スタンドオフの紹介:2016年カナダ映画。殺しの現場を目撃してしまい、殺し屋から追われた少女が元軍人の家に駆け込んだことにより始まる、一軒家の中で繰り広げられる男と男の攻防を描いた密室スリラーです。
監督:アダム・アレッカ 出演者:トーマス・ジェーン(カーター・グリーン)、ローレンス・フィッシュバーン(セイド)、エラ・バレンタイン(イザベル・バード・モーガン)、ジョアンナ・ダグラス(マーラ)、ジム・ワトソン(ジェラルド・ベイカー)ほか
映画「スタンドオフ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スタンドオフ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スタンドオフの予告編 動画
映画「スタンドオフ」解説
この解説記事には映画「スタンドオフ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スタンドオフのネタバレあらすじ:起
少女バード(エラ・バレンタイン)は親戚のロジャー(ジョン・テンチ)に連れられ、幼い頃に事故死した両親の墓参りに墓地を訪れました。しかし、そこに殺し屋セイド(ローレンス・フィッシュバーン)が現れ、他の参列者を神父共々殺害、ロジャーも巻き添えを食らって殺されてしまいます。バードは持ち合わせていたカメラでセイドの顔を撮影、顔を見られたセイドはすぐさまバードの後を追います。バードは近くで一人暮らしをしている元軍人カーター(トーマス・ジェーン)の家に逃げ込みました。
スタンドオフのネタバレあらすじ:承
すぐさま追いついたセイドはカーターの足を撃ち、カーターも猟銃でセイドの腹を撃ちます。互いに撃ち合ったカーターとセイドは両方とも銃弾の残りが少なくなり、カーターはバードと共に2階へと逃げ、セイドは1階のフロアに陣取り、互いに腹の探り合いを始めます。カーターは過去に息子を事故で亡くし、その事がきっかけで妻マーラ(ジョアンナ・ダグラス)にも出ていかれた過去があり、バードを全力で守り抜くと決意します。カーターは階段にガラスの破片を撒き散らし、カメラのフィルムをトイレのタンクに隠すようバードに指示します。一方のセイドは部屋を物色してカーターが元軍人だったことを知り、自分もかつて元軍人だったことを明かして挑発します。
スタンドオフのネタバレあらすじ:転
セイドは更に、カーターがマーラ宛てに書いた手紙を発見し、嘲るようにして読み上げました。カーターは怒りに震え、何があっても絶対にバードは渡さないと約束します。その時、腹の出血が悪化し、焦ったセイドが発砲、その銃声を聞いた保安官ベイカー(ジム・ワトソン)が駆け付けますが、セイドはベイカーを射殺、2階に上がろうとしますが、カーターは発砲してセイドをガラスの破片に突き落とし負傷させます。セイドは電話でマーラを呼び出し、駆け付けた彼女を人質に取りました。
スタンドオフの結末
カーターは猟銃をバードに託し、1階に降りてマーラを助けようとしましたが足を撃たれて倒れ込みます。バードは意を決して猟銃を構えたその時、発電室の燃料が切れて照明がちらつき、カーターはその隙を突いてナイフでセイドの首に切りかかりました。マーラは警察を呼びに走り、バードは虫の息のセイドに向けて猟銃を撃ちますが、既に弾は切れていました。セイドは笑いながら「まさかハッタリだったとはな…俺を“怪物”とでも思っているのか…」と呟きながら絶命しました。バードはカーターの元に駆け寄り、自分を救ってくれたことを感謝します。カーターもまた「救われたのは俺の方だ」と堅くバードの手を握りしめました。
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