北国の帝王の紹介:1973年アメリカ映画。北国の帝王の紹介:大不況の影響で失業者が溢れた1930年代アメリカで、無賃乗車をする浮浪者と車掌との命をかけた熱い闘いが繰り広げられる。
監督:ロバート・アルドリッチ 出演:リー・マーヴィン(Aナンバーワン)、アーネスト・ボーグナイン(シャック)、キース・キャラダイン(シガレット)、ほか
映画「北国の帝王」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「北国の帝王」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「北国の帝王」解説
この解説記事には映画「北国の帝王」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
北国の帝王のネタバレあらすじ:起
北国の帝王1930年代のアメリカは大恐慌によって失業者であふれていました。そこには、各地を転々としながら職を求めるホーボーと呼ばれる労働者たちの一群がいました。彼らは無賃乗車を繰り返しながら街から街へと移動していました。そんな彼らがもっとも恐れたのが、鬼車掌シャックが乗る19号列車です。冷酷なシャックは、無賃乗車をしたホーボーを発見すると次々と残酷な手法で殺していったのです。
北国の帝王のネタバレあらすじ:承
ホーボーたちにとって19号列車は死を意味しました。そんな19号列車にいともたやすく無賃乗車をしてしまう、Aナンバーワンという男がいました。彼は「北国の帝王」と呼ばれホーボーたちの尊敬を集めていたのです。ある日、Aナンバーワンはシガレットという野心に燃える若いホーボーと出会います。シガレットはAナンバーワンに対して激しい対抗意識を持ち、「北国の帝王」の座を奪おうとしつこく彼につきまとい始めました。
北国の帝王のネタバレあらすじ:転
Aナンバーワンは、口だけは達者だが未熟なシガレットをうとましく思い、実力の差を知らしめるべく19号列車に対して予告無賃乗車を敢行することにしました。シャックは駅の給水塔に書かれた予告を見て万全の態勢待ち受けますが、Aナンバーワンは裏をかいてやすやすと乗り込んでしまいます。そしてシガレットも彼の後に続いて乗り込みました。相棒はいらないと突き放すAナンバーワンでしたが、次第にシガレットと共闘する形になっていきます。
北国の帝王の結末
Aナンバーワンとシャックの駆け引きが始まり、一進一退の攻防が繰り広げられます。しかし、シガレットの未熟な振る舞いが原因になって列車の機関士たちに犠牲者が出てしまいます。抜き差しならない状況になったことで、Aナンバーワンとシャックは直接対決することになってしまったのです。走る列車上で二人は武器を持って向かい合います。角材やチェーン、斧を使った死闘が始まりますが、闘いはAナンバーワンの勝利で終わりました。負傷したシャックは突き落とされ置き去りにされてしまいます。勝利を喜ぶシガレットをAナンバーワンは川に突き落とし、19号列車は走り去ってゆきました。
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