ヘッドハンター・コーリングの紹介:2016年アメリカ,カナダ映画。「300/スリーハンドレッド」(2007)や「キング・オブ・エジプト」(2016)のジェラルド・バトラー主演。ヘッドハンターとして活躍する実力主義の男。家庭をないがしろにする日々の中で、最愛の息子が病魔に侵されていることを知る。家族の絆と人生の意味を問うファミリー・ドラマ。共演は「プラトーン」(1986)や「グランド・ブタペスト・ホテル」(2014)のウィレム・デフォー。
監督:マーク・ウィリアムズ 出演:ジェラルド・バトラー(デイン・ジェンセン)、グレッチェン・モル(エリース・ジェンセン)、マックス・ジェンキンス(ライアン・ジェンセン)、ウィレム・デフォー(エド・ブラックリッジ)、アリソン・ブリー(リン・ヴォーゲル)ほか
映画「ヘッドハンター・コーリング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヘッドハンター・コーリング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ヘッドハンター・コーリング」解説
この解説記事には映画「ヘッドハンター・コーリング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヘッドハンターコーリングのネタバレあらすじ:起
シカゴの人材紹介会社で働くデイン・ジェンセン。腕利きのヘッドハンターですが、業績のためなら汚い手を使うのもよしとするタイプ。一方、デインの同僚のリン・ヴォーゲルは堅実に数字をあげる主義の女性で、2人は目下、総括部長のポストを争うライバル同士でした。なんとしてでも昇進を手に入れたいデインは、架空契約をでっちあげたり、FBIのふりをして顧客の偽情報を企業に流したりと、さまざまな姑息手段を使います。デインの妻エリースは、仕事優先で家族をかえりみない夫に不満を募らせていました。そんなある日、体調不良が続いていた長男のライアンが、病院の検査で急性リンパ白血病と診断されます。
ヘッドハンターコーリングのネタバレあらすじ:承
入院を余儀なくされたライアンに、エリースが付き添います。会社と病院を往復するデインを、社長のエドが気遣います。ライアンの容態は悪化するばかりで、医者は最後の手段として遺伝子治療を進めます。美しい建築物を見るのが好きだというライアン。デインはライアンを連れて、さまざまな由緒ある建物を訪れます。息子といる時だけは心安らぐデインでしたが、リンとのポスト争いでは優位に立てずに焦りを感じています。感謝祭の家族パーティではついにストレスが爆発。親族の前でエリースと口論を始めます。言い争う両親の姿に、ライアンが心を傷めています。
ヘッドハンターコーリングのネタバレあらすじ:転
会社のクリスマスパーティ。リンがデインに、昇進するのはあなたではなく私よと言います。業績を上げるためにデインが行っていた数々の裏工作を、リンは見抜いていたのです。病院ではライアンの容態が急変し、昏睡状態に陥ります。担当医はライアンの最期が近いこと、そして人口呼吸器をつけることを告げますが、デインは受け入れることができません。エリースは、仕事に夢中で息子の異変に気づかなかったデインを責めます。打ちひしがれるデインに、ライアンに付き添っていた医療スタッフのアントワーヌが声をかけてきます。ライアンは、自分がどれほど父親を愛し、尊敬しているかをアントワーヌに話していました。自分を思う息子の言葉にデインは涙を流します。
ヘッドハンターコーリングの結末
デインは、昏睡状態のライアンに昼も夜も付き添うことにします。病室からヘッドハンティングの電話をかけ、自分の仕事ぶりを目覚めない息子に聞かせます。年齢がネックで就職ができない顧客、ルーの力になろうと決めたデインは、企業に頼み込んで仕事を確保することに成功します。自分にも善い行いができたと喜ぶデイン。しかし、最終的にエドが昇進させたのはリンでした。それどころか解雇を言い渡されてしまい、デインは茫然となります。真夜中、病院にいるエリースから電話が入りました。治療は成功し、ライアンが目覚めたのです。夫婦は抱き合って喜びます。デインの解雇を知ったエリースは、悲しむどころか笑い出します。個人で人材紹介業をスタートさせたデインに、ルーから電話が入ります。デインのおかげで活き活きと働いているルーは、技術者を紹介してほしいと依頼するのでした。
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