リピーターズの紹介:2010年カナダ映画。その日は久しぶりの外出許可が出たカイル。久しぶりに妹に会いに行くも彼女はほとんど口を交わさず去ってしまう。同じ施設で暮らすソニアとマイクも良い1日ではなかったようだ。その日は激しい嵐、施設は突然停電する。次の日カイルが目を覚ますとなんだか様子がおかしい。その日から3人は異常な1日に憑りつかれることになる。同じ1日を繰り返すことになるSFサスペンス映画。
監督:カール・ベッサイ 出演:カイル(ダスティン・ミリガン)、ソニア(アマンダ・クルー)、マイク(リチャード・デ・クラーク)ほか
映画「リピーターズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リピーターズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リピーターズの予告編 動画
映画「リピーターズ」解説
この解説記事には映画「リピーターズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リピーターズのネタバレあらすじ:起
薬物依存を治療するためカイルはある施設で生活をしていた。その日は久しぶりの外出の日だったがカイルも共に施設で暮らしているソニアとマイク、3人共浮かない顔をしていた。結局上手くはいかない1日で終わってしまった。カイルは喧嘩をしている妹に会いに行くも口を聞いてくれず、ソニアは入院中の父親と顔を合わせられずマイクは刑務所にいる父親に暴言を吐かれて追い返された。その夜、町は酷い嵐に襲われる。施設では一瞬の停電と共に、カイルは電気に感電し気を失ってしまう。
リピーターズのネタバレあらすじ:承
目が覚めたカイルはすぐにその日の異様さに気が付く。それは食堂にいたソニアとマイクにも心当たりがあった。そしてその考えは的中する。3人はその日、前日と同じ周りの動きや行動、そしてスケジュールの中ほとんど同じ行動を取った。そして同じ結果になる。夜になり嵐が来る、そして朝がやってくる。また同じ1日が始まった。3人は同じ日を繰り返していた。どうやら同じこの日を繰り返しているのはこの3人だけ。皆何の疑いもなく同じ日で同じ行動、言動を繰り返している。
リピーターズのネタバレあらすじ:転
同じ日が繰り返されるということはその日の全てがリセットされるということ。それはすなわち何をしても次の日には元通りになるということ。強盗も恐喝も殺人でさえも。初めは暴虐の限りを尽くしていたカイル達。しかし次第に事の重大さに気付き始める。ここから抜け出さなくては。その為には彼らなりの「許し」が必要だった。カイルは妹への謝罪、そしてソニアは父親の過去の行いの許し。それはマイクも同様だったが、彼はその自由な1日から抜け出すことを拒絶する。
リピーターズの結末
マイクの挙動は次第に激しくなっていく。そしてとうとう殺人にまで手を染めてしまった。マイクは自分を裏切ったカイルとソニアをも手に掛けようと襲い掛かる。なんとか逃げ出すもその間にも彼は数人の人間を殺してしまう。マイクから逃げ出し病院へと辿り着いたカイルとソニア。しかしそこに一人の警官が現れる。その警官が告げたのはマイクの最後の悪あがきだった。彼はカイルの妹を人質に取り立てこもっていた。そして説得に向かったカイルの目の前で自身の頭を撃ち抜いた。カイルとソニアの1日は終わりを告げた。カイルは再び家族との絆を取り戻す。そして次の朝、マイクは再びあの朝に目を覚ます。
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