ムーン・ウォーカーズの紹介:2015年フランス,ベルギー映画。冷戦下、月面着陸計画の成功率が著しく低いことにかこつけて映画監督スタンリー・キューブリック制作の映画をダミーとして放映することに。ベトナム戦争帰りのCIA諜報員キッドマンは上長に言われるまま大金の入ったスーツケースを携えてイギリスに飛ぶ…。
監督:アントワーヌ・バルドー=ジャケ 出演:ロン・パールマン(キッドマン)、ルパート・グリント(ジョニー)、ロバート・シーアン(レオン)、スティーヴン・キャンベル・ムーア(デレク・ケイ)、ケヴィン・ビショップ(ポール)、ほか
映画「ムーン・ウォーカーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ムーン・ウォーカーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ムーンウォーカーズの予告編 動画
映画「ムーン・ウォーカーズ」解説
この解説記事には映画「ムーン・ウォーカーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ムーンウォーカーズのネタバレあらすじ:起
1969年、NASAは月面着陸計画が失敗した時の為に月面着陸の様子を写した映画を有名な映画監督スタンリー・キューブリックに撮らせて代用することにしました。ベトナム戦争から帰還したCIA諜報員キッドマンは大金を抱えてイギリスに飛びます。一方ロンドンで売れないバンドのマネージャーを務めるジョニーは、いとこのデレクに金を無心しようと彼のオフィスを訪ねます。デレクが不在の一瞬の隙に彼の面会の相手キッドマンなる人物が現れました。その大男はハリウッドの映画プロデューサーを名乗り、大金を用意したからキューブリック監督に会わせろと言ってきました。ジョニーはデレクになりすまし、同性愛者の恋人レオンをキューブリックに似せて再び面会します。大金の入ったスーツケースをだまし取り、ジョニーはこれを借金の返済と逃亡の費用に充てようとしました。
ムーンウォーカーズのネタバレあらすじ:承
ジョニーに金を貸した闇金の取り立てがジョニーの部屋に押し入るやいなやスーツケースごと持ち去ってしまいました。さらにレオンによるとキッドマンはプロデューサーではなく、CIAの諜報員だそうで、NASAの月面着陸計画失敗に際した代替措置として映画を撮りに来たとのこと。ジョニーは慌てて逃亡の支度を始めました。しかし騙されたと知ったキッドマンが部屋に入ってきて、ジョニーをひねり潰そうとしました。ジョニーは知人の映画監督に依頼するからと命乞いし、3人である人物の元へと向かいます。
ムーンウォーカーズのネタバレあらすじ:転
大きな屋敷の中にはヒッピーが思い思いに自己表現とドラッグを楽しんでいました。主の男はレナータスという巨漢で、彼に映画監督を依頼することにしました。ところが撮影クルーを雇うのにやはり大金が必要。ジョニーとキッドマンは闇金のアタマ、グレンのアジトに殴り込むことにしました。キッドマンの超人的な殺傷能力になすすべ無く、彼は金を奪い返しました。ある日、キッドマンはレオンの水キセルで大麻を吸ってみました。薬物耐性のない彼は頭痛を催し、ヒッピーの女性エラから錠剤を貰いますが、これもLSDというドラッグで、彼はめくるめく幻覚の世界でハッピーになってしまいます。
ムーンウォーカーズの結末
そんな折、ついにしびれを切らしたCIAがロンドンまでやってきました。屋敷の無秩序さに呆れながらもようやく映画撮影が開始されました。そして金を強奪され手下を殺されたグレンも黙っちゃいません。屋敷に押し入ると、CIAの面々と対峙しお互い発砲。全員が死んだ頃にはあたりは血の海になっていました。ジョニーとキッドマンは世知辛い世の中から逃亡しようと決意。スペインに逃げ延びた二人とレオン、そしてエラはレストランでアメリカの月面着陸が成功したのを聞くのでした。
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