何かが道をやってくるの紹介:1983年アメリカ映画。SF作家レイ・ブラッドベリの同名幻想小説をディズニー制作で実写映画化したSFダークファンタジーです。アメリカの田舎町に突如現れたカーニバル団。町に住む二人の少年が偶然にもカーニバル団の正体を見てしまったことから彼らは追われる羽目に…。
監督:ジャック・クレイトン 出演者:ジェイソン・ロバーズ(チャールズ・ハロウェイ)、ジョナサン・プライス(ミスター・ダーク)、ヴィダル・ピーターソン(ウィル・ハロウェイ)、ショーン・カーソン(ジム・ナイトシェイド)、ダイアン・ラッド(ナイトシェイド夫人)ほか
映画「何かが道をやってくる」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「何かが道をやってくる」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「何かが道をやってくる」解説
この解説記事には映画「何かが道をやってくる」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
何かが道をやってくるのネタバレあらすじ:起
アメリカ・イリノイ州の田舎町“グリーン・タウン”に住む二人の少年ウィル・ハロウェイ(ヴィダル・ピーターソン)とジム・ナイトシェイド(ショーン・カーソン)。家も隣同士で大の仲良しな二人はある秋の日、町を訪れた避雷針のセールスマンから謎めいた避雷針を譲り受けました。その夜、町に何やら不思議な巡業中のカーニバル団“クガー&ダーク魔術団”が汽車に乗ってやってきました。汽車の音を聞いたウィルとジムは家を抜け出し、カーニバル団が巨大なテントを設営する場面など一部始終を目の当たりにしました。
何かが道をやってくるのネタバレあらすじ:承
翌日、町はカーニバル団がやってきたことに沸き立ち、テントにはたくさんの人々が訪れて一見賑わいを見せていました。カーニバル団最大の目玉は巨大な回転木馬でした。しかし、カーニバル団に何やらきな臭さを感じ取ったウィルとジムは夜を待って再びテントに潜入すると、逆回転する回転木馬に乗ったカーニバル団の共同経営者ミスター・クガー(ブルース・M・フィッシャー)がみるみるうちに若返り、遂には自分たちと同世代の少年の姿にまで若返ってしまいました。ウィルとジムは慌てて学校の担任フォレー先生(メアリー・グレース・キャンフィールド)に相談しますが信じてもらえないどころか、二人はカーニバル団の団長ミスター・ダーク(ジョナサン・プライス)に狙われてしまいます。
何かが道をやってくるのネタバレあらすじ:転
秘密を知ってしまったウィルとジムはカーニバル団から差し向けられた奇形の人間たちに追われ、図書館の館長であるウィルの父チャールズ(ジェイソン・ロバーズ)に匿われます。二人の話を信じてくれたチャールズもまたカーニバル団にただならぬ気配を感じ取っていました。カーニバル団の実態は、行く先々で観客をさらっては骸骨人間や小人などといった奇形の姿に変え、カーニバルの見世物としてこき使っていたのでした。そしてカーニバル団の回転木馬は通常回転すると乗った者は年を取り、逆回転すると若返るという魔法の装置だったのです。ダークは数百年前から回転木馬で若返りを繰り返して生き続けてきたのです。
何かが道をやってくるの結末
図書館は奇形の者たちに襲撃され、チャールズは傷を追いウィルとジムは連れ去られてしまいます。しかし二人は反撃を開始、クガーを回転木馬に乗せて操作盤を破壊、クガーは暴走して高速回転する木馬の力で急激に老化し、最期は灰となって砕け散りました。ダークは回転木馬を修復して少年に若返り、警察の捜査を逃れようとしましたが、チャールズはカーニバル団の弱点を突き止めていました。それは、人々の“恐怖心”を糧にしてきたカーニバル団にとっては対極となる“人々の笑顔”でした。チャールズはダークを捕まえ、笑顔と自愛を持って抱きしめたところダークは力尽きて絶命、それまで徘徊していた奇形の者たちもことごとく消滅していきました。ウィルとジムたちは回転木馬に未練を残しつつも破壊する選択をしました。
この映画の感想を投稿する