ナイト・アンド・ザ・シティの紹介:1992年アメリカ映画。1950年公開の映画『街の野獣』のリメイクとなる作品で、ボクシングに魅了されたしがない弁護士が、ボクシングの興行を成功させようと仕掛ける様子とその顛末を描いた人間ドラマです。
監督:アーウィン・ウィンクラー 出演者:ロバート・デ・ニーロ(ハリー・フェビアン)、ジェシカ・ラング(ヘレン・ナゼロス)、ジャック・ウォーデン(アル・グロスマン)、クリフ・ゴーマン(フィル・ナゼロス)、アラン・キング(アイラ・“ブーン・ブーン”・グロスマン)ほか
映画「ナイト・アンド・ザ・シティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ナイト・アンド・ザ・シティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ナイト・アンド・ザ・シティ」解説
この解説記事には映画「ナイト・アンド・ザ・シティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナイト・アンド・ザ・シティのネタバレあらすじ:起
ニューヨーク。しがない貧乏弁護士のハリー・ファビアン(ロバート・デ・ニーロ)はある日、フィル・ナゼロス(クリフ・ゴーマン)とその妻ヘレン(ジェシカ・ラング)が経営する行きつけのバー「ボクサーズ」で、フライ級ボクサーのサンチェスが喧嘩騒ぎを起こして男を殴ったという新聞記事を目にします。ハリーは早速サンチェスに殴られたゴーガンという男に連絡、自らが弁護人を務めるので告訴するよう提案します。しかし、サンチェスのバックについているのは大物ギャングのアイラ・ブーン・ブーン・グロスマン(アラン・キング)、フィルは勝ち目がないとハリーに忠告するも、ハリーはそのまま告訴の準備に入りました。
ナイト・アンド・ザ・シティのネタバレあらすじ:承
サンチェス側が示談を持ち掛けてくるだろうと考えていたハリーでしたが、意外にもサンチェス側は法廷で争う構えでした。ハリーはサンチェスと話をするためにボクシングジムへ向かいますが、そこでハリーはボクサーたちがひたむきに汗を流す姿を目にしてすっかりボクシングの魅力に取りつかれ、プロモーターになろうと決意しました。ハリーはブーン・ブーンの兄で元ボクサーのアル(ジャック・ウォーデン)の元を訪れます。アルは心臓の病を患って療養生活を送っていましたが、ハリーの口車に乗って手を組むことを約束、互いに力を合わせて古き良き時代のボクシングを復活させようと意気込みました。
ナイト・アンド・ザ・シティのネタバレあらすじ:転
ハリーはボクシング興行の資金2万5000ドルを調達するため、フィルから1万5000ドルを借りようと考えました。ハリーはヘレンと不倫関係にあり、ヘレンもフィルと別れて西海岸にある義兄のレストランを買って経営に乗り出そうと考えていました。ヘレンの協力を得てハリーはフィルから資金援助の約束を取り付けますが、予想以上に金がかかると知ったハリーは貸金業者ペック(イーライ・ウォラック)に融資の相談をするなどして金策に走り回る一方でアルと共に出場させるボクサー探しも行いました。ハリーがアルと組んでいることを知ったブーン・ブーンは、アルに何かあったらタダでは済まないと脅してきました。そしてブーン・ブーンはフィルに接触し、ハリーがヘレンと関係を持っていることを告げてしまいます。
ナイト・アンド・ザ・シティの結末
試合会場となるディスコも借りたハリーはフィルの元を訪れ、試合前日までに資金を用意してもらう手筈を整えました。ところが、試合当日になってフィルは元から金を払う気はなかったとのたまい、ヘレンとの関係のことで怒りを爆発させました。その場から逃げ出したハリーはペックの元へ立ち寄り金を借りると試合会場へ向かいました。しかし会場では、若者の挑発に怒って興奮したアルが心臓発作を起こしてしまい、そのまま息を引き取ってしまいました。もはや興行主になる夢も潰えて絶体絶命に陥ったハリーはブーン・ブーンの部下に追われ、銃で撃たれて負傷してしまいます。それでもハリーは救急車で搬送される際、ヘレンに西海岸で店を開く夢を語るなどしていました。
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