アトミック・ブロンドの紹介:2017年アメリカ映画。主人公ローレン・ブロートンの素性は謎のベールに覆われている。イギリスの諜報部MI6に所属し、極限状況における情報収集、戦闘技術、脱出のハイレベルな特殊スキルを持っている。美しいブロンドヘアにクールな美貌、そして強靭な肉体を兼ね備える最強のスパイ。ドイツを分断し、東西冷戦の象徴ベルリンの壁が崩壊へ向かう転換期。イギリスのMI6、アメリカのCIA、ソ連のKGBが展開するリスト争奪戦のため、ローレンは異国の地へ送り込まれ容赦のない殺し屋たちと死闘を繰り広げる。ローレンを演じるのはシャーリーズ・セロン。鮮烈な色彩と陰影にこだわったスタイリッシュな映像と、ニュー・オーダーの「ブルー・マンデー」、クイーン&デヴィッド・ボウイの「アンダー・プレッシャー」など1980年代のヒット曲も映画を盛り立てる。
監督:デヴィッド・リーチ 出演:シャーリーズ・セロン(ローレン・ブロートン)、ジェームズ・マカヴォイ(デヴィッド・パーシヴァル)、ジョン・グッドマン(エメット・カーツフェルド)、ティル・シュヴァイガー(時計屋)、トビー・ジョーンズ(エリック・グレイ)、ほか
映画「アトミック・ブロンド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アトミック・ブロンド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アトミックブロンドの予告編 動画
映画「アトミック・ブロンド」解説
この解説記事には映画「アトミック・ブロンド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アトミックブロンドのネタバレあらすじ:起
東西冷戦末期、1989年11月のロンドン。身体のいたるところにおびただしいアザと傷を追ったひとりのブロンドの女性が氷を張ったバスタブから身体を起こします。身支度を整え出向いた先はイギリスの諜報部MI6のオフィス。凛としたクールな美しい女性の名はローレン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)。MI6が誇る最強の女スパイです。彼女は上司である諜報局主任エリック・グレイ(トビー・ジョーンズ)とCIAの大物エージェント、エメット・カーツフェルド(ジョン・グッドマン)を前にし、自分がベルリンで行ったあるミッションの聴取をされています。MI6のチーフ、C(ジェームズ・フォークナー)はマジックミラーの向こう側より冷静にローレンの話に耳を傾けます。「ベルリンで何があったんだ?」グレイに問われたローレンは静かにミッションの全貌を語り始めます。
アトミックブロンドのネタバレあらすじ:承
この取調べの10日前。ベルリンに潜入していたMI6の諜報員ガスコイン(サム・ハーグレイヴ)がKGBに雇われた殺し屋バクティン(ヨハンネス・ヨハネッソン)に殺害されたことから全てが始まります。ガスコインが持っていたのは、世界中で暗躍する各国機関のスパイの情報が仕掛けられた腕時計。ガスコインは無惨にも殺され、リストは盗まれました。もしこのリストが公に出れば、国際勢力を揺るがす重大な危機を招くことになります。バクティンはKGBを裏切ってリストを闇市場で売りさばくために東ベルリンに潜伏しています。なんとしてもリストを奪い返したいMI6は、並外れた情報収集能力と戦闘技術を兼ね備えたローレンに任務を委ねました。
アトミックブロンドのネタバレあらすじ:転
断じて失敗の許されない重大な任務を背負ったローレンは、弁護士エリザベス・ロイドという偽名で西ドイツへ入国。しかし、極秘のはずの任務にも関わらず早速KGBより手荒い襲撃を受けてしまいます。素早く対処をし命は落とさなかったものの、遠くにはローレンを追跡する謎の女の姿が。窮地を脱したローレンは同じくMI6ベルリン支局の敏腕エージェント、デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と合流しチームを組んでリストを追います。ところが、東西ベルリンの表も裏も知り尽くしたパーシヴァルは、リストの捜索に協力するどころか、不審な行動に出てローレンを混乱に陥れていきます。実はローレンにはもうひとつ遂行すべき極秘ミッションがありました。それはガスコインを裏切った二重スパイ”サッチェル”を探し出し復讐すること。ローレンはパーシヴァルとの微妙な距離を保ちサッチェルの捜索をしていきます。
アトミックブロンドの結末
ローレンは、東西ベルリンの裏社会の仕事を請け負う”時計屋”の力を借りて東ベルリンへ単独で密入国します。ブレモヴィッチ率いるKGBも、リストの持ち主バクティンを血眼になり探し回っています。そんな中、ローレンは尾行されていた謎の女と出会います。彼女はフランス人スパイ、デルフィーヌ(ソフィア・ブテラ)と名乗りました。ローレンは、キャリアも短く可憐で若いデルフィーヌに心の安らぎを見出し、情熱的な一夜を過ごしました。ある日、ローレンとパーシヴァルはリストを暗記しているスパイグラスを西ベルリンへ逃す任務を遂行することになります。ところが計画は漏れスパイグラスは命を落としてしまいました。ここでローレンはパーシヴァルが裏切り者であることを確信します。さらにパーシヴァルによって仕掛けられた盗聴器を見つけ、デルフィーヌとパーシヴァルの関係にも気づきます。デルフィーヌの身の危険を感じたローレンは彼女の家に急いだのですが、そこにはパーシヴァルによって殺されたデルフィーヌの姿がありました。怒りと悲しみにかられたローレンはパーシヴァルの後を追い、裏切り者であり愛する人を殺した憎きパーシヴァルを抹殺。リストも取り返すことに成功し任務を終えました。取調室から出たローレン。KGBへリストを渡すフリをし抹殺。実はサッチェルとはローレンのことでCIAの三重スパイとして全ては彼女が仕組んだシナリオだったのです。CIAのジェット機に乗り、カーツフェルドの「うちへ帰ろう」という言葉に重みを感じ安堵するローレンでした。
以上、アトミック・ブロンドのあらすじと結末でした。
「アトミック・ブロンド」感想・レビュー
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3重スパイという上映中に「え!?」という言葉が何回も口をついて出てきてしまうエキサイティングなスパイ映画です。よくあんなヒールでハードワークできるなと感心してしまいます。新作がとても楽しみで何よりシャーリーズ・セロンかっこいい!
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スタイリッシュなお姉さんのスタイリッシュなアクション
ではなく、ジャッキー・チェン映画かな?というぐらいボコボコに殴り殴られのハードアクション
良いスパイ映画でした!
ポスターとトレイラーのせいで妄想が膨らんだ結果、実際に見るとなんか萎むというか、コレジャナイというか。あれですよ。もう割り切って、シャーリーズ・セロンの超カッコいいアクションを見る為だけの映画ですよ。彼女の技術に着いてこれる人いないんじゃないかってくらいアクションがカッコよかった。ストーリーはスパイ映画だもの気にしちゃ駄目ですね