウィリアム(ベン・フォスター)。デヴィッドは今ではあまり絡むことはないものの何かと顔を合わせる機会はあった。ルシアンはある計画を進めようとしていた。その頃世間では文学に対する強い規制があり、決められた物の閲覧しか出来なかった。それを変えてやろうと考えていたのだ。そしてある日大学に忍び込み、図書室の展示本をそっくり入れ替えるという荒業を達成する。
キルユアダーリンのネタバレあらすじ:3.論文
ルシアンはこの国から脱走することを考えていた。家族からも大学からも、そしてアレンからも。ルシアンは次第にアレンから距離を置き始めた。共に旅立つと決めたのは妻もいるジャック(ジャック・ヒューストン)という男。アレンとの心の距離が離れる一方、アレンはルシアンに強く惹かれていく。そしてある日からルシアンはアレンに自身の課題の論文を書かせ始めた。それはかつてデヴィッドに任せていた仕事。ルシアンはそうやって自分の課題を人に任せていたのだ。
キルユアダーリンのネタバレあらすじ:4.事件
ルシアンがジャックと共に旅立ちを決意した日、船に乗り込む寸前でルシアンの前にデヴィッドが現れる。それまで話を避けてきたルシアンだが、その日は二人で話すことを決意する。そしてその話の末に事件が起きる。その日、アレンの元に通達が来る。それはルシアンの逮捕、デヴィッドの死亡に知らせだった。話合いの末ルシアンはデヴィッドを刺し、まだ息がある中海に沈めたというのだ。ルシアンと面会したアレンは彼に供述書を頼まれる。その頃、殺した相手が同性愛者なら名誉殺人となり、自分も同性愛者なら辛い監獄がまっていた。
キルユアダーリンの結末
悩んだアレンは病院にいる母へと会いにいった。そして自身の悩みを打ち明ける。そんなアレンに母は見捨てるように教える。それが自分を救う術だと。そしてアレンはルシアンと別れるため真実を供述書に書き込んだ。その後彼は大学を退学した。教授との話し合いの中、自身が書いた小説を教授に見せるも彼は良い顔をしなかった。大学を辞め、自宅で執筆活動に励むアレンにある日、大学から手紙が届く。あの教授から送られたその手紙には、あの時の小説を認める教授の言葉が書かれていた。
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